「オレには無理」系から「それ出来る」系に変身。変われたのはなぜ?

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人は誰でも「わたしってこんな人です」というような、自分に対してのイメージを持っています。そのイメージによって物事の判断や行動を再現します。

と、いうことは、本人しだいで結果も変わるということですよね?

 

今回は、「さえない中学時代から、彼女が出来るまでに成長した友人」の実話を書いています。一体、どんな心理的作用があったのでしょう。

 

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マジックワードをつかって人を「その気」にさせる

「君!説明うまいね!」

「お客様からの評判いいらいいぞ?」とか、上司が部下に対して意図的にほめ続けていくと、部下の能力が上がることがあります。これは、人の心理をうまく刺激したことによって出る効果です。

 

本当は「そんなにほめるようなこと」ではなくってもほめづづけていけば、実際に能力が上がってしまうこともあるのです。

 

人はほめられ続けると「オレって本当は出来る人?」って思いはじめます。そしてプライドも刺激されて自分に期待をもつようになっていく。そのうち本当の言われたように進化していきます。

面白いですよね?まさにマジックです。この精神的変化を自己成就予言といいます。

 

ポイントは?

自分と比較してあげることです。

たとえば、あなたが職場の先輩でターゲットが新人だったとします。

「自分が新人のころよりも仕事覚えが早いよね?」とか「教えるのがすっごく楽」とか、昨日できなかったこと、少しでも進歩したことをほめてあげるのです。

 

他人の劣っている部分を引き合いにはげますのはよくないです。

逆に思い上がってしまいます。自信過剰は本人にためにならないからです。後々の関係にも支障をきたす恐れもあります。あくまでもさり気なくがポイントです。

 

素直さが大事です

「ヘッ・・心にも無いことを・・」って大人は考えがちです。大人はながい人生を歩んできました。すれています。自分という能力をよく理解していれば、ひねくれた思考になってもしょーがないです。

 

でもこどもは素直です。まだ、自分という存在は未開発です。

幼稚園にはお絵かきの時間があります。まだ「絵が上手く描けている」という客観的思考はありません。ただ「クレヨンで紙をぐるぐるしたい」というだけです。描く行動に「うまい」という概念がないんです。

 

「上手にかけた」ってわかるのは、「上手だね」って誰かに言われるからです。

「上手」という意味を理解していない状態でも、笑顔とプラスして「上手」って声をかけられるからうれしくなる。また笑顔が見たくて「上手だね」って言われるように、ずっと絵を描きつづけてしまうのです。

 

こどもは1つのことを執着するように出来ています。

お気に入りのアニメを何度も何度もくり返して見てしまうも、プログラムが機能するからです。大人は「またかよ?」って思ってしまうでしょう。それが子供というものなのです。

 

お絵かきも同じです。笑顔で話しかけられた記憶の再現を求めて、毎日毎日絵を描きつづけます。

人は1つのことをくり返すことで成長する能力を持っています。そしていつの間にか、本当にお描きが上手になってしまうのです。

 

人はほめられれば、いくつになってもうれしものです。白々しくったっていいんです。うんとほめてあげましょう。

 

まったく「さえなかった友人」がポジティブにチェンジ

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結論からいいます。

友達をバンドのボーカルにしてしたら性格が変わりました。では、そのストーリーを簡単に書いてみます。

 

イタズラ的に友人をボーカルに決める

バンドの人気はボーカルが鍵をにぎっています。

でもバンドマンにとっての魅力って「音作り」です。そして簡単に出来ない楽器をやってしまうのがかっこいい。そんな考えを持った連中がバンドマンです。

 

わたしは学生時代バンドを組んでいました。最初ボーカルはいません。みんな楽器をやりたいからです。憧れのアーティストの曲を真似します。

そして伴奏はできるようになりました。やがて誰かに見てほしいと思うようになります。ところがボーカルはいません。

 

わたしが学生だった当時「男の子が歌を歌う」って、ちょっと恥ずかしい時代です。男子はBE-BOPハイスクール的に硬派をきめています。Gパンにもワンタック。

「愛してる~♪」なんてシャバ僧です。歌い手がいない状況です。ちょとはなしを盛りました。(笑い)

 

そんなとき、ある友人に目をつけます。バンド経験はなくても、歌うことに対して「恥ずかしい」という心理を持たない友人だったからです。

 

しかしここで重要な問題があります。「ルックス」です。

当時化粧などをするようなバンドが流行りだったからす。「BOOWY」「BUCK-TICK」「X」など、ちょいワルモテ系のバンドをコピーする環境です。黒服フアッションがかっこよかった時代でもあります。

 

もちろん化粧系だけではありません。「ジュンスカ(JSW)」や「ブルーハーツ」や「爆風スランプ」とかのワイワイ系もありました。(懐かしい)

 

余談です。わたしは中学のころはレベッカが好きでした。でも一度もコピーの実現はなかったでけど。いまはキャッチャーなメタル系などをコピーしています。なんちゃってですけどね。はなしがそれました。

 

でも、この友人はお世辞にもモテ系とはいえますせん。逆行しています。不謹慎ですが、わたしたちメンバーは、それがすっごく面白い状況でだったのですよ。

 

おほめ言葉が及ぼす心理作用

「○○カッコイイ~」「ヒュ~ヒュ~」ってよくからかいました。突っ込みたくなるようなリアクションを返してくれるからです。

愛嬌(あいきょう)があるっていうのでしょうかね。「うるせーよ!(笑い)」っていいながらも、本人はまんざらではない様子。怒る人にはいいません。

 

人は役目を与えられると、その役目を演じようとするものです。

わたしたちは当時BOOWYをコピーってました。ボーカルにした友人は氷室さんの歌い方からフアッションまで真似をするようになります。

 

やっぱり似合いません。本人もわかっているのか?でも事実です。

なぜ本人は乗り気なのでしょう。きっと、現実とはちがった自分に変われることがうれしいからだと思います。

 

そして、わたしたちはバンドのライブごっこをはじめます。

「ほら?ここで氷室っぽくかっこつけて!」「イイじゃん?その調子!」とといい、ボーカルに氷室ワールドを強要。BOOWYのライブビデオを真似てのカッコつけて、プロになりきらせます。

 

やがて、小さな小さな会場で実際にミニライブを行うことに。結果は知り合いが数人集まった程度です。でも、本人は何かをつかんだ様子です。

実際にライブをするとなると、服装やメイクが心理に影響を与えます。鏡を見れば、そこにはいつもとちがう自分がいるからです。

 

わたしたちメンバーのイケてるというほめ言葉もプラスされて着々と自信が持てるようになったのでしょう。

 

ボーカルの友人に恋人が出来た

信じられません。わたしたちメンバーを差し置いて、とうとうそのボーカルに彼女ができました。しかも可愛い。「ウソでしょう?」「どこがよかったの?」って誰もが思った相手です。

 

行動力です。本人も気づかないうちに「行動にふみ切れる自信と勇気を学んでいた」のだと思います。じゃないと、ボーカルを経験する前の友人の行動の説明がつかないからです。

 

「相手に(そうだ)といいつづけると(そう)なる」って、そのとき若いながらも思いました。だって本当に変わってしまったからです。

そして、はじめてつきあった彼女と別れたあとも、またすぐに新しい彼女をゲット。しかも可愛い系です。

 

その後就職してから出世して活躍しているって聞いています。本人の気質もあります。でも私達バンドメンバーのおかげもあるって思ってしまいます。

 

負けず嫌いな人には逆効果かも?

でもほめ言葉のご利益が誰にでも当てはまるとはかぎりません。中には、けなされたり、出来ない事実を否定されると燃えるタイプもいるからです。反発とは状況を改善しようとするためのプラスの行動です。

 

そんな人の場合ほめるのはやめましょう。なぜなら、人は変わらないことを「良し」とした性質が、本能にプログラムされているからです。

 

「断崖絶壁を渡って向こう側に行けば食料があるかも知れない」と思ったとしても、行動しないのは死の危険があるからです。安全な状態を維持する役目が脳に備わっています。

 

本当に飢餓的状況になってはじめて危険な行動に移すのです。負けず嫌いな人にとっての危機的状況とは、「こんなの出来ないの?」という追い込みです。

プライドの高い人にとって「出来ない」は、バカにされた様なもの。「汚名返上という」ことばが原動力になるからです。

 

おわりに

そして、そのボーカルだった友人はバンドメンバーの中で、いち早く結婚することになります。

本当にすごいです。なぜなら、一同口をそろえて「結婚するのは一番遅い」っていわれていたからです。本人も「うるせーよ!」って受け入れていましたからね。ふところが深い人です。

 

自分が自分に対して持っている自己イメージを変えることに成功した一例?を紹介いたしまいした。

 

自己啓発
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