自分を変えるために色々なことをしてきたけど結果がでないときがあります。
その「色々なこと」を続けていくために、たくさんの障害を乗り越えてきたはずです。
ところが、結果が出ないと続けてきた方法を信じられなくなるものです。
- 本当にこのやり方が合ってるの?
- 本当にコッチでいいの?
- あのはなしは本当の情報だったの?
という迷いがでるものです。
でも迷うくらいならまだマシです。一番残念なのは「気持ちが冷めてしまう」ことです。
せっかくつづけてきたのに、もったいない心変わりです。
もしかしたら、暗闇を脱出する出口が、あと一歩だったかも知れないからです。
なぜモチベーションが下がってしまったのでしょう。
どうすれば始めたころの気持ちを思い出せるのでしょうか。
ブレないスタンスを維持するには「そもそも」を振り返る習慣を持つこと
せっかく続けてきた習慣なのに、
「何か気が乗らない・・」って思うのはなぜなのでしょう。きっと、
ことのはじまりを忘れてしまったからではないでしょうか。
たとえば、
■「自分の失態を誰かに助けてもらった」とします。
きっと相手に対して感謝していたはずです。ところが人は慣れる生き物、また同じようなあやまちをしてしまいます。ではなぜ、またおなじ失敗をくり返したのでしょう。
こたえは、
過去の失敗を忘れてしまったらです。
「もう、あんなことはしません!」って、そのとき思ったはずです。
「こんどは違う自分になります!」って誓いました。そして、ちがう自分になるための行動を模索するようになります。
悔い改めるほどの経験から出た対策なのに、なぜ、
「誓いという(学習)をしたくない」って思ってしまうのでしょう。それは、
学習する意味すら忘れてしまったからです。
そして、もう1つ理由があります。それは、
自分の都合に勝手に解釈した結果、
せっかく学んだ教えを疑い行動しなくなるからです。
つまり、
行き着いた先が「いまいる場所」になってしまったからです。
「こんな自分はイヤだ!」ってあなたは思い、変わるための知識を身につけました。最初はネットで見たことでしょう。そのうち「本」を買うようになったのかも知れません。
読んでは実践をくり返してきましたよね?
学んだ内容を実践すると「ちがう自分になったかの様」で、楽しい日々を過ごしてきたことでしょう。
でも、上手くいかないことばかりだと、
「本当にこのやり方でいいの?」って自分なりの解釈で行動を変えてしまいます。目的地につかないと地図を疑うのは仕方のない心境だからです。
そして、「やっぱりいままでの自分がいい」って考えるようになり、過去の自分を許してしまうのです。
それはそれで「いいこと」ではあります。いつまでも、引きずっていては前に進めないからです。
でも、よーく考えてみましょうよ。
道が分からないから地図を学びましたよね?
到着する場所に行くための「こと」ってみんな同じなのでしょうか。
「こと」とは、
「あなたの能力」「いまいる状況」「運」「タイミング」のこと、全て人それぞれちいます。厳密に上げたら、もっと細かい詳細に別れるはずです。
「だいたい何年で結果が出ますよ!」っていっていたとしても、あなたの持っている「もの」が平均的ではなかったり、いわれたヒントを別の意味で解釈している場合も考えられます。
もしかしたら、
もう少し先に成功があるのかも知れません。
成功するための絶対的なマニュアルがない以上、試行錯誤は大事な努力ではあります。
しかしものごとには基本があります。
どんなアレンジされたものでも、しっかりとした「基準」があるから、きちんとした「もの」になるのです。
たしかに、枠にとらわれないことも大事です。別分野の人がヒットする新商品を生み出すこともあります。でも、2回目はむずかしいものです。
人は忘れる性質がある理解した対策をするしかない?
誰でも「いい記憶だけは残しておきたい」ものです。
あなたがいつまでも引きずっていることって何なのでしょう。
その過去の記憶はどこかに保存されていませんか?
「目標達成する方法」で検索すると、
「紙に書き出して常に見る」という結果が出てきます。書いた目標を毎日、目視することで潜在意識に働きかける効果があるといわれているからです。
でも「上手くいかないと勝手な方向へ行ってしまう」といいました。
そんなときに、使えるのが、
いままでの足あとをふり返ってみる方法です。
過去のあなたを知るためにふり返ってみましょう。
1)以前、夢中になった「書籍」をもう一度読んでみる
いままで買い集めた(借りた)「本」をなぜ読もうとしたのでしょう。その本に、
「こたえが書いてあるかも?」って考えたから手に入れたはずです。
その当時の切実な悩み、その時々のテーマこそが、その本の内容なはず、
「変わらなきゃ!」って思い立って、行動するための地図として自分で求めた書籍たちです。
本の内容から、次に買うべき本のヒントを得て、次々とあなたは進化してきました。いま迷っているのなら、スタート位置にもどって、当時の心境にひたってみることです。
- 「あぁ自分、こうだったんだよなぁ・・」
- 「こんな方法に夢中になっていたっけなぁ」
- 「そう!だすっかり忘れていた」
なーんて大事な方法を思い出すかも知れません。
2)ネットの「ブックマーク」をもう一度クリックしてみる
もう何年も接続していないサイトにもう一度アクセスしてみましょう。
当時の自分を知る情報が書かれています。
- 「こんな悩みあったよなぁ」
- 「そういえば、こんな方法を実践していたっけなぁ」
- 「これだったんだよね」
わたしは数年前にノートPCが壊れてしまいました
当然、新しいプラウザには過去のブックマークはありません。
ところが何の気なしに、プラウザにログインしたら、過去のブックマークが表れたのです。
「あー!」ってびっくりしたのと同時に、少しなつかしくもなりました。
そして当時の自分を客観的に見ることもできたのです。
「人には忘れる機能が備わっている」のなら、死にもの狂いで探したサイトとは、これからも価値あるサイトではないでしょうか。
なぜなら、また見る機会があるからです。
忘れかけていた当時の「そもそも」を思い出せば、
なぜ、自分がいまの行動をしているのか、なぜ、その方法がいいのか、を再認識することができます。
もし、やる気がわかないのなら、そもそもをふり返ってみることをオススメします。
おわりに
「忘れる」のは、人が正気で生きて行くための仕組みです。
怒りや悲しみが癒されるのは、イヤなことの記憶が薄れていくからです。
もし怒りや悲しみの感情を忘れずにずっと覚えていたら大変です。きっと平和を保つことはむずかしいことでしょう。
でも、必要なことはやはり覚えておきたいものです。
■脳と潜在意識について書いています。
リンク本来持っている力をはっきする方法は○○側の意見に賛成すること
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