「正しいこと」は立場と見方で変わる?正しいことって何なのかをアリになって考えてみた

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わたしは仕事前の朝、公園でウォーキングをする場合があります。

何のへんてつもない公園です。本当に小さなことですが、いつも何か想うことがあります。

「いったい、この場所って誰の場所なんだろう」って思ったので、その辺をちょっと書いてみましたよ。

 

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公園に落ちているフンは誰のワンちゃんだ?

公園をウォーキングしていると、たまにワンちゃんのフンを見かけます。ふみたありません。地面とニラメッコしながら歩いてしまいます。

 

1つの公園をある程度使っていると、公園に集まってくる人を覚えてしまいます。

 

「あの人は手ぶらで歩いてるからあの人が犯人なのではないか?」

「自転車に乗りながらリードを引っ張るあの人ではないか?」

「いや。実は見かけはセレブだけど本当はあの人ではないのか?」

 

「一体誰がフンの始末をしていないのだろうか・・」

あらぬ詮索(せんさく)をしてしまったりします。

もっと歩くことに集中した方がいいけど、やっぱりグニャッとするのはイヤですからね。

公園はみんなの共有スペースです。出来ればキレイに、ちゃんと使って欲しいものです。

 

その前に、フンは悪いのか?

でも、よく考えてみればフンは自然の産物です。人類がつくり出した有害物とはちいます。放って置けば自然に帰り、多くの恩恵を与えます。

 

植物や虫にとってはありがたい自然エネルギー源です。

 

「こんなに一杯のフンをありがとう。他の人間共はケチだからフンを持って帰ってしまうのですよ」

と、悲しんでいるかも知れません。

 

立場が変われば言い分もかわります。

「フンは汚い物」と人が決めつけているだけなのです。

 

でも人には人のルールがあります。公園を使う他の人のことを考えると、フンは持って変えった方がいい。

 

犬のフンを見る様になってから私は、新しい習慣を身に着けました。それは、

「虫も生きている」という活動です。

 

本当にバカバカしくて、そんなのブログの記事にするなよ!って言わないで聞いてくださいよ。

どんな行動かというと、

ウォーキング中に地面をはう虫を、ふまない歩き方です。

 

「1・2・1・2」と歩幅を意識ながら一定の速度で私は歩きます。

リズミカルに歩くと脳内にセロトニンが出やすいと聞いたからです。セロトニンは自律神経のバランスを整えてくれます。

 

↓セロトニンについて書いてあります。よかったら読んで見てくださいね。

リンク泣くのを我慢するのはもったいない?「なぜ人は涙を流すのか」の理由を解説

 

 

話しをもどします。

 

すると、小道にアリが現れることがあります。

 

「1・2・1・2・おっといけない、アリさんをふみつけるところだッ」

という感じで、アリさんをふまないように歩きます。時季によっては、芋虫やミミズなんかもけっこうな割合で通路を横断しています。

今まで全く気にも止ませんでしたが、地面を歩く虫って結構いるものですね。

 

こうやって自然を感じることも、精神のバランスにとっては薬になったりします。

 

そもそも公園は誰の所有物?

考えてみると、この虫たちは公園に住んでいます。虫たちからすれば人間は「よそ者」です。

その「よそ者」が、我が物顔で大手をふって歩いているのです。さぞかし悔しいことでしょう。

 

「みんな!ちゃんと列について来ているかい?」

列の先頭のアリさんが後ろを歩くアリさんに話しかけました。でも一向に返事がありません。

ふり返って見ると、人にふまれてペシャンコです。これではアリはたまりません。

 

人も恵みを与える

そんな人間たちでも、たまに恵みを与えてくれます。それは、

「ゴミのポイ捨て」です。

お店で買った食べ物の袋を公園に捨てて行く人がたまにいます。人にとってはモラル違反です。公園を使う人達にとっては悲しい行動です。

 

しかし、虫たちにとってはどうなのか。

 

さっきの「犬のフンの始末をしない人」と同じように、アリにとっては天からの恵みになります。なぜなら、虫にとっては食料や隠れ家になるからです。

そう考えると、何が正しくて何が正しくないのか分からなくなってしまいます。

 

そんなアホなことを考えながら歩いていると、あっという間に歩くノルマが達成です。仕事がはじまる時間がやって来ます。

 

さ~今日も会社の人間関係が待っています。

ウォーキングでセロトニンを出したことだし、気持ちがポジティブになったところで、この辺で、お開きにしたいと思います。

 

おわりに

生態系、食物連鎖の最上階に立っているのは人類です。人には地球を管理するという重大な責任があります。

虫や微生物や小さな生き物たちによって私達は生かされています。

生命について、ちょっとだけですが、意識した一日の始まりになりましたよ。

 

エッセイ
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