先日の夕方、まだ明るい時間帯にもかかわらず、家庭菜園の草むしりを2時間かけてやりました。というのも、働き手が多すぎて仕事が減ってしまい定時退社したからです。
これから、こんな日が続く感じです。
いまリアルでお金が必要な働き盛り。そして、仕事に対してのやり甲斐やモチベーションも生き甲斐生です。本当にこれでいいのでしょうか。
定年再雇用と人手不足の影響をもろに受ける働き盛り世代
わたしの勤める職場は数年前まで、とても忙しい部署でした。と言うのも、
- 予定通りに仕事を進めても、途中で業務内容が変わることがある
- 縦や横の関係やお客様など、相手に合わせて対応する必要もある
- 突発的な仕事が入り時間に追われることもある
つまり計画はあれけど、あくまで予定。ある意味「出たとこ勝負」やってみて、行ってみないと判断つかない内容。そんな職場はどこにでもあるかと思います。
しかも工場系なので24時間動いているエンドレス 。なので、出勤を早くしたり残業で対応していました。
そんなこんなで、ノー残業な日など記憶に無いくらいの日々でした。それが2019年の今、残業が極端に減ってしまったのです。
「へぇー良かったじゃん」と喜んではいられない理由があります。それは、
妻子を抱え、住みローンを組み、何かと出費が多い働き盛りの4・50代は大変です。なぜなら残業が減った分給料も減るからです。
残業代やボーナスを当てにして将来設計をしていた人は特に大変だと思います。まさかそんな理由で給料が下がるとは夢にも思わなかったことでしょう。実際わたしもその中の人り。
そんな不確かな給料を当てにローンを組むのが悪いんじゃなぇ?って思う人もいることでしょう。けどリスクを恐れてばかりいたら、とてもつまらない人生なのは言うまでもありません。
以前、「残業大好き!休みません!」な人もいる中、わたしは元々は残業反対派。「残業しないとやって行けない」と言いながら贅沢をしている。それに付き合わされるのは本当に嫌でした。
当時の我が家は子供達がまだ幼く、マンパワーが必要な時期。お金よりも家に帰りたかったのです。でも子供達も大きくなるに連れ何かと出費もかさみます。
そしてようやく最近になり、少しでも稼ぎを増やしたい人の気持ちがわかる様にもなりました。一番の理由は、定時続きの日が続いた結果、お金を稼がせて頂いていたことにも気づいたからです。
何にでも言えることですが、無くしてから、その価値や、ありがたみが分かる。
暇を持て余す辛さよりも、忙しい辛さの方がわたしには性に合っている様です。(^_^;)
けど、こうして時代は変わり始めている・・
定年延長によって年配の社員が残り続け、
人手不足の影響や、会社存続のため、会社は新入社員を雇う
てことは、同じ仕事料に対して社員が増えていく。
ってことは、仕事をシェアする人数が多いから、必然的に、1人の仕事量は減ってしまう。そうなると、残業の必要が無がなくなり、給料は下がる仕組みになる。
定年延長(再雇用)した社員は、正社員より安く雇用できるメリットがある。
安く使われる社員は、それなりにしか働かない。けど仕事はキッチリやらなくてはいけないから、管理職や若手社員がその尻拭いの役をせざるを得ない。その負担が増えても給料は上がらない。
やってられませんが、やっていくしかないのです。
定時退社をどう生きるかは、これからのミッション
時代の流れを一個人がどうすることも出来ません。波に乗り、受け入れてこそ浮かぶ瀬もあるのです。
ノー残業をポジティブに捉えれば、自由時間が増える様になり、何かをするチャンスが来た!ってこと。
けどネガティブに捉えると、チョー暇。やること無し。時間のつぶし方によってはお金が減る人もいる。(時間つぶしに金のかかる遊びをする)
お金が欲しいなら副業でもしたいところ。けどそこまでのバイタリティもありません。本業に影響が出そう。それにこっちの都合に合わせて働ける場所があるのだろうか?
このままの流れでいけば、もうあの頃の様な収入は期待できないことでしょう。
そんな中、先日、定時退社で時間があるので家庭菜園の草むしりをしました。梅雨の晴れ間、久々の手作業。草ぼうぼうだった畑が綺麗さっぱりです。(´ε` )
こうして、もくもくと草むしをしていると、色々と考えてしまいます。そして思いました。
- 「これって、定年後をどう生きるのかの予行練習じゃないのか?」
- 「いままでの様な収入は期待できない。”お金につつましい生き方”のお導きか?」
つまり、定年後や再雇用で働きながら年金をもらう年配者の様な、お金に寛容な暮らしをしようと思ってしまう。なぜなら、この調子だと収入が増える見込みは無いし、貯金を切り崩すだけだから。
しかも出世とかも年齢によってはありえないし、そもそも昇進しても大企業の様な手当などでありません。
そうなると、なるべくお金がかからない趣味を探して、少しでも意味のある人生を送ろうとする。じゃー何をしようか、と考えると、行き着く先は、じっと動かない作戦。
それでも何かしたいなら、お金かをけないで何かをするってこと。そしてたどり着くのが、最初にそろえてしまえば、プレイ費用はあまりかからない趣味。
たとえば、釣り・自転車・筋トレ・ランニング・楽器など・・
そしてわたしは畑の草むしりをしたという訳です。
もし従来の様に60歳で定年していたとしたら、その時間は会社にいる時間だったことでしょう。この若さでこんなことをしていて本当にいいのだろうか・・不安しかありません。
おわりに
人って本当に勝手です。忙しい日々が続いても嫌。暇な日々が続いても嫌。やはり丁度いいバランスが大事なのでしょうか?
我が社の場合「貧乏暇なし」という言葉は、もう死後になる時代になりそうですね。
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