職場で長年モラハラをしていた社員の態度が、ここ数ヶ月で変わりました。
いったい何をたくらんでいるのでしょう。
それとも悟りを開いたのでしょうか。
モラハラをするのにも理由はある。自分が望む状況に変えようと必死
まずは、今回話題にする彼(モラハラ年配社員)がどんな人物なのか?のネガティブな面を簡単に箇条書で説明して置きます。
- 現在65歳。50過ぎくらいに入社。正社員じゃない
- 元々お山の大将肌
- かなりの自己中
- 仕事は「永遠に半人前」の状況
- 自分の無能さは自覚している劣等感の持ち主
- 嫌味、怒鳴る、無視、他人をバカにしてから優しくし、相手をコントロールする
もう書ききれません。そんな人、どこにでもいますよね。
⇒「職場お山の大将」に目をつけられてモラハラ!反撃ではない対処法
わたしたちも最初は「それ間違ってます」的に対抗してました。でも結局は受け入れ、仕方なく合わせています。みんな大人です。
彼は職場で必須な資格も無いし、非正規社員なので給料体制がちがいます。「みんなと同じ」をモットーに生きている彼にとっては耐えがたい状況なのだと思います。
そんな事情もあって、本人としては「何とかして自分の存在価値や、優秀であることを証明したいしたい」のでしょう。
他人の仕事のダメ出しや、自分の知識をひけらかし注目を集めることに躍起になっています。
そんなモラハラ年配社員が、ある時を堺に急に優しくなりました。いや、普通になったのです。
「何でだろねぇ・・」同僚と話すようになってます。
これ以上ない優越感と、シャーデンフロイデによって心が満たされている
結論から言うと、
「年金がもらえる様になったから」
彼は人一倍、損得勘定を持っています。どんな手をつかってでも「人よりも楽をして人よりもイイ想いをする」ことを常に考えています。
具体例としては、楽して残業代を稼ぐこと。とにかくお金に対して執着しています。
「お金は必要だけど、人生それだけじゃない」という人もいます。でも彼は「他人も自分と同じでお金中心で生きている」と思い込んでいるご様子です。
そんな話をふまえて彼の心を読むと以下の様に考えてしまいます。
- 住宅ローンの支払いも終わり、年金がもらえる様になれば、「金金」とガッツカなくてもいい
- 長年のモラハラ行為によって意見する人は誰もいなくなった
- 現役世代(若者)は、彼(自分)と同じ苦難な道を、いまリアルタイムで歩んでいるのを高みの見物している自分は幸せだと思っている
▼他人の不幸は蜜の味をシャーデンフロイデといいます。
私達、住宅ローン妻子持ちとしては、好きな事も好きなものを買えません。そんな中、働かずして国からお金が振り込まれる状況です。年金の話をふるとニンマリします。
年金をもらう様になってから、残業にこだわらなくなり、仕事が薄い時は定時で帰る様になりました。いままでからすると考えられない行動の変化です。
「世のパワハラ事件」を恐れ、先手を打っている
人が変わってしまう理由は一つじゃないものです。彼が「いま何を恐れるのか」を想像するとこたえが出る様な気もします。
さすがに年金だけだと老後は不安でしょう。会社に残れれば安くても給料はもらえます。
性格的にも人望がある様には見えません。会社に来れば人と話が出来ます。会社を辞めたら付き合いはせまくなるとことでしょう。
彼は関わる人を常に支配したがりイザコザを起こしています。過去、モラハラに耐えきれず、何人かの人は「同じグループになりたくない」と上司に頼んだ例もありました。
自分がしてきた行いを自覚しているはずです。もし、物的証拠があるとしたら間違えなく告訴できる案件ばかり。言葉の暴力も立派な犯罪だからです。
「いままでと同じ様にモラハラをしていたら、いつしか立場が危うくなるかも」って悪知恵が働いたとも考えれます。
つまり、これまでのハラスメントを「無かったこと」にしようとしているのかも知れません。
自分が置かれている立場や状況に感謝している
とはいえ彼の過去を振り返ると同様、手のひらを返した様に正社員に忠実になった变化はありました。
それは人員整理があった時です。
つまり「いの一番に首を切られるのは自分だ」と思ったから大人しくなったのです。そんなことが何度かありました。
ところが安心であることが分かると、また元のへんくつアマノジャクに戻ってしまうのです。変わり身の術はすごいです。
でも今回は違います。いままでの流れから見ても「イイ人でいる期間」は長いです。飽きっぽい性格です。演技では続かないと思います。面倒なことを嫌う性格だからです。
もしかしたら「いま置かれている状況、境遇に対して心から感謝してるんじゃない?」って私は思いました。
なぜなら、わたしの中の全てが、そう察知するからです。
ところが同僚はちがいます。「えーー?そんなわけないよ!!」と、この説を真っ向から否定。同僚もまたおなじ様に、いままでのコトを総動員して考え出したこたえなのでしょう。
「甘ちゃん」と言われようと、それでも私は「改心したのでは?」と信じてしまいます。
おわりに
どんな性格の人であれ、常に他人と関わらないと仕事にならない仕組みで働く人は辛いものだし、理不尽な仕打ちを受けても我慢しなくちゃならい時もあると思います。
今回わたしのケースではモラハラの頻度が減りました。でも根本的な解決ではありません。
なぜなら職場のみんなは、モラハラ人のご機嫌を損ねないスタンスで仕事を選んでいるからです。
かといって「どうすればイイのか」方法もわかりません。試行錯誤し、精進するしかないのでしょうか。
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