今回わたしは、ある家電量販店で買った商品が初期不良だったので、新しい商品と交換することになった。
ところがその対応が少し残念に感じたのでネタにします。
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14年使ったエアコンが故障。購入は決算時期が狙い目
14年以上前に購入したエアコンがついに壊れた。仕方なく石油ストーブを約11年ぶりに引っ張り出して急場をしのぐことに。
壊れたエアコンがある部屋はリビング。となりはキッチン。もちろん壁は無し。2つ合わせると約17畳。そうなると18畳用以上のエアコンが必要になる。これは自分にとっては痛い額。
これもあるあるだけど、何で広い部屋にしてしまったのか・・と後悔が頭をよぎる。
エアコンが壊れた時期は12月。わたしは最寄りの家電量販店に足を運んだ。
そして店員さんを捕まえて工事について確認。すると案の定、数日後には工事できるらしい。夏だったらそうは問屋がおろさない。
クオリティは低いがストーブはある。そしてわたしは前々からエアコンは電気代がかかっていたことが気になっていたし、ヤカンでお湯を沸かせるメリットも。
これはいい機会だと考えて、あえて石油ストーブライフをエンジョイすることに。
気温が高くなってからでは遅いし3月は決算期。家電セールのタイミング。実際セール中だったので、2月中旬に購入した。
エアコンの初期不良は強制的に交換
エアコン設置日は商品を買ってから3日後。家電量販店から委託された業者の人が2人でやってきた。
一人は室内のエアコン本体を担当。もう一人は外の室外機を設置。
で、実際にエアコンを壁に取り付けて、ほぼ設置完了に差し掛かった時だった。
「あれ?曲がってますね」業者の方はエアコンの外側の形状が歪んでいたことを発見。
続けて「これは初期不良ですね」とのこと。
どうなるのか・・?とわたしは様子を見ることに。
見た目も、言われないと気づかないレベルだし、気にしない人は気にならないのだろう。
空気をよんで「それでもいいですよ」と言ったほうがいいのか?何とも気まずい空気。
ここまで設置して、またやり直しも大変だろうし、自分としても、また工事日の調整も必要になってくるし・・と、あれこれ空想。
「まぁ機能的には問題はないのでしょうね」と話しかけると、「いえ、これは交換です」ときっぱり返答。
担当者は販売元に電話をかけて、何やら会話。そして再工事の日取りは最短でも2日以降とのこと。
結局3日後に、別の新しいエアコンを改めて設置する流れになった。
そしてエアコンはまだ設置は未完成状態だったことや、せっかく取り付けたエアコン本体を外してから、また取り付け作業も面倒だと思う。
暖房はあるし、冬は冷房の出番はない。なのでわたしは「取り付けなくても構いませんよ」と話かけた。
すると工事担当者は「暖房を使われることがあるかも知れませんので、取り付けて置きます」と返答し、使える状態にして作業を終え、帰って行った。
嫌な出来事は自分の成長につなげるいい機会
機能に問題がない商品を交換してくれたのに、なぜわたしは残念だと思ったのか。
それは、エアコンを購入した家電量販店側から、一言も謝罪の言葉が無かったからだ。
わたしは威張りたい訳じゃない。逆にサービス業に対して「こっちは客だ。金払ってんだからサービスして当たり前」と考えて、行動する人を好きになれない自分がいる。
別にわたしは「いい人です」アピールするつりはないが、実家が商売をしていたせいもあり、その立場を共感痛感しているくらい。
だからこそ以前のわたしだとしたら、心中穏やかでは居られなかったことだろう。
てっきりわたしは工事終了後、改めて家電量販店の方から謝罪があると思っていたが、連絡はなかった。
再工事の件も工事担当者さんが仲介に入っているので直接会話もない。
その後に電話があったのは再工事の日の午前9時過ぎ。
「〇〇電気、工事担当の〇〇です。〇〇時〜〇〇時の間にうかがいます」と、やる気のない声で業務連絡だけ。
「先日は大変失礼しました。改めて工事させて頂きます」的なお約束の言葉はなし。
それでも全く怒りは湧いてこない。ただ起きた出来事をながめるだけまでに成長した様だ。
「いや、そこは怒る部分でしょ?」や「値引き交渉とかすれば?」や「お詫びの品をよこせ」と思う人もいるかも知れない。
だけど人の弱みにつけ込んでも、長い目で見ると、いいことはない。事実、対処してくれたのだから何もしない方がいい。これが一番の得策だとわたしは思う。
なぜなら人は「投げかけたものが返ってくる。許す者は許される。裁く者は裁かれる」つまり、与えたものが返ってくる仕組みになっているからだ。
わたしはこの件が起きた当初、ブログタイトルとして「【〇〇電気】その初期不良の対応は賢いのか?」や「〇〇電気の将来がヤバい件」など、実名を出そうと考えていた。
頭にきてSNSでハッシュタグつきでその件を拡散する人もいることだろう。でもそんなことをして一体、誰が得をするのだろう。
そもそも商品の形状が歪んでいることは、梱包されているダンボールを開いてみないと分からないので販売元に罪はない。
責任はメーカーなのか?輸送なのか?は不明。販売店としても、面倒事なのだろう。
もし不満があるのに新品に交換してもらえなかったとしたら、世に問うことも有りだと思う。そやって昨今、悪るい状態は改善しつつある。
確かに工事日と再工事日の2日間、わたしは時間を失った。初日は午後だったので会社を早退しているし、2回目の日も、家から出られないストレスはあった。
わたしは予定があると、そのことで頭がいっぱいになって何も手につかないタイプでもあるので、嘘でも「ご迷惑をおかけしています」その一言があれば救われたと思う。
そうはいっても実際、エアコンは新しく取り替えられたから、それでいいではないか。
怒りは血圧を上げネガティブな感情に汚染され自分を傷つけるだけ。
自分を守るためにも心の振れ幅はできるだけ少ない方がいい。そして、そういう顔つきになってしまう。
もしわたしの件(謝罪なし)と同じ様な対応をし続けていけば、「商品交換・謝罪なし」の未来が自然とやってくることだろう。
それでもお店が存続しているとすれば、それは世の中が必要とされていることになる。
なので、自分が嫌だと感じたら、利用しなければいいだけの話だ。
おわりに
「物事とは無色透明で、起きた出来事に対して、その人の思い込み(固定観念)によって、あれこれ意味づけをしているだけ」ってよく言うけどまさにその通り。
ちょっと熱く語ってしまったが、新しいエアコンに取り替えたので、これで10年は安泰かな。
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