根まで枯らせる除草剤で有名なラウンドアップ。それをしても枯れない雑草はある。
でも条件付きで、ほぼ全ての雑草に効果がある除草剤があった。
そしてグリホサート系の除草剤でも、成分と使いかたによっては効果があるかも知れない。
「根まで枯らす除草剤」が効かない種類の雑草がある
根まで枯らす除草剤が効かない雑草とは、もしかしたらイネ科の「オヒシバ」の可能性が高い。
まずはその雑草が何なのか?オヒシバなのかを調べてみよう。
「Googleレンズ」で撮影して名前を確認
Googleレンズを使えば名前が分かるかも知れない。
矢印のカメラマークをクリックして撮影してみよう。
実際に使ってみると、オヒシバであることが判明。
オヒシバには「グリホシネート」が効く
結論からいうと、グリホシネート系の除草剤は、イネ科(オヒシバ)に効果を発揮する。
更に、この情報をわたしに教えてくれた農家の友達によると、『グリホシネートでも(Pナトリウム塩)じゃないとダメだ』とのこと。
塩が効く!
以下の商品があったとしたとき、どっちを買うべきか?というと、
- ◎ザクサ(グリホシネートPナトリウム塩)
- ○バスタ(グリホシネートのみ)
この場合ザクサを選べ、とのことだった。
現時点でわたしはまだ実際に試してないが、プロの農家さんの話なので信用して記事にした。
とはいえ、グリホサートよりもグリホシネートが劣る部分もあるので、その辺を学んでみよう。
グリホサートとグリホシネートの効果について
結論をいうと、グリホサートよりもグリホシネートが劣る部分とは、根絶しないこと。
ここでざっくりとグリホサート・グリホシネートについて少しお勉強。
枯らす範囲 | 時間 | 効果の範囲 | |
グリホサート系 (ラウンドアップ) | 根まで枯らす | 遅効性 5日〜2ヶ月 | 効果がない種類もある |
グリホシネート系 (ザクサ・バスタ) | 茎を枯らす | 即効性 5日〜20日 | ほぼ全てに効果あり |
スギナ・チガヤなどの多年植物の場合、根まで枯らすグリホサート系(ラウンドアップ)が適している。
その反面、イネ科にグリホサートは効かない。なのでグリホシネートが適している。
ところがグリホシネートは雑草の茎を枯らすが根絶しない。
でも何度か使っていくことで、生息範囲の拡大を防ぐことができるそうだ。
成長し過ぎたオヒシバは「刈り込み鋏」で処理
今回も我が家の雑地エリアに生えた雑草に、グリホサート系の除草剤を散布した。
やはりオヒシバだけ綺麗に生き残った。
オヒシバは小さなうちは手で簡単に引っこ抜くことが出来る。
でも丁度その付近の生垣の藪の中に、スズメバチが出入りする様になった。
なので草むしりができなく、1ヶ月ほど放置した結果、特大サイズになっていた。
小石を投げて巣があるのか確認したところ無反応だったので、オヒシバを刈り取ることにした。
80cmにもなるそうだ。
刈り込み鋏はザクザク刈れる。あとは刈り取った茎を別の場所に移動した。
▼刈り込み鋏は芝生も楽に切れる。
グリホサートでもイネ科を枯らせるのか?
今回使用した除草剤は、最初がラウンドアップマックスロード。次はジェネリック品。これら(グリホサート系)の原液を濃いめに作ったものを2度使った。
画像をよく見ると、枯れた小さなオヒシバらしきものが。
茎が青々としたオヒシバを刈り取ってみると、根本付近の茎は枯れ出したものもあった。
もしかしたらイネ科でも、時間をかければ枯らすことが出来るのだろうか?
そしてラウンドアップマックスロードは「グリホサートカリウム塩・・・48.0%」と謳っている。
塩配合!
もしかしたらラウンドアップマックスロードの原液を濃いめをたっぷり使えば、メヒシバが枯れる可能性がありそうだ。
オヒシバは早めに駆除しよう
稲穂をつけたオヒシバを刈り取った後の地面を見てみよう。
雑草のタネらしきものが無数に落ちている。
もしかしたら来年もまたオヒシバ祭りになりそうだ。
なので来年また同じ場所にオヒシバを生やさないためには、タネをつけさせないこと。
つまり稲穂がつく前に何とかすべし!
おわりに
この記事を書く今は草が枯れゆく10月の秋。
来年はグリホシネートPも使うことにしよう。
▼根まで枯らすグリホサート系(ラウンドアップ)の記事。
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