Q: 質問です。
家を建てることは決めたけど、その前に、知っておいた方がいいことって何かありますか?
A: はい、あります。
いまと同じ収入源が将来も続くいう保証はありません。不景気は突然やって来ます。
自分の収入に合った設定にしたおかげでわたしは助かりました。
とても大事なは話しです。よーく考えてから行動しましょう。
身の丈に合った支払いが、その後の人生を左右する?
家を建てることを想像すのは、人によってちがいます。
「私、買い物は近い方がいいわ?」
「オレ、広い庭でバーバべシューがしたい」
それぞれに理想はあることでしょう。
突然ですが、夢を語っている中、たいへん恐れ入ります。その前に、とても大事なはなしがあります。けっして夢をこわしたいわけではないけど、少しだけ現実にもどってみましょうね。
自分の将来をシミュレーションする
お金持ち以外の人はきっと、住宅ローンを利用して家を建てるのが一般的です。
頭金を貯めたり親のバックアップがあったりもしますが、額が大きすぎますから、銀行のお世話が必要です。
当たり前ですが、住宅ローンの支払いが始まれば、決まった日にお金を払わなくてはいけません。滞納続きでは家を取られてしまうからです。なので、
毎月きちんと払えるだけの金額を決めることがポイントです。本当に当たり前ですが、家を建てる話しがすすむと、忘れがちになるからなんです。
でも、支払いのポイントは一つではありません。有能なプランナーにお願いすれば、たくさんのアドバイスをもれえます。でも私は、
「これくらいなら、まず、間違えなく払えます」と言う最低ラインを一度、考えてみることをオススメします。
なぜなら、自分の将来を予測できるのは、ほかの誰でもなく、
「あなた」なのですから。そしてもう一つ大事なことがあります。それは、
いつまでも、いまの現状がつづく保証はどこにもない事実です。
ローンは、ほぼ、一生涯のお友達
ローンの支払いを長年している人や、既に完済した人に、
「もう一度家を建てるなら?」と質問したら、
「また同じ様にしますよ」と答える人は、どれだけいるのでしょうね。
「こんどはこんな風にしたい」と言う前向きな改善をいだく人もいるでしょう。そんな中、
「もうまっぴらだ」と、後悔をしている人もいるのではないか?と思ってしまいます。
なぜなら、家を建てたはじめた当初とはちがって、
お金に縛られた生活の不満を、あっちこっちで聞くからです。
あなたも同じようにはなりたくはないですよね?これ、本当に大事ですからね?
収入が増えないかぎり、ずっとずーと続くことですから、ちゃんと考えましょうね。
人生で初めて新築に住むと、激変したその生活にまどわされてしまうけど、そのうち夢も覚めれて現実は見えてきます。
- 「こうすればよかったな」
- 「これは必要なかったな」
- 「あっちにすればよかったな」
「やっぱり」と言う後悔のことばを、どれだけ聞いてきたことでしょう。手に入らないのもに目がいってしまうのは仕方ないけど、
でも、なるべく後悔しない設定にすることは、建てる前ならできますから、安心のマイホームライフを送るにはどんな思考を持てばいいのか、少し考えてみましょうよ。
「一生給料は変わらない」幻想は捨てましょう
人は高い給料をもらえると、金遣いが荒くなりがちです。
使っても次もまた同じようにたくさんお金が振り込まれるのは、その会社の業績がいいか、世の中の景気がいいからです。高級取りなのにお金の使い方がうまいのは、「それなりの分け」があるからです。
私は若い頃
お金をお金お思わない時があったからよく分かります。でも、景気のいい時期は続かないんですよね。本当にお金が必要な時にお金が無くてイヤな思いをしたんです。おかげで、ちょっとだけムダ使いの習慣がなおりましたよ。
大ざっぱな説明ですが、これが私の、
「それなりの分け」になります。
「あんなお金の使い方をしなければよかったなぁ」
いまでは、その経験が知的財産となりました。
実家暮らしでなかったとしたら、家賃を払えたかどうかわかりません。これと言って大きな支払いも無かったから困ることはありませんでしたけどね。(笑い)
でも、住宅ローンを組もうとしている人は、そうはいきませんよ。
「それなりの分け」を知って、これからずっとお金に縛られない人生を送りましょうね。
「それなりの分け」を知っていたから助かりました
長かったですか?いよいよ、本題にはいりますね。
私が住宅ローンを組むころの状況は追い風でした。個人的には、年収やボーナスは過去最高値。景気も徐々に上向きで、
「このままの状態は続くだろう」と誰もが思っていたはずです。低金利でお金を借りやすい状態でしたし、アパートくらしの知り合いは次々に家を建ててましたからね。
私が選んだ住まい
「会社にも近く」「交通の便もよく」「買い物にも不自由なく」
「もしもの時にも心配がない」環境は理想的です。
私は最終的に選んだ環境は、まったく正反対の田舎に家を建てました。なぜなら、その方が自分にあっていると思ったからです。
前の章でお伝えしましたよね?
身の丈にあった生活レベルにすることです。他にも理由はありますが、この記事では省略しますね。
景気がいいのは、いつまでもつづく保証はありません。収入が減っても、月々の支払額は同じです。収入によって支払い額も変動してくれればいいのですが、そうではないんですよね。
収入が変わっても、ローン額はかわらないなら、他を削るしかないんです。そうなったら、「他をけずればいい」と思っても、けずるって本当に大変なんですよ。一度上げてしまった生活レベルを落とすのは、みじめですからね。
突然、仕事が無い状態に
私がローンを組んでから間もなく、この2つの事情により景気の変動がありました。
●2008年に起きた
「リーマンショック」
●2011年に起きた
「東日本大震災」
大変有名な出来事なので誰もが知っていることでしょう。そんな中、友達から、会社での出来事を聞かされました。
「同僚達が会社と、もめてるよ!」
結論から言うと
住宅ローンの支払いを、
「ボーナス払い」にしていたんですよ。
予期せぬ不況によって仕事は無いし、給料だってまともにもらえない状態では、ボーナスが出ないのは仕方ありません。どうやってローンを払おうか困ってしまったんです。
では、ボーナスって何なのでしょう?
ちょっと調べてみましたよ。
賞与とは「定期または臨時に原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が確定されていないもの」と定義されています。
労働基準法上の取り決めはない
基本的には、会社のさじ加減や、現物支給でも問題ない
ボーナスが恒例になってる場合は給料の一部とみなされる場合もある
「就業規則」「労使協定」「労働契約」でボーナスの支払いがある場合、会社がルール違反をしている
ほかにもたくさんありましたが、こんな感じでしたね。
法律だからとかではなく
私は、会社の「好意」だと思っています。
人の好意って、人の気分次第ではないでしょうか?それを、当てにしていいもんなのでしょうか。
もし、ボーナスを支払ったせいで、会社がなくなってしまったら、あなたはどこで働くのでしょう。
玉子を食べるためには、ニワトリにえさをあげることが原則です。
給料の最低保証金額は法律で決まってますし、もしもの保証もそれなりにはあります。しかし、家を持つことは贅沢品です。
なぜなら、もっと安く住める方法があるからです。個人の道楽に国は助けてはくれないものなんですよ。
「ドンドンお金を使いましょう」と言っても結局は、自分の身は自分で守るしかないのが現状です。
「なんとかしろよ!家族もいるんです!」家族がいるのならなおさら、なぜ、払えなくなってしまう生活設計をしたのでしょうか。
私はバブル景気の崩壊のあおりを経験しましてます。でも、独り身でしたし、世の中の不景気の意味も、よく分かりませんでしたよ。経済の事情ははっきり言ってよく分かってませんし、あまり興味もなかったのは正直なとことですが、
「景気は変動するものだ」
「いい時もあれば、よくない時もある」
「いい時ばかりは続かない」何となくですが、これだけは理解してましたよ。だから、
もし不景気になっても困らない月々の金額が大事なんです。
おわりに
ポジティブに考えないと、思い切った決断はできないものですし、後ろ向きな考えでは、何も行動はできません。人生、絶対に失敗しない方法など存在しません。
余計なおせっかいかも知れませんが、一つの可能性としてお伝えしました。
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