スマホを家に置き忘れ、出先で気づくことがある。
わたしは家に取りに戻らず、携帯無しで何とかやり過ごせた。
ヒトは『いつもと同じがイイ』という仕組みがある
いまの時代スマホ無しの生活なんて考えられない。
- 大事な電話があるかも知れない
- SNS事情が気になる
- スマホオンラインゲームを進めたい
そして空き時間を持て余し落ち着かないことだろう。
わたしはこの日スマホを家に忘れたことを会社に着いてから気づいた。
丁度この日は会社に着いてからTweetをしようと考えたから。
リプライが届いても直ぐ対応できる。ツイ友さんのTweetも見れてリアクションもしたい。
ところが肝心のスマホは家にあるという流れ。
次にその不便に気づいたのは、正確な時間が分からないこと。
わたしは腕時計をはめてない。車の時計も遅れたままだ。
ヒトにはホメオスタシスという機能がある。その働きで『いつもと同じ状態』を維持しようとする。
スマホ無しとは本人にとって危機的状態だ。
1. 最高より最悪を避ける
まず最初に思ったのは「家へ取りに戻ろうか」という自問。
1時間もあれば会社と家を往復できる。
後20分で始業時間。間に合わない。
もしスマホを忘れてどうにかしようと考えるとしたら、このことわざを思い出してほしい。
虻蜂取らず(あぶはちとらず)
意味は、あれもこれもとねらって、結局どれも得られないこと。欲張りすぎて失敗すること。
そして失敗を取り戻そうともがくほど事態は悪化した経験はなかっただろうか。
- もし家に戻る途中に事故に合ったらどんな未来が想像できるのか
- 自分以外の誰かに迷惑はかからないだろうか
- その行動に悔いは残らないだろうか
- 「スマホを持つ安心」と引き換えに値するほどの価値はあるのか
理性をきかせ本気で自問してみるとよい。
2. 『あるがまま』を受け入れる
そして失ったものを取り戻そうとするよりも、いまをじっと受け入れてみる。
- 次は忘れない様にしよう
- デジタルデトックスをやってみよう
- 空き時間をスマホ無しで工夫してみよう
物事には必ず2つ以上の側面がある。だから携帯無しにも必ずメリットはあるものだ。
つまり失敗を楽しんでみる。間違いを自分の成長に変えてみる。
するとレジリエンス力を鍛える練習にもなるだろう。
突然だけどわたしは『理性を働かせる』というマインドを、いま自分の課題としている
理性は、人間を身勝手な思いや感情から遠ざけ、正しい信念と思いやりの平穏な道に導いてくれます。
理性を十分に働かせているとき、人間は決して道を誤りません。
『原因と結果の法則』February 4, 2021
その観点で考えると、スマホ無しでも何も問題は起きにくいことが分かる。
- 会社の上司や同僚に携帯を忘れたことを伝えればいい
- もし家で何か起きても会社に連絡が来るだろう
- 実際わたしが行くよりも頼りになる機関はたくさんある
- 妻にもそれなりの繋がりもあるだろう
つまり危険を犯してまで、リスクを取る必要は無いと考えた。
そして『携帯電話が無い事態』考える機会になった。
どれだけスマホに依存していのかを振り返えれた。
わたしはメモ帳が無いので、とりあえずコピー用紙を頂いて胸ポケットに忍ばせた。
何かあるとき記録できるからだ。
3. スマホ無し状態を楽しんでみる
スマホが無い状況をメリットに変えてみるとよい。
わたしは休み時間、職場の近くの公園を歩いたり走ったりしてみようと考えた。
するとちょっとワクワク。でも冬の寒さと冷たい北風に断念した。
その代わり持て余した休み時間に久々に瞑想をした。
8秒息を吐き切り、8秒息を止め、3秒で一気に息を吸い込む。
頭の中は、ただ8秒をカウントするだけに集中させる。
すると、無心になり、脳に休息を与えられる。
わたしは過去、興奮して心臓のバクバクを落ち着かせるためによく瞑想をしていた。
慌てず落ち着いて理性を効かせ冷静な判断がわたしに足りない部分。
そのことを思い出す機会となった。
この出来事は、有り難いメッセージとして今後の教訓として活かすことにする。
おわりに
もし緊急性も無く、ただスマホが無いと何となく落ち着かないだけの理由なら、携帯無しを選択するのも悪くないとわたしは思う。
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