いま(2017年)わたしの会社で問題になっていることがあります。
- 職場の高齢化
- 次の担い手が育たない
もっと言うと、
- 年を取っても辞めやしない
- 若い新人が正規の仕事につけない
という順番待ちの問題です。
誰だって慣れた仕事で働きたいものですからね。でも現役世代にとっては毎日のことですから本当に切実な悩みになっています。
定年延長によって損する人や得する人がいる状況の中、いったいこの人たちにはどんな事情があるのでしょう。
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なり手が少ない人材はどんな人でも貴重?という考え方が会社をダメにする?
まずは「いまわたしの職場で起きている問題」を簡単に説明します。
- 求人募集しても思った様な人材が集まらない(特に若い人)
- 入っても直ぐに辞めていく
理由は様々です。3Kの職場もあれば、楽だけど安月給という事情もあったりします。
なのでその対策として定年延長で業務を維持している。そのことによってさらに問題が悪化しているというわけです。
真の問題とは?
定年後、再契約者たちは必要以上の仕事をしない(そもそも技能が無く出来ない人もいる)それどころか現役世代の足を引っ張るような仕事ぶりをしているのが真の問題です。
なぜやる気がないのかといいますと、給料も下がりモチベーションがないし、年金もあるからお金に困ってないし、会社が倒産しようと知ったこっちゃないからです。
そもそも人間性に問題がるのが正しい表現と言いたいです。
そして、いい人ほどサッサと辞めてしまう・・
「憎まれっ子世にはばかる」というのは正にこのことです。
会社としても板挟み?会社は利益重視
会社としても定年世代を雇うのは人件費の節約になります。仕事で足りない分は現役世代にカバーさせればいいって考えているからです。
40歳も過ぎると再就職口は厳しいのが現状です。「どうせ辞めないだろう」とう思惑もあり年配者を優遇しているとしか思えません。
新人と再契約者との椅子取りゲーム
そんな中、数か月前、久しぶりに若い人材がわたしの部署に配属されました。ところが当然ながらイスはありません。
イスとは決められた仕事のこと。さっき書いたように定年を過ぎても辞めない人がいるという意味です。
会社としても急に辞められても困ります。若い人を後継者として育てるために取りあえず職場に放り込んだという次第です。
「辞めようか」と悩む新人
「オレ何のためにいるんっすか?」って思うのは当たり前の気持ちです。どう見ても、補欠要員状態だからです。
新人がやらされている仕事内容とは、その部署の中心とした仕事ではなく窓際的な仕事ばかりなのと、この職場問題に気がついたからなのでしょう。
とはいえ新人ですから下積みも大事な仕事なのは間違えないはなしです。
たしかに特殊技能が必要な職場ではありますが、資格を持っていれば誰だってできる仕事内容です。
しかもその新人は前の職業も同じで超即戦力。本人がいら立つのは当たり前の心境という分けです。
そんな中、動かない年配者たちを新人が見たらどう思うのでしょう。
「いいから早く交代しろ!」
本人にしても現役世代のわたしたちにしても考えは同じです。
死ぬ気で働け!っ怒っているのではありません。
やる気もない、お金にも困ってない、身体もついていけないのなら、この辺で身を引いてはどうですか?っと提案しているのです。
何も会社を辞めろっていっているのではありません。この新人と持ち場を代わってやれよ!っていいたいのです。
わたしたち現役世代や管理職の立場の人は年配者と新人のフォローで板挟みになっています。
やり甲斐があるのなら別ですが、移動しても給料は変わらないし、仕事も楽になるのだから、もうこの辺で道を譲ってはどうでしょう。
なぜ年金を支給されても中々会社を辞めないのか
定年を過ぎた人を会社は簡単に切ることはできない法律になっています。年金をもらうまでのあいだ収入がない状態になってしまうと生活に困るからです。(2017年現在)
そんな中、生活に困るからという理由ではない人が会社に居座っているケースもあったりします。
収入が減ったら生活水準が下がってしまうでしょ!
美味しいものは食べたいし、温泉に行ったり、趣味にお金をかけたいと思うはずです。
急にランクを落とせといわれても、それは無理な話なのは若い人も同じことでしょう。
退職金をもらったからといっても、この先何があるのかわからない。
借金も難しい年齢ですから収入源が確保できるのなら、なり振り構っていられません。
子供や孫たちに相手にされるにもお金は必要なアイテムになるからです。
たしかにお金が無いのに会社を辞めろっていう意見を非難する気持ちもわかります。でも、いままでどんな金遣いをしてきたのでしょう。
収入が減った現在、自己努力はなさっているのでしょうか。まさか、贅沢を自粛したりギャンブルやタバコを辞めてから主張しているのでしょうね?
会社にいればいままでの地位を維持できるから
定年によってその肩書はなくなったとしても、元部下や後輩としては指示するのをためたってしまうこでしょう。
後輩としては世話になった先輩です。助けたれたことだってあるはずですからね。
たとえ身体はおとろえたとしても知識を持っています。「もしかしたら困ったときに必要になってくれるかも知れない」って思うと邪険にはできないでしょう。
もしその弱みを利用して自分の威厳を保った働き方をしている先輩がいるとしたら、会社にとって本当にプラスになるのでしょうか?
会社を辞めても、やることがないのよ
「毎日が退屈だ」先に会社を辞めた仲間などから話しを聞かされているのもよく聞くはなしです。
最初は自分がヤりたかったコトをするかも知れません。でも毎日が休日に対してそれを楽しめるのでしょうか。
「また同じような刺激のない明日がやって来るだけ」という自分を想像したら、働きすぎ日本人にとってはある意味苦痛な毎日です。
とは言っても定年で会社を辞めてもやることがないのは自己責任です。いままでいったい何をやってきたのでしょう。
そんな個人的な想いのために会社に残り続けるのはぜひともやめて頂いきたいものですよね。
という訳で、
自分の利益だけを考え、現役世代の足を引っ張るような人たちは、法律によってその立ち位置が決まることを願う次第です。
おわりに
この新人は「老いた親」と「未就学児童」の家族を養わなくてはなりません。
「将来何があのるか分からないから取りあえず働きたい」という年配者の思惑とはちがい、いま、お金が必要な状態です。
何とか我慢して踏みとどまり会社を辞めてほしくはありませんが、新人にも人生があります。年齢的にも悩むところでしょう。
しかしながら、定年後再契約者がいつまでも一軍にいては次の「にない手」はいつまでも2軍のままです。
走りつづけて疲れ果てたリレーのいち選手(戦力外)がバトン渡さず逃げ回ってもチーム(会社)がこれから先も生き残れるのでしょうか。
チームの今後を考えた会社の方針へと早いところ変えてほしいと言ったところです。
▼何とか楽して働こうという年配者たちとの葛藤
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