- 会社は仕事をする場所だ
- 会社の利益に貢献すべき
- やり甲斐を見つけ、成長すべき場所
誰もがそう考えていれば何も悩むことはないでしょう。なぜなら、みんな同じ地図を元に新大陸を目指しているからです。
ですが、本当はラーメンが食べたいのにもかかわらず、仕方なく寿司屋に入る人はいないのでしょうか。
「会社に対する想い」は人それぞれ。誰もが会社に忠誠を誓ってはいない
まず大事なのは、
- 「会社とは?」についての答えは人それぞれ違うってこと
- この人間は「どう考えているのか」を知ること
「部下は会社に何を求めているのか」相手の思考を指し図る賢さも上司に必要なスキルです。それは部下じゃなくても、相手に対してならどんなケースでも応用できるはなしのはず。
もし、会社以外プライベートでも同じ様に自分が望むものを手に出来ないでいるのなら、ここは考え直すいい機会だと学習するときです。
なぁ~んて偉そうに言ってるけど、わたしは上司になったことありません。リア充しているわけどもない人間だったりもします。(^.^;
けど、だからこそ見えるものがある。
色んなタイプの上司や「上司VS部下」の争いなどをはたから見ていると、「ソレじゃ上手くいかないでしょ?」って分かるような気になったりするのです。
「人は基本的に自分本位になってしまう生き物」ってことを理解すると、すっごく生きやすくなりますよ。
上司となればいつまでも平社員の様にはいきませんよね。
- 上司にも、また上司がいる
- 会社からの期待・業務成績
- 取引先・お客様・関連会社や社内組織のしがらみ
- 部下の教育・統率
わたしも同世代の管理職の人から、悩みや愚痴を相談されるので気持ちは理解してるつもりです。
板ばさみな境遇は辛いだろうし、やることもある。手を抜けない部分もあるし、色々と判断に悩む立場だとは思います。
けれどコレ。上司としてのあなたの都合ですよね?
一方、部下は何を考えて会社に来ているのでしょうか。その社員が「何を大事にしてるのか」について思い当たることを書き出してみましょう。
■例えば
- 生活のために働いに来ている
- なりたい職業につけて感謝している
- 自分のプライドを誇示するタイプ
- 出世する気満々
- 行くところがない。仕方なく会社にいる。いつでも辞めるき満々
- なるべく楽してお金だけ欲しい
- プライベートが中心。最低限の生活費を稼げればいい
- ダブルワークをしている。仕事はそこそこで切り上げたい
まだまだあると思うけど、こんな感じでしょうか?
結局は相手を知ることで大抵の問題は解決します。なぜなら人は自分を理解してくれる人間を好意的に感じるから。
怒っている人、悩んでいる人、悲しんでいる人に耳を傾け、親身になって話を聴いてあげるだけで本人はすっごく楽になるからです。与えられると返したくなるもの。
やり返す人もいます。萎縮(いしゅく)して失敗してしまうタイプもいます。
相手の事情も知らず頭ごなしに「仕事しろ!何で出来ないの?指示通り動け!」では、人は心から動かない。
「いえいえ、会社とは仕事をする場所。上司が指示をして業務を回すもの。個人が好き勝手してはチームはまとまらない」って思うかも知れません。
部下は道具じゃないんです。血の通う心を持つ人間です。やったこと、言ったことは覚えています。
人付き合いは長い目で見て対応すると上手くいく。これは、わたし自身、職場のいざこざを見てきて分かった普遍的な法則です。
- いま目の前の失敗を指摘して部下の気持ちを傷つける
- 成功するまでの道のりとして寛大になる
「どっちが得なのか」をイラッとした瞬間、自分に問いかけてみましょうよ。
甘やかしは良くないです。けれど、その甘えでさえ本人は「普通のこと」だと思い込み相手に理解を求めるもの。それが人間というものです。
さっき書き出した「相手の立場や会社へニーズ」を考えれば「しょーがないかもね」って思えるものですよ。
部下だった頃の自分を思い出してましょうよ。
なんせ人は皆、生まれも育ちも受け継がれた遺伝子さえちがうのですからね。この「前提」ってやつが大事なんですよ。
おわりに
まとめると、人には人の都合があって、それはみんな人それぞれちがうのです。
- 相手を理解するには
- 相手を知ること
- 知るためにはコミュニケーションが大事
- それには、相手の価値観に歩み寄ること
- 相手のニーズを知るには、会話はかかせない
- 会話をしてもらうには、部下が話しかけやすい人柄を心がけること
あなたは部下に選ばれる商品です。そして部下は大事なお客様。そう考えると全て丸く収まります。
相手に自分を理解してもらうには、ます相手を理解してあげることが先に来るってのをやってみることです。
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