モラハラ行為はイジメと同じです。受けた相手が大人しく、反撃しないからこそモラハラは繰り返されてしまうものです。
何よりも厄介なのは「立証が難しい」こと。
- 「俺やってねーもん」
- 「言いがかりだ」
- 「受け止め方次第じゃない?」
- 「発破をかけたつもりだ」
などと言い訳されては敵いません。
「意地悪をやめさせる方法」はないのでしょうか。
モラハラは問題として記録する
「○○さんが意地悪して困ってるんですよ」と審判をくだす立場の人に訴えても証拠がなくては話になりません。
なので「モラハラが事実であること」の「何か」を見せる必要が出てきます。
一番いいのは動画でしょう。カメラに移ったその行為は動かしがたい証拠ですからね。犯行現場を生々しく再現してくれるでしょう。
でも監視カメラなんてふつうないですよね。もしあったら息苦しいし、人権問題になってしまいそうです。
だったら文字として記録するのはどうでしょう。日記は証拠として認められるといわれているからです。
ポイントは「言われている」こと。
実際に証拠能力の有無があるのかは分かりません。ネットで調べても絶対ではないようです。刑事ドラマによって国民は刷り込まれていると思えます。
でも「日記が証拠なんてウソだ!でも、ひょっとしたら・・」という心の葛藤を与えることは出来るんじゃないの?って感じます。
本気で(国の相談機関や裁判所)に訴えるのは勇気がいることです。中々できません。でも会社の労働組合や、ずっと上の上司や、社長とかに相談することは出来るはずです。
そうなるとモラハラ行為をひるませ、躊躇させる手立てになりそうな気がします。
本人に問題を自覚させてみる
実際どうすれば効き目があるのでしょうね。
本当にそのモラハラ人を「やっつけたい」のなら相手がボロを出す瞬間が必要です。刑事が張り込みをして犯行現場を押さえる感じが望ましいでしょう。
でも、出来ることなら問題は大きくしたくはないですよね。
だったら、問題行為を、いま自分がしている自覚を持ってもらうのはどうでしょう。
- 相手が言ってきた言葉と
- 相手がとった行動を
- 言葉として発言し
- 文章として記録する
「いまあなたは、わたしに、こんなことをしています」という状況を本人に自覚させるのです。
例えば相手があなたに、
- 「テメーなめてんのか!」
- 「君は仕事できないね。向いてないんじゃないの?」
って言われたら、あなたがいうセリフは、
- 「○○さん(テメーなめてんのか)と言わないで下さい」
- 「○○さん(君は仕事できないね。向いてないんじゃないの?)と言われた」
と言われた言葉をオオム返ししながら、メモ帳などにことばを書き残して見せるのです。
カレンダーや時計を見て日時を記しているふりをするのも効きそうですよね。
とにかく、「コイツ何かしようとしている」と思わせることがポイントです。
実際に「モラハラ人をひるませた一件」があったので次の章に書いてみます。
モラハラではないけど利己的な人の行動を返させたエピソード
「わたしがいる部署」と「他の会社のある部署」は「ある1つのエリア」を共有することがたまにあります。その場所でそこの道具を使わないと業務にならないことがあるからです。
つまり、わたしがそのエリアでそこにある道具をつかっている間、「他の会社の人は仕事ができない状態」になります。その逆もまたしかり。
ある日、親会社の勝手な理由で緊急の業務が発生します。わたしたちの敏速な対応が求められている状況です。
「あッ!先を越された・・」ところがそのエリアに行くと既にライバル会社が独占していたのです。なので当時の上司が他の会社の親方(長)に交渉することにしました。
「すいません。急ぎの仕事が出来てしまったので、交代していただけないでしょうか」と監督者に話しかけてみます。
なぜなら、「あと10分位で終わるから、ちょっと待っててね」という他の長もいるからです。
ところが今回、既にいた長とは、その別会社の中でも有名な堅物です。休憩時間もとらないで作業をさせるタイプ。喫煙者がぼやいていました。
「終わんないよ・・2時間はかかるね」と作業をしながら目線も合わせずに淡々とした返答でした。
「緊急の要件」とはわたしたちの勝手なワガママではありません。親会社の都合で親会社の指示です。もちろん、既にいた別会社の親会社でもあります。取引先のような関係図。
「時は金成」といいます。わたしたちが頼まれた業務をそのエリアでこなさないとロスタイムになるといいうことでもあります。
そして、その別会社の業務とは後でも出来る仕事でした。時間はたっぷりあるからです。何かあったら責められるのは別会社の監督者。
そこでわたしの上司は一言いいました。
「この1件を文章にして提出します!!」
この言葉を聞いた別会社の長は、直ぐに持ち場を離れる準備に取り掛かり、わたしたちに場所を譲ってくれたのです。
そして、その親方が立ち去り際、「お宅の上司は怖いね~。文章にするだってさッ」わたしにこんな捨てゼリフをいって通り過ぎていったのです。
「文章に残す行為はモラハラ人にも使えるんじゃないの?」って思ったエピソードでした。ケンカするのとはちがって大人な対処法だと感心した次第です。
おわりに
モラハラ人は自己中者でもあります。自分が不利になるようならコロッと態度を変えるのも特徴です。
あなたがリスクと考えているコトに漬け込みます。
「自身の評判・やり返したら周囲に嫌われる・仕事上で不利になる」などリスクがあるから反発してこないと思っているふしがある様です。
わたしも同じです。面倒だし火に油を注いでは、益々モラハラが強くなるって考えてしまうからです。
でも、あなたが大人しいから意気がっているだけです。
挑発に乗って言い返すのではなく、「ただ事実として記録する」のも効き目がなるのでは?と思った次第でございます。
▼下手に出ても辛いだけです。
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