「これだ!」ってはじめても途中で辞めてしまうことってありますよね。
世の中、常に思い通りになるとはかぎらりません。状況に合わせて人は生きています。
でも、何度も何度も繰り返しているとしたら、問題はあなたにあるのかも知れませんよ?
何で「それが続かないのか」を少し考えています。
状況が変わっても、とにかく試行錯誤すること
「何が何でも『やり通す』と決意すること」
継続するのに必要なことばが、ここに集約されています。
自分が決めた目標に向かって動くことは人生の楽しみの1つです。
好きなことです。当然やる気も十分です。ルーティン化して継続中。道具もそれなりにそろえています。日々、出来るようになっていく進化が楽しくてたまりません。
ずっと一生をつらぬく(仕事・趣味・役割)だと心に決めて取り組めるようにもなっています。
ところが、良くも悪くも必ず邪魔は入ってくるのが人生です。
人は他人の目が気になってしまうもの。身近な人には意識してしまいがち。
正確にいうと、他人のリアクションによって、自分が受けるリスクを計算してしまうこと。
自分の意志よりも他人のことを優先してしまうのは仕方のない心理です。
「嫌われたくない」「迷惑なのでは?」「空気を読むべきか?」わたしたちはいつもまどわされ自分の気持ちと戦っていますからよく分かります。
死活問題なら背に腹は代えられませんから、つづける正当な理由にもなえります。自分の決めた目標にむかって堂々と歩いてけるでしょう。
「それをやらなくても死ぬわけではない」のだとしたら、つい周りに流されて、あきらめてしまうのです。
でも、そう冷めた目で人生を生きていては何の進歩のありません。
自分を変えたい、このままではイケない、新しいことをしようと決意したのなら、ここは1つ他人に負けない強さと、嫌われる勇気を持ってそれを続けるべきです。
続かないのは、それをやる意義がなくなってしまった時
ここに、若い頃サッカーでゴールを守っていた元キーパーAさんが40歳になったとき、
「今度は『ける側』になりたい」という夢を持つようになりました。
Aさんには家族がいます。
「子供にカッコイイところを見せたい」と思ったり、
「オーバーヘッドキックやリフティングの回数などのズゴ技ができるようになったら、動画投稿して楽しもう」とも考えて日々練習をしています。
ところが人って、
1人で何かをするよりも、何人かでやった方が楽しい
上手になった自分を見てほしい
と思うようになってしまうのです。人の性なので当たり前の心理です。
「そういえば、あいつら何やっているんだろう」かつての仲間たちとプレイしたことを思い出すようになります。
部屋に1人こもる趣味であっても、同じ趣味の人と共感したくなるものです。1人よりも複数で成しとげたものは、喜びや感動はその倍になりますからね。
人は、自分が「これ最高」って思ってやっていることを他にもススメたくなるものです。ましてや、過去にやっていたサッカーです。またやりたいって思うにちがいありません。
「またサッカーやらないか?」ダメ元で連絡したら、またサッカーをやることになりました。
誘ったあなた本人の心境としては、
フィールダー(相手に攻めるポジション)として、過去のゴールキーパーではない自分として楽しみたという思惑です。
ゴールを決めるためにサッカーをまた始めたのですから当然の思いです。
自分よりも他人を優先すると毒に変わる?
そして、かつての仲間でサッカーをするようになり始めたときです。当然仲間は、あなたがフィールダーの練習をしている事情もよく知っています。
「お前、フィールダーやりたいんだよな?別にいいけど、キーパーどうするの?」
集まった仲間はキーパーの経験がまったくありません。
何よりも、かつての仲間は自分のポジションを楽しもうと思って集まってくれています。そしてゴールを守れるのは元キーパーのあなただけ。
■さて、ここが人生の分かれ道です。あなたが進むべき道はどっちでしょう。
- フィールダーとしてサッカーをするために試行錯誤する
- サッカーが出来れば何でもいいと状況を受け入れる
もしフィールダーとして活躍したいのなら、1のフィールダーとしてサッカーをすることをオススメします。
「それってワガママじゃないの?」って思うことでしょう。
久しぶりに集まってくれたことが嬉しくてたまらない気持ちはよくわかります。それぞれに事情はあることでしょう。忙しい、合わないスケジュールをさいてここに来てくれただけでも感謝です。贅沢はいえません。
あなたがキーパーの役につけば、すべては丸く収まります。
なんて素晴らしい気づかいなのでしょう。
「やっぱサッカー楽しい!」ってきっとほぼ全員が楽しい時間になるでしょう。
でも、まちがなく後悔します。そして成長もありません。馴れ合いの関係が続くだけ。うんざりすることでしょう。
「もうグランドに行きたくない・・」
悔しい思いをイヤというほど味わうだけです。
仲間と楽しむことが目的ならこれでいいのですが、
あなたは「フィールダーとして活躍したい」という夢のために日々努力をつづけてきましたよね?フィールダーとしての環境や道具もそろえていることでしょう。
何のために、またサッカーを始めたのですか?
キーパーに収まるということは、最初の動機(ける人)とちがう道に進んでしまうという状況です。
動機が変わってしまっては、もはや、それ(サッカー)をする理由はなくなってしまいます。
モチベーションも下がれば、試合にも身は入りません。一体何のためにいままで練習をしてきたのでしょう。何のために新調した道具なのでしょうか。
その決意に賛同してくれた人はいませんでしたか?ガッカリされます。
「みんな楽しそうでいいよな~何か損した気分」被害者意識に変わる人もいます。
「もうサッカーなんて辞めたい」と思うようになり、また次にやりたいことへと変わってしまうのです。
自分が本当にやりたいことではなくなってしまったのですから、つづかないのは当然といえば当然の結末なのでしょう。
でも結局は自分の決断です。
完璧主義はやめ不完全な自分を受け入れる
たしかに元フィールダーには敵わないかも知れません。若い頃に取得した能力を身体は覚えています。少し練習すればカンを取り戻すのに時間はかからないことでしょう。
でも、それは仕事なのでしょうか。プロではありません。ちょっと真面目に考え過ぎではないでしょうか。
キーパーとして誘われた分けではありません。そしてあなたがフィールダーになるべく、またサッカーを始めた経緯を仲間は知っています。
しかし、あなたが出来ないのには理由があります。
「本当に自分は、みんなと同等のレベルになれるのか。ついていけるのか」という不安です。
そして、出来ない自分をさらして笑われたり、批判されることを恐れている。リスクを考えると結局は、楽な方へ流されてしまう。
キーパーなら「上手に出来る自分」でいられます。強い自分でいられます。
不安をなくすには自信をつけることです。壁を乗り越える勇気を持つことです。
本当に、フィールダーとして活躍したいのなら、ほかに代わりの人を探す努力をすることです。
何でも共通することですが、長期的な判断を選ぶことが結局は正解になるようにこの世はできています。
いまのチームのレベルのキーパーがいないのなら、やる気のある人材探してキーパーを育てればいいんです。
「いま、直ぐに、手っ取り早く」と考えないこと。
このチームに合ったキーパーがいないからといって、あなたが気づかう必要はないのです。
何のためにサッカーをはじめたかもう一度よくふり返ってみてください。自分を責めてはいけません。
ここは1つこころを鬼にして、自分の気持ちをつらぬく強さをわたしは強くオススメします。
おわりに
空気をよんだ判断によってつまらない人生を送っている人はたくさんいます。協調性も大事ですが、まず大事にすべきは自分の気持です。
趣味は所詮趣味。ではありますが、楽しめるのは生きている内だけです。やるだけやって、出来なきればその時はその時です。素直にあきらめればいいんです。
飽きて辞めたのと、見極めて辞めたのでは意味がちがいます。まずは、自分を信じて一歩づつ行動にしてみることです。
▼自分を信じて行動あるのみです。
リンクそれ無理じゃない?自己イメージが変わるだけで限界は超えられる
もっと探してみる