「上司が休みだと手抜き仕事をする不真面目な社員にどう対応すればいいのか」というタイトルにするのか迷いました。
要は、「ちゃんとやりたい人が不真面目な人に巻き込まれないため」に、ついて語っています。
自分軸を持つことが結局は自分のためになる?
日本には「和を重んじる」の文化がります。言いかえると「みんな一緒だよ」という考え方です。
逆にいうと、「独り勝ちはダメだよ」の意味でもあり、その他大勢から遅れをとってもダメだという文化でもあるのです。
6人でかけっこをしたとき、1番だとひがまれ6番だとバカにされる。
この「みんなが一緒だよ」とは同調圧力になって、何か新しいことをする人や、他のみんなとは違う動きをする人を苦しめています。
貧しい人たちは、お互いが貧しいときはお互いが助け合い、美しいつながりをもっているものです。
ところがそんな中から独り金持ちになる人が出ると、それはもうひどく妬み悪口をいいう、と以前どこかの本で読みました。
これ本当です。いままで一般階級だった社員が出世をすると、表向きとはちがって裏ではいい事はいいません。嫉妬の対象になるからなのでしょう。
お互いがお互いを監視し合い、気づかいが行き過ぎて、本当にやりたいことができなくなる。空気読みばかりして、ストレスで疲れ切ってしまう。
権力者や我が強い人や時代の流れに人はいっせいに同じ方を見る中で、独りだけ逆路線には進めないものです。
なぜなのでしょう。
多分、「わたしはコレになる」とか「こっちがいい」など、確固たる目標もなく、進むべき方向が決まってない。どうしていいのか分からないからだと思うのです。
過去のわたしにたとえると、バンド練習が終わった後、いつまでもスタジオの外で長々と話をしていました。予定もなく、終わった後の余韻を味わいたいから。
解散するのはメンバーの彼女(現奥さん)からの電話によって、仕方なく離れる流れでした。わたし的には、みんなに任せるスタンスだからです。
つまり、「どっちでもいい」「決めるのはみんな」の思考だった。
でもいまはちがいます。バンドに限らず、自分の意志によって集まりを切り上げたり、行かなかったりを自分の意志で選んでいます。
なぜなら、自分軸を持ったからなのでしょう。
自分軸を持つということは、「人の意見に流されなくなり、本当の自分を生きられるきっかけになることだ」と覚えておいてください。
引用:「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるP225
まさに今、わたしも奮闘真っ最中です。やりたいコトを邪魔をするモノを受け入れず。前向きに取り込む方へと考え方を変えました。
ですが、「はい、今日からわたしは変わります!」とは中々いかないもの。「今日こそは負けないぞ」と日々、密かに自分の弱い意志と戦っています。
約7年かけて、いま自分軸を身に着けたのです。
グレー企業で少数派がマジメにやるのは難しい実態
わたしの会社はほんと、適当な会社です。一言でいうと、何かあってからでしか動きません。
たとえば、そのまま続けていると問題になっていしまうことがあったとして、それを社員が訴えても本気で取り合ってはくれないことです。
何か前もって手を打てば問題にならない処置だとしても、実際にコトが起きるまでは放置するのが伝統です。
簡単なはなし、本気に前向きにいい方向へ行こうとしない。
何かこう冷めているというか、「まあまあそんなに熱くならなくてもいいじゃん」的にしか思えません。そして訴えていた社員がいった通りの問題が起こってしまうのです。
問題の後の流れ、
- 上層部が集まり事後処理をする
- ルールを見直す
- 最初はみんなマジメに新たなルールに従う
- ところが一部の人たちがルールを破る
- そして殆どの人がマネをする
の流れで、元のもくあみになってしまうのです。詳しく書くと膨大な量の愚痴になるので、この記事では語りませんが。
そんな会社の方針というか、あり方を肌で感じると、結局ほとんどの人たちは楽な方へと流れて行ってしまうのがお約束のパターンです。
会社がハッキリと決まりを作らないのは、その時々でいかようにも動ける様にしたいから。これがグレー企業の実態です。
それを逆手にとって一部の社員がルール違反をする。他にも伝染してしまう、の負のサイクルが回ってしまう。
何が?誰が悪いのか?
最初からやる気がなかったり、ルールを守らない(独自のルールで仕事をする)わけではありませんでした。
会社が正当な評価をしてくれないし、当たり前の仕事をしなかったり、できない人だと会社は知りながら、マジメにやっていた(能力があった)人と差をつけなかったから、ヘソを曲げてしまったのです。
元々スキルがある人ですから、理にかなわないルールを守る必要もないし、その決まりが能率を下げているって分かるのでしょう。
つまり、「会社のため」とか「みんなのため」ではなく、「自分のため」のスタンスに変えてしまったわけです。
みんながみんな自得に走っては、結局は会社にとってよくない状態になるのは当然です。
そんな中、ちゃんと決められたルールをいかに守るか守らせるかは、マジメな人にとっては本当に日々大変なことでしょう。
なぜなら、会社側が見方になってくれない、ルールを守らなくても、問題さえ起こさなければ処罰されませんからね。
会社が休み、上司が休みの日は、うるさい人がいないモードに仕事のやり方をほとんどの人は変えています。
今回わたしは、自分の心に言い聞かせてから家を出ることにしました。
「ブレない訓練をしに行こう」
そう考えるとちょっとだけ気が楽になり、同調圧力に負けず、本当の自分の気持をつらぬける様な気がしましたよ。
もしあなたも、周囲の意見に惑わされ、いつも意見を変えてしまう性格だとしたら、ブレない人格をつくる練習を少しずつ始めてみてはどうでしょう。
おわりに
一度、大きな過ちを犯してしまった人もいることでしょう。もう後がない状況ともいえます。
おなじ船に乗っていない人に合わせていても何の得もありません。その強要した人はあなたと同じ展開になる人なのでしょうか?
「もう歳だし、何かあったら辞めればいい」「まだ若いから転職すればいい」人たちとあなたは同じ立場なのでしょうか?
わたしの場合は、妻子持ちの住宅ローン債務、低所得の働き盛りです。
もし何かあって人生が転落してしまったら、和を重んじる社会だと「みんなとは同じ人ではない」烙印を押されるでしょう。
そうなって困るのはあなた自身です。それでも同調圧力をつかってモラハラなど仕掛けてくる人がいたらこう言ってみてくださいよ。
- もし会社を首になったら家族をやしなってくれますか?
- わたしの代わりにローン返済を手伝ってくれますか?
- もしわたしが寝たきりになったらオムツを換えてくれますか?
- そんな仲なんですか?
念書を書いてそこにサインしてもらってはどうでしょう。
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