お金持ちではないクルマ好きで家庭持ちのお父さんにとっての車選びってシビアですよね?
だって自分が本当に好きな車に乗るのは難しいものだからです。
先日友人と車選びについて語り合いました。すっごく価値観が似ていて、わたしと同じ状況でした。
ということ、友人夫婦それぞれの主張を書いてみます。
車は流行りを追わない方がお得でしょ?
友人の主張
「トヨタのランクルがいいよね」
友人がランクルを選ぶ理由
- 自分が好きだから
- 何年たっても価値がある
- 丈夫
- 需要がある
1)本人が好きだから
まず友人はクルマ好きです。自分が本当に好きは車を買えば、責任をもって管理するでしょう。(常に車はピッカピカ)
2)何年たっても価値がある
ランクルに限らず、ジムニーなどは古くなっても古さを感じさせない車種があるということを知ってくださいね。
「旧車会」とかいって、年代物の車やバイクがすごい高値で取引されているのも事実です。
つまり、「古くなった=時代遅れ」という公式は当てはまらないのです。
3)丈夫
テレビ番組の企画もので、アフリカなどの発展途上国のデコボコした道をランクルが走っているのをよく見かけることがあります。
友人いわく、ランクルのディーゼルは50万キロは走るそうですよ。
たしかに、むかしの車に比べて最近の車は長持ちするようになっています。20万キロ超えでも乗っている友人も身近にいますからね。
年間1万キロだと過程すると50年も乗れてしまうのか?はオーバーですが、並の車とは比べ物にはならないようですね。
そして、古い年式のランクルは海外に出されてしまうそうです。
たしかに、カブ(ホンダのバイク・郵便屋さんも使っている)なんかも海上コンテナで大量に積み出されているようです。
4)需要がある
なので、中古車の個体数が少ない状況。ということは、必然的に価値があるということ。と同時に、好きで古い車に乗っているということ。
結果的には、「古くなってもみっともなくない。長期的に優越感も味わえて、お得になる」という主張でした。
もちろん修理費用はかかるでしょう。でも先程はなしたとおり、人気がるから直してでも乗る価値があるのですよ。ただ、修理代については未知数です。
丈夫だからアフリカなどでも人気が高いのでしょうね。
丈夫なのはラリー(砂漠とかでレース)でも証明されています。
奥さんの主張
「新車を買うなら、いま流行のセレナの様なミニバンがイイ」
その友人は子供が多い実家暮らし、両親も健在な背景になっています。
「できるだけ人が多く乗れて、たくさん荷物が乗れる車」というのは主婦として当然の主張でしょう。
ふつう家庭持ちならコッチですよね?
理由は書かなくっても分かることでしょう。が説明します。
車は常に進化しています。
ハイブリットや自動ブレーキや車外カメラなど、日々進化していますよね。新型には新型の魅力があるのは言うまでもありません。
たしかにランクルもミニバンと同じように使える車です。実用的だから僻地(へきち)の人たちがこぞって乗りたがるのでしょう。
もし住んでいる地域が雪国だったり趣味がスキーや本格的なアウトドアだとしたらランクルは有りなのは分かります。
でも温暖な平野部で、小さな子どもやお年を召した両親を考えると、ここはやはりミニバンにするのは当然といえば当然の選択だと思います。
でもコレだけはいえます。
間違えなく10年後、無価値になっていることでしょう。
そしてまた買い換えてしまうのは、そこに直す価値が無いからです。
男は「いつになっても男の子」
わたしが最初に車を買った頃は平成の初頭です。スポーツカーやセダンが流行ったバブル後期のことでした。
ところが2000年代中期ころ辺りから、ワゴン○や○○ワゴンの様なバンタイプの車へと流行りも移り、いま(2017年)に至っています。
言いかえれば、「見た目が映画やアニメの様にカッコよくて速い車」から、
「人がたくさん乗れて荷物もいっぱ積める実用的な車」に変化を遂げました。
カッコイイの定義も時代とともに変わってしまったということなのでしょう。
たしかに最新のデザインは魅力的ではあります。が、車愛好家にとっての魅力は見た目だけではありません。いじれる車だったりするものです。
「ここがこんな風だったらイイなぁ」というような、昔の車にはツッコミどころがありました。
でも最近の車は「いじり甲斐」がなくなっています。
最初からデザイン性も高し、何よりコンピューター制御化が進み、素人が手を出しにくくなっている。
男と女ではそもそも脳の作りがちがいます。我が家同様、結局は奥さんの主張を受け入れたようでした。
何はともあれ、ファミリーカーが無難な選択なのは否めまない事情でしょう。
おわりに
車は安い買い物ではありませんし、何をもって正解なのかはその時々によるものです。
上手に買い換えるのもいいけど、良い商品を永く使うという考え方はこれからの時代に合っているのかも知れません。
財布やバッグなんかも同じです。ブランド物の流行り物も数年後には時代遅れです。
しかしながら、名もない革財布や革靴だとしても、本皮の職人仕上げの商品なら、お手入れ次第で結構ながくつかえるものです。
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