会社よ変われ!一社員が抱く疑問は現状をデータ化して報告せよ

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誰が見ても分かる

「本当はこっちの方がいいんだよね・・」って思っても、平社員や現場スタッフの立場では勝手な行動はできません。

 

「やっぱりこのルールおかしくねぇ?」毎日おなじ場所で同じことを繰り返している当人なら、何らかの変化に気づくはずです。

 

でも仕方なく会社の方針に従い、同僚と愚痴ったりするだけで、そっとその疑問にフタをする人も少なくないのも現実ではないでしょうか。

 

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プロが疑問を持つことは正常な感覚

社長だって上司だって店長だって現場最前線で働いている人がプロなことは既に承知のことです。だから安心して任せられるしお金を払う価値があるのです。

 

でも中々行動に移せないのは仕方ない事情なんですよね。

 

「黙って従っている方が楽だもん。まちがっても責任はとれません。日本には縦社会と忖度(そんたく)ってやつがいまだに根付いているんです」という意見もよく分かります。

わたし自身も同じ様に社畜風情真っ只中にいるからです。

 

 

だからといって泣き寝入りして服従していればいいのとはちがいます。

 

底辺にいるあなたがいま出来る小さなこととは、正しい情報を上(仕組みを作る人)に声を上げることだと思うです。

 

現場で起こっている変化とは言わば情報です。その情報(変化)を活用するのは経営者サイドです。

 

しかしながら正しい情報を集められるのは他ならぬ最前線にいる現場サイドなのは事実です。

そして人を動かすにはそれ相応の理由や理屈や証明する何かが必要という分けなんですよ。

 

「これまでの傾向」と「いまの現状」を主観で言っても通用しないなら?

コンピュターが週末の天気予想ができるようになったのは、過去に積み上げた膨大な過去ログ(データ)があるからです。

 

そして会社の未来もおなじです。一社員のカンでは社長は思考できません。「女のカン」や「刑事のカン」だけでは通用しないのです。

 

常に信頼できる証拠とは犯人を示す科学的なデータです。証言が証拠能力として低いのは人の記憶は曖昧だからです。

 

先程もいいました。正しい情報とはデータのこと。数値化されたものは誰にでもおなじように情報といて示してくれます。

 

そうなんです。分かって欲しいなら、出来るだけたくさんの情報を集めて、誰もが理解できるまでに落とし込んで伝えることなんですよ。

 

「いままで通りではダメ」ってことを分かりやすく説明する

たとえばあなたは「街の中華料理屋さんで働いている」と仮定します。

 

■いままでは

立地条件もよく近くにライバル店もいなくB級グルメ好きなファンがいた状況によって大繁盛を収めていた。

■最近の注文の傾向

ところが、近頃何だか売上が減ってきた、とします。

 

従業員の気づきと主張

現状:年齢層が変わったのは、常連さんの年齢が高くなった事情がある

提案:サッパリとした薄味のメニューを追加すべきでは?

数値化:一日の来客者数と年齢や性別や注文歴を通知化して見せる

 

現状:近所のライバル店に客が流れたのは、TVやネットで紹介されたから

提案:なぜ紹介されるお店なのかを調査し活かす(便乗するか差別化などの判断)

数値化:地域に住む人や通う人の動向なども数値化して見せる

 

現状:美味しいのになぜ客が減ったのか。世間の流行や時代の流れ、変化があったから

提案:もうこの辺で地域の人の口にあったもの(求めるメニュー味付け)を出しましょう

数値化:供給(いまでのメニュー)に対しての需要(お客さんのメリット)がつり合わない総合的なデータをはじき出す

 

現状データ:季節によってもそれに見合った対応を示す。など・・

 

まとめると

簡単なはなし、「いまの時代の、この時期に、この場所で、コッテコテの中華じゃダメなんです!オレはもう作りはない!」

 

ではなく、

 

「かつて近所にあった工場や土建屋さん(労働者)はなくなってしまい、そこに出来たのは女性が多く働く複合ビルです。」

 

もうこの辺でガッツリ系をやめて、ちょっとオシャレなメニューを開発して、お店も女性が入りやすくした方がイイのでは?」

 

「相手は女性です。仕事で疲労、家に帰って料理したくない日もあるでしょう。テイクアウト商品も作っちゃいましょうよ?」

 

って提案して数値化したデータをしめせば経営者に伝わりやすいって思うのです。

 

たしかにデータによって得られるメリットもあることでしょう。

かといって勝手に味付けを変えてしまってはマズイ状況も秘めています。いまでの常連さんを失ってしまうことにもなりうるからです。

 

大事なのは総合的に客観的な判断をすることです。そしてお店の責任者とはオーナーです。最終的には経営者の判断になると思うのです。

 

おわりに

提案を受け入れる側も人間です。人は感情の動物です。結局は人柄もおおいに関わってくるでしょう。

 

でも街の小さなお店とはちがい大きな会社組織だと、ちょっと難しいって思いますよね。

 

パワハラを受けたり、どこかに飛ばされたり、社内イジメの対象になるリスクも恐れてしまうところでしょう。

 

しかしながら、どこの世界にも世渡り上手はいるものです。同じことをやってもなぜか通用してしまう人っていませんか?

 

そんな人の態度や人柄は参考になる場合もあります。

「それが面倒だし、自分の理念に反するから現状維持でもイイ」って言われたらそれまでですが・・・

 

聞く人の性格や立場なども考慮して、ここは1つ賢くなって相手に分かりやすい様に示してあげることも有りだと思うのです。

 

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