定年延長組と現役世代の意識格差はどの部署にもあった件

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年金受給年齢と比例して、定年する年齢も上がってきています。

「いい面」もあれば「良くない面」があるのが物事というものです。

現役世代にも何らかの影響はあることでしょう。

高齢者と関わる社員が犠牲になっている事情をお伝えします。

 

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「”問題のある職場”は自分の部署だけだ」と思っていたけど・・・

お昼休みの時間になると”退社する年配の社員”を見かける様になりました。

「何だろう・・急用か?」他の部署の人なので事情はよくわかりません。

 

先日”その部署の監督者”と雑談する機会があったので、”帰っていく人”について興味本位で聞くことにしました。

 

「まったく困ちゃうよ・・半日で帰っちゃうんですよ。しかも、他の社員の半分も仕事しないんですよ。あんな人なら居ない方がマシなんですけどね・・」

そんな話しを聞かされたわたしが一番最初に思った感想は、「この人、正直だなぁ」です。

 

ふつう思っていても言えません。まして、その相手はもうすぐ定年組。自分だってどうなるのかは未知数ですしね。

 

この管理者さんには悪いけど、すごくうれしくもなりました。なぜなら、わたしとおなじ悩みを抱えた人がいたから。その困った気持ちを共感したからです。

 

なんでそんな社員をいつまでも働かせているのでしょうか。

 

「もう誰でもいいから」的な人材確保はしないでよ

わたしの会社の平均年齢はすごく高い会社です。

理由としては、

  1. 若い社員が入ってこない
  2. 入ってくるのは高年齢の人材
  3. 若い人が途中で辞めてしまう
  4. 定年を過ぎた人が辞めていかない

ざっくり書き出すと以上が理由です。

 

いま、わたしの部署で問題になっている大本が、「↑4番目」の”年配者がいつまでも会社に居座っている”事情があるから。

 

別に年齢が高いことは理由ではありません。問題なのは、仕事に対する本人の意識です。

 

先程書いた「半日退社の件」を見てもわかりますよね。

 

”年金をもらっている。お金に困っていない人”ならばガッツリ働く必要もありません。自分の好きなことに時間を使いたいって思うのでしょう。

 

「今日は天気もいいし、ちょっと早いけど一杯やろうかなぁ。頑張って勤め上げた自分に乾杯だ!」といって、サッサと独り自分は帰ってしまう。

現役世代はどう感じるのでしょう。

 

「いらねーよ!もう会社に来なくてもいい。頼むから会社辞めてくれ!」が正直な気持ちではないでしょうか。

 

これでは”同じ船に乗っていない”ようなもの。本人の置かれている立場、それぞれが抱えているバックグラウンドに格差があるからです。

 

会社が高齢者員を手放せない事情もある

しかしながら、ただ古いだけではありません。経験と実績もあれば、新人では出来ない業務もこなせます。会社としても「必要だ」と思ってしまうのでしょう。

年金が支給される年齢まで会社は社員を雇う義務もあるようです。よほどの事情が無い限り、首にはできません。

 

3K(キツイ・汚い・かっこ悪い)業界は若い人材確保は課題になっています。わたしの会社もおなじ様なもの。どんな人でも欲しいところなのでしょう。

 

そんな板挟みの中、現役世代はマジメに働かなくてはならない事情は本当に辛いことです。

 

そこに居なければ、居ないなりに進化する

「中途半端に居るくらいなら、自分たちで何とかした方が早い」先程の”早退する年配社員”を愚痴った管理者がいったことば。

 

正にわたしと同じ考えです。これは同僚といつも話している会話でもあります。居ないなら、居ないなりの対策を立てられるからです。

 

たしかに会社側にとってはリスクなのでしょう。もし業務に支障を来たせばマズイですからね。

 

でも、「居なくてもいい」って思うのは、居なくても仕事が回る確信があるからいっているのです。やってみなくちゃわからないからです。

 

そこに居るから、考えられないのです。そこに居なかれば「どうすればいいのか」を必死に考え知恵を絞るのが人という生き物です。

 

 

地球温暖化を食い止めるために排ガス規制のランクを年々上げているのは、既存ユーザーを配慮しているからです。

 

 

もし、一滴も原油なかったら、いま、この瞬間から他の燃料に切り替わることでしょう。既に、電気や水素など、ガソリンに他に変わる手段があるからです。

働かない社員もおなじです。

 

ガソリンは限りある資源で、排ガスで環境を破壊しています。”働かない社員”も、職場の秩序を乱す元凶にも成りかねません。

 

動力源は太陽光など自然なものへとシフトし始めています。

切り替える勇気を持ってほしい」と思うのが、切実で正直な現場の声という話しでした。

 

おわりに

会社側にとって社員とは誰も同じで、「1つ」と考えている様ですが、実際はちがうと思うのです。

 

何かをやり続けるモチベーションは物事の達成には必要で大事な要素です。

「あんな人が許されるなら俺もやらない」俺もわたしも伝染すれば、秩序は崩壊するでしょう。

 

あなたの職場はどうですか?

 

もしこの記事を読んで、わたしが共感した様に心が癒やされたとしたら、ブログ更新のモチベーションがグッと上がりそうです。

 

問題解決を考えることも必要です。

 

でも、”自分が正しい道を進んでいること”を再認識するためにも、同じ考えを持つ人との意見交換は「諦めない力」を与えてくれるでしょう。

 

”ミイラ取りがミイラ”ではないですが、くれぐれも場に流され腐ってはダメですからね。

 

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