正直と誠実こそが成功の近道か?間違った集団行為に流されてはいけない!

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大通りは安心の道なのか?

会社で働いていればちょっとくらいルール違反をしているかと思います。バカ真面目では窮屈だし、自分たちが活きやすい環境に変えるのも、ある意味大事ですしね。

ですが「ものには限度」がありまります。このままではいけない気がして、独り立ち上がる人もいることでしょう。

ですが多数派がそれを許さなく、負けてしまう人もいるかと思います。今回の記事は、そんな人へのエールになっています。

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正義を貫くのは難しい。けど「いい事」の邪魔をする人を信じてはいけない

どんな世界でもズルやインチキや卑怯なことは少なからずあるものです。この世は天国ではありません。所詮ルールとは人がつくったもの。神様ではないからです。

かといってルールや倫理違反をしてもいいのでしょうか。わたしは違うと断言します。なぜなら、コミュニティーとは決まりを守ってこそ正しく機能するものだからです。

そして会社とは営利追求する場所。労力で利益を生み、少ない損出におさえること。それなのに利益を減らし、損失を出すのは有害なだけです。

たとえば、社員が仕事をサボれば何も生産していな状態です。その分、他の人が多く働くことになります。

さらに、何もしないで残業すれば会社はもっと損をします。と同時にその社員は、ただでお金がもらえてしまうのです。もしこれが認められたどうなってしまうのか。

損失とは”手抜き”や”ズル”の様な非生産的行動だけではありません。ルール違反することで重大な損害をももたらします。

たとえば、AI管理の食品加工のマニュアルが衛生の都合上「ちがう二人が、それぞれ一回ずつ商品の安全確認をする決まりになっている」のにもかかわらず、時短のため「見なかった」とします。

当然、手抜きをした社員は楽です。時短によって早く退社も出来ちゃいます。

ところがもし、その商品に異物混入していたとしたら問題になるでしょう。当然そこで働くあなたも責任追及はまぬがれない。

そんなことはダメなことだと知っています。避難されても、たった1人だけでも確認作業をすることでしょう。

「正しいことをして、いい職場を築こうよ!」と立ち上がると、反対者が現れこういったりもします。

「AIだから心配ない。いままで問題も置きてない。それより、〇〇さんを早く帰してあげようよ。小さい子が泣いている。かといって早退では稼げない。なぜショートカットを反対するのか。君ってひどい人だね。みんなはどう思うのか」

と世論を味方につけるのです。

そこで著書『すぐに結果を求めない生き方』から一文を引用します。

かつての国難は、外国と戦うことでした。しかし、いまは外敵がもたらす国難ではなく、国民の良識そのものが崩れて、内部崩壊しつつあるという国難です。P79

社内事情と歴史を比べるのは少し大げさかも知れませんが本質は同じです。もし問題が起きれば会社は無くなってしまうかも知れません。それこそ働く場所を失ってしまうのです。

さらに引用してみます。

おかしなことですが、誰かがいいことをしようとすると、必ず反対する人が現れます。それはどういう人かというと、社会の常識に反するといいながら、じつは「自分さえよければいい」と考えている人間が反対するのです。P79(一部加工)

結局「正しいことを貫こうとする人」を邪魔する人こそが、得をしたいだけなのです。だって楽して稼げるのですからね。そんな人の言いなりになってもイイのでしょうか?

そして常に多数派が王道で、少数派は間違っているのでしょうか。

マジョリティに流されてはいけない。マイノリティをつらぬく勇気を

自分の道は行く先は快適な世界

  • マジョリティ=多数派=大通り
  • マイノリティ=少数派=小道

しかしながら独り(1人)だけちがう道を行くのは不安です。なぜなら人は太古の昔から集団を形成して生き延びてきた遺伝子があるからです。

では「自分らしさ」をつらぬく少数派から、楽な多数派に入った方がいいのでしょうか。

けれどルール違反をする大通りに違和感で自分の小道を選んだはず。戻っても結局は罪悪感や将来の不安で辛くなるはずです。だってそれって嘘じゃないですか?

そこで著書『「普通がいい」という病』から引用していみます。

マジョリティの大通りは、不自然で窮屈な道です。人間はそれぞれユニークな存在なのですから、本来一万通りの道なき道があるはずです。にもかかわらず、大勢の人が通る大通りというものがあること自体、不自然なことです。P212

そうなのです、人は生まれも育ちも行きてきた道のりもちがいます。同じモノを見ても感じ方は千差万別。ちがっても当然。さらにこんなことも言っています。

大通りの人たちは、必ず徒党を組みます。彼らは、内に不自然さ、窮屈さを無意識的に抱いているので、どうにかしてそれを打ち消しておく必要がある。そうでなければ、自分たちの大通りが間違った道であることがバレてしまう。P213

井戸端会議を開いて変わり者を避難して結束を深める光景はよくある社内風景でわないでしょうか。標的は常に小道を行くマイノリティ。自分たちが正しいことを確認して安心したいのです。

結局、ズルいことや楽で無難さを強要する人に肩入れしても何にもなりません。そんことよりも自分の小道を行く方がストレスを減らせます。

経営者の視点に立って会社運営した気になれ!

さっきも言いましたが、個人が得するために会社に損失を出すのは、自分たちのためにはなりません。なぜなら自分で自分の体を食べている様なものでからです。(๑´ڡ`๑)

みんながみんな経費をごまかして私腹を肥やせば、やがてその会社は消えるでしょう。なぜならコップに穴が空いている様なものだからです。

自分一人だけなら大丈夫と制限なく魚を獲ってしまったら、やがてその漁場に魚はいなくなるのです。なぜなら稚魚が育ち子供を産む前に獲ってしまったからです。正に「入会地の悲劇」です。

そしてサラリーマンの金運アップの近道は出世です。

そこで著書『10年後、金持ちになる人貧乏になる人』の本文の中で、「経費を節約すると、出世運が上がる」と言っています。気になる部分を引用してみます。

ハッキリ言おう。経費をごまかす人は「稼ぐ人」にはなれない。お金持ちは、お金に関して驚くほどキチンとしている人が多い。例外はあるだろうが、わたしの知り合いはみんなそうだった。P97

わたしはお金持ちとかかわることは無いので、「そういうものなのか」としか言えません。でもニュースで知るかぎり”金に汚い経営者”の末路は敗北に終わっています。

さらにこんなことも言っています。

お金にキチンとしている人は、ある種の「品の良さ」がある。そういう人がお金に好かれるというのは、理屈では説明できない説得力のようなものを感じるのだ。信用できない人のところには、人は集まって来ない。当然、人が集まらなければ、お金だって集まらない。P98

人は歳をとるほどに性根が顔に出るものです。あの”卑しい笑いジワ”を見抜けない人がいるのでしょうか。

ズルいことをする人です。「他でもやっているにちがいない」って疑いたくなるのが人情です。罪の片棒を担がされて得は無し。賢い人はきっと近づかなくなるのでしょう。

最後にもう一つ引用してみます。

「自分だけ、ちょっと得をしよう」と思ってやったことが、対局的に見れば、大きな損失をしていることに、まるで気づいていないのだ。P99

平社員とは言え、共同経営者にかわりありません。小さなほころびから大きなダムは決壊する様に、ちょっとした隠ぺいや不祥事から追い込まれた大企業もありました。

正しいことを独りが貫くのは並大抵のことではありません。だとしても、責任は実行するあなたにかかっています。

きっと同じ信念を持つ同士はいるはずです。あきらめないでください。きっとどこかで誰かは見ているのですから。

おわりに

直接、やり返したり、不正を上層部や経営陣に告発するのは勇気が必要です。取り合ってもらえるとはかぎりません。面倒な社員あつかいされる確率は高いです。

自分たちで何とか出来る人材とは問題解決が出来る人。そんな社員を会社側は求めるているからです。もしかしたら、ちょっとくらいズルをしてでも集団をまとめられる人間を優秀だというかもしれません。

でもそれでは息がつまります。体調を崩すかも知れません。そのとき誰が保証してくれるのでしょう。そして自分に得はあるのでしょうか。

だったら、自分で何とかするしかないんです。ハッキリと言葉で言えない、言い返せないタイプの人が出来るのは、正しさを行動に移すこと。

外堀からジワジワと攻める様に侵攻して行くのです。

遠回りですが、何もしないでいては、いつまでたっても状況は変わりません。黙っていては相手に伝わらない。あなたも同じ考えだと思われてしまうでしょう。

もしルール違反を強要された結果、何らかの問題が起きたときどうなってしまうのか。それはルール違反をした個人の責任になるでしょう。

残念ですが、たとえ上司からパワハラを受けたり、無言のそんたくを同僚から求められても、実行犯はあなたなのです。

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仕事
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