定年延長は有害な制度?現役世代にとって迷惑でしかないのか

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どうにかして!

 

一体いつまで、その顔を見なくてはいけないのでしょう。

現役社員にとって先輩社員とはウザイ存在なのは正直なところ。

 

「ちがう立場の人どうしが同じ空間を共存することはできるのか」という事態が水面下で起きています。

 

それでも生きていくしかありません。

でも何とかしてほしいものですよね?

 

今回は、定年延長によって起きている問題を底辺の立場からお伝えします。

 

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長い目で見ると、結局会社にとってはマイナスになる?

結論からいいうと、

  • 60歳を過ぎて給料が下がる。モチベーションは上がらない
  • そんな人がいても現場は迷惑なだけ

という状況になり得るというはなしです。

 

会社に課せられた義務

2017年現在、会社は65歳まで社員を雇う義務があります。年金をもらえるまでの間、収入がなくては困ってしまうからです。

 

定年延長によって、会社側や働き手にとってもメリットになりました。

  1. 会社側は社員を安く雇える
  2. 定年後も職にありつける

大まかにいうとこの2つになるでしょう。

でも本当にこれでいいのでしょうか。

 

真の問題は「ほか」にある?

会社で働くのは定年を過ぎた人たちだけではありません。現役世代がそのほとんどです。

 

ところが中には、

平均年齢が高い会社や、なり手が少ない職業は増えています。

 

もし、まともに働けない人材が定年後もその職場に居座りつづけている状況があったときを考えて見てください。

 

つまり、

まともな人が「少ない状態」で、まともでない人が「多い」環境です。

 

2017年現在、年金問題と働き手不足の解消をするための方法として定年延長を国は決めました。

でも残された「若い人たちの立場や境遇」は会議室から閉め出されている状況になっている。対象外です。

 

このままつづけていると、どんな問題が起こるのでしょう。最悪のシナリオになりつつある状況をお話します。

 

所詮オレたちは安月給。それなりの仕事でいい。

「まともに働けない人材」と書きました。歳をとれば誰だって若い頃のようには動けません。身体のことを責めていることばでなく、

「意図的に働かない人」になっていしまうこともあること。

 

「所詮オレたち」ってタイトルに書きました。

期待されない立場、頑張っても給料は上がらない、若い人と同じように動けない、そんな風になると変わってしまう人だって出てしまうもの。

 

わたしも年配の立場になったとしたらわかりません。やらない側の人間になってしまうかも知れない。非難する言動も考えものです。

 

でも、現役世代が一生懸命働いている姿を前にして個人の利益を追求する人たちが、なんて多いことでしょう。

 

  • どうやったら楽ができるのか
  • どうしたら働かないで残業代が稼げるのか
  • 頼まれても定時で帰る

 

を常に考えている。それでいて自分の威厳も主張するのは困りものです。

 

「赤信号皆で渡れば怖くない」ということばが昔流行りましたよね?

若い社員の中、ぽつんとたった一人とはちがい、大勢の年配者がいる環境だから利己的な行動ができてしまう。

 

多くの人が同じ考えを共有すれば、それが当たり前の考えになってしまいます。

でも、強気でいられる理由はもう1つありました。

 

もう既に年金の一部をもらっている。子供も自立している

これです。つまり、お金に余裕があるからです。

 

「お金が欲しいから」といって、大した仕事もしないのに無駄残業で荒稼ぎしていた年配者たちがいます。ところが一変、

 

「働きすぎると給料が上がってしまう。年金に影響がでてしまう」という給料の調整です。

「給料にプラスして各種年金をもらえるようになったから頑張らなくてもいい」ともいってました。

 

忙しいときに人手がない。という現実です。

 

もし年配者ではなく現役世代の社員がいてくれたら助かります。増やしてほしいのは即戦力。

必要なときにいない人材は現場にとって邪魔者でしがありません。

 

でも共存しなくてはいけない。

 

管理職の立場だとしたら、もどかしい制度でしかないでしょう。結局、現役世代が倍の仕事量をこなしている事実をわたしは見て知っています。

 

立場が変わると人は変わる

「今日、そんなに忙しくないでしょ?」といって、残業をしている若い社員たちを非難するようになっています。

「オレたちはもう歳だ。まだ若いから転職すればいい」ともいっています。

 

ここはもう老人天国。若い人が働きやすい環境に出て行け的なアドバスをわたしは受けたこともありました。

 

「立場が変われば心も変わるもの」とはいうものの、ズルいこと(空残業)をやっていた人達にはいわれたくありません。

 

「んが?」ことばにもならない。

わたしたち現役世代がまともな仕事をしているから会社が成り立っている事実を理解していない御様子です。

 

そして月給制でなはく出来高制の会社だってあるし、若い人たちはお金が必要な世代でもあります。

 

現役世代にも同じような立場の人達もいる

 

引っ張りましたね?ここが真の問題です。

 

現役世代でも「頑張って働く必要がない立場の人がいる」という現状のことです。

 

このカテゴリーの人たちが、いままで話してきた状況を目の当たりにして、果たして仕事をするモチベーションを維持することができるのでしょうか。

 

わたしのような住宅ローン債務者で家族持ちなら頑張らなくてはいけません。家族を路頭に迷わすわけにはいかないからです。

 

でも、未婚、実家くらし、副業で稼いでいる人はちがいます。別に真面目にやらなくて給料が上がらなくたって困らないからです。

 

そうなると、

「まともに仕事をするのがバカバカしい」って思考になって、会社全体の士気がさがってしまうのです。

 

これがこの記事でいいたい最大のデメリットです。

 

「良い悪い」は仕事によってバラバラ

「働き手が現役時代とまったく同じような業務内容で働いている」という言葉では、正確な表現ではありません。

 

「同じことをやっていても、精度まで同じなのでしょうか」という問です。

 

「定年前とおなじ仕事をしている」働き手がそう思っていても、現実として戦力外能力になっていることは往々にしてあります。

 

人は老いには勝てません。特別に鍛えていても、若い時のようにはいかにものだからです。

 

中には年齢を感じさせない人もいます。ていうか、年齢(経験)を増すほど研ぎ澄まされスキルアップする職種もあることでしょう。

 

手先をつかう職人さんは感覚を重要とするからです。その功績は国の宝。重要文化財にもなっています。

 

でも、仕組み化された業務に対しては別のはなし。誰でもできるようになっています。寂しいですが別に誰だっていいからです。

 

その誰だっていい仕事を最適にやってくれる人を会社は戦力と考えています。それなのに、加齢によって能力が下がっていては1軍としては使えません。

 

「若い人の中にも年配者よりもスキルが低い人だってるじゃない?」という問もあるでしょう。

 

でも、まず大事にすべきことは「生きていくための生活費」です。一般的に考えて、定年を過ぎた人と若い人とでは抱えている背景がちがうのですから。

 

おわりに

もう本当に毎日の現実なので、何とかならないものでしょうか。

 

面白いもので「いい人」は早く辞めてく。残っているのは「その逆」が少なくないのが現状です。

 

そのくらいタフでないと、この世知がない世の中を渡っていけないのかも知れません。

 

とにかく、リアルタイムで起きている現状です。何かいい方法はないのでしょうか。

 

 

▼悪い影響が広がるのは当然の結果です。

リンク上司として絶対にやってはイケないのは○○なタイプを認めること

 

エッセイ
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