「いま夢中になっていること」を持っている人は、ある意味幸せ者です。
でも、その夢中になっていることが本当の幸せを与えているのでしょうか。
面白いと感じることでも、なぜ充実しない?
楽しいことをすれば当然ながら楽しいものです。でも一時的なこともあるようです。
酒、ギャンブル、ゲーム、依存性の高いものほど、その傾向は強く、離れたときとの落差が大きいのもその特徴です。(職業にするための勉強は別のはなし)
真冬の寒い外、焚き火にあたっている間は暖かく、火から離れると寒さにストレスを感じることに似ています。その場限りの出来事とも言い換えられるでしょう。
「でも、辛く代わり映えない日々の中から楽しみを見つけ出し、そうやって小さな楽しみをつないでいくことで幸せになるんじゃないの?」って思うところですよね?
あなたの言う通り、それをやっている最中は無我夢中で現実を忘れられるでしょう。
しかしながら、どこか切なくなる瞬間は本当にないのでしょうか。
まるで日曜日の夕方や夏休みの最終日の様。
「あぁ・・もうすぐ休みも終わってしまうのか・・」また代わり映えのない、いつもの毎日を想像すると、ため息が出てしまう。
そして、その辛く楽しくない現実世界にストレスを感じながらの生活がまたやってきます。
そのむなしさを隠すように、また一時的な快楽でつないでいくバトンタッチのくり返しが本当の幸せなのでしょうか。
たしかに幸せとは『いまこの瞬間を感じること』という考え方も間違えではありません。
- 子供がもっと大きくなったら始めよう
- いま節約して老後のためにたくわえよう
- これを成しとげたら何かいいことが待っている
そうやって楽しむことを先延ばしにしていたら、いつその幸せを味わうのでしょう。それではずっと延々と楽しめない人生になるだけです。
しかし、「もっともっと」こういうタイプにかぎって、たとえ自分が望んだ時点になっても、その状態に納得しません。
そして先を行く人と自分を比べて落ち込むだけの人生を歩みがちだと思うのです。
「出来ない」から「出来るようになる」ために
なぜこころから楽しめなく、虚しくなる瞬間があるのでしょう。
きっと、それをやり続けたその先には何も無いという事実が分かっているから。
「本当はこんなんじゃない・・」本当は別にやりたいこと、やらなくてはイケないことがあって、心が本当に望んでいることから目を背けているからだと思うのです。
「でもみんなそうなんじゃないの?」と思う人にこそ聞いてほしい提案があります。
そして、人生を充実させるためには一体なにをすればいいのでしょうね。
緊急ではないけど重要なことを継続する
これです。
たとえ今、出かけようと急いでいても、人は「鳴った電話を取らなくてはイケない」心理からその足を止めてしまいます。それは今この瞬間が大事だと思い込んでいるからです。
でも本当に重要なのは、「将来、過去にさかのぼったときに後悔しないための行動」です。
「もう取り返せない事態にならないために、いまやるべきこと」を優先させる習慣を継続させることです。
本当に大事なことは積み上げるもの
たとえば、健康です。
毎日の歯磨き無くして丈夫な歯は保てません。虫歯になってからゴシゴシこすっても時既に遅しになるでしょう。
冬の外、焚き火に当たらなくても寒さに負けないためには、基礎代謝を上げる努力をすることです。
規則正しい生活が老後まで健康でられる最も重要な行為になるでしょう。
人付き合いも同じです。
「困ったときだけ神頼み」では誰も助けてはくれません。日々コツコツと信用を作り上げた実績があるから大きなローンが組めるのです。
何がいいたいのか
この世は堅実な行動にのみ良い結果になるようにできています。
さっき「この瞬間を感じることが幸せ」なのを否定しましたが、それは間違った内容をしている人の話です。
大事なのは、正しい努力を継続している自覚を持てること。それが本当の喜びを与えてくれる。
- 正しい努力を今やっている満足感
- 行動の足跡をふり返ったときにも充実感を味わえる
- 継続した結果、成功したその先の未来にワクワクできる
この3つの感情を日々味わえるメリットが、毎日を充実して過ごせる効果になるのです。
誰もが「本当はイイ事」って知っているけど、やれずにいることに幸せになれるヒントがある様に思えてなりません。
おわりに
今回も、ちょっと夢見心地で、お説教気味な提案になってしまいましたが、これも心理原則にかなった話しだから伝えたかったのです。
いまちょっと辛い努力だとしても、その先に出来上がる自分に目を向けて、そして、正しい努力を続けてきた自分を誇りに思い、「いま幸せを感じる」ことを継続してはどうでしょう。
▼あなたがワクワクすることをすればいい。
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