いつも本番前に慌てる性格を変えるには『下見力』が鍵

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練習量=成果

『段取り八分』とは、物事を作り上げるには、下準備に時間をかけろ。または、段取りによって成果が別れてしまうの意味。

『下見』とはリハーサルのことで本番ではありません。当然リラックスできれば、再現性は上がります。

慌てん坊さんは、この辺で心を入れ替えて、ちょっとだけ人生を真面目に生きてみてもイイのではないでしょうか。

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本番を成功させるには安心な環境でリハーサルをすること

わたしは自分が持つ国家資格の定期更新をするために講習を受けることがあります。しかし今回はいつもとは違う会場。行ったことがない場所でした。

もし遅刻すればまた次の機会になってしまい、予約してくれた会社側にも申し訳が立ちません。なので絶対に遅れていけないという訳です。年に何度もありません。

今回わたしは会場の下見しに行きました。性格的に面倒は先送りなタイプだし、出たとこ勝負な癖もありまして、自分的にはほんと稀な行動です。

実は正直に言うと、「下見をする行為が、何かかっこ悪いこと」だと考えてしまうからです。「何ビビってんの?」と言われたくありません。けど、いま違います。

わたしの会社のしっかり者の先輩が以前、出張の場所を休みの日に下見したことがありまして、職場のモラハラ人に小バカにされたことがありました。ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

それは私も同感で、「別にその日に行けば分かるじゃん?感とか働かないの?そうやって人は強くなるんだよ」と思うことも。その前に「よくそんな恥ずかしいことを言えたもんだ」と引いてしまうくらいです。

その先輩は普段から、明日着るものは前日に枕元に用意して置くそうです。最初その話を聞いたとき「は?そういう人、本当にいるんだぁ。」と、当時わたしも上から目線でした。

しかしながら、そういった安心の中での行動が余裕をうみ、本番で力を発揮する。そして先輩の人生をよいものにしているのも事実です。その流れを行動力に変えると以下の通り、

  1. リラックスした状況で練習する→ 本番でそれを再現する→
  2. 上手くいく→ 自信がつく→ 新しいことに挑戦する→
  3. 新たな経験値がつく→ さらに自信がつく→
  4. 繰り返す→

これは防災訓練と同じ理論で、物事を上手く出来る様になるためには、緊迫した状況で訓練するよりも、安心した状態でやった方が、よりよく動くことが出来るからです。マウスを使った実験でも証明されています。

もし逆だったら、2パターンが想定されます。

  1. ぶっつけ本番→上手くいく→ 天狗になる→ そんことは続かなくそこで「学ぶ」→ or「そんなことは無い!」と、やり方を変えない→
  2. ぶっつけ本番→ 失敗する→ 自信をなくす→ 挑戦心を無くす→ そのままのレベルにとどまる→

遠回りの人生か、不幸な人生か、いつも変わらない人生かという具合です。

そして多くの人が嫌う中、PTAを率先してやりたがる「前に出たがるタイプ」がなぜそうなったのか?も同じじゃないかとわたしは考えています。その流れは以下の通り、

  1. 純粋無垢な幼少期(物事の良し悪しを知らない)のころから人前で何かをやらされる→
  2. 親が喜ぶ→ もっと喜ぶ顔が見たい→ いつの間にか上手になる→
  3. 人前で何かをすることが得意だから好きになる→
  4. 更に高いレベル(PTA会長・自治会・市議会議員)にチャレンジしたくなる→

意識高い人達に囲まれて育つと、それが当たり前になってしまうのでしょう。

そして現在わたしもその先輩の習慣を見習って参考にする様になりました。それが、今回会場へと下見に行った理由です。

そのおかげで正確で適切なルートが解り、交通渋滞が半端ないことを事前に身を持って体験できました。なのでその知識から予測と対策をたて、安心のイメージが湧き、不安を打ち消せたのです。

おわりに

強面な芸人が、先輩の頭をこづいたり、茶化す光景をテレビで見かけることがあります。けどそれは、事前に挨拶に行き(そう言うことをさせてください)的な前提があるから出来るそうです。

言い換えれば『下見力』とは『根回し力』と言えそうです。

わたしの知り合いにも、常に新しいことに挑戦する怖いもの知らずな人がいます。最初は関心してたけど、一緒に居て行動や話を聞いてみると、事前に綿密に調べての行動でした。

つまり、「いつくもの失敗を想定したり、そうなったらどうすればいいか」のメンタルリハーサルをすれば、安心して行動できるという仕組みだったのです。

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