今年もまた、コガネムシの大群がやってきた。
実はコガネムシではなく、ドウガネブイブイだと思われる。
コガネムシは8月から活動が活発に
我が家の庭に植えてある生け垣シルバープリペット。数年前からがコガネムシの被害にあっている。
でも今年は7月に入っても姿は見当たらない。
そして7月下旬になると、二三匹、見るようになった。
「まぁ数匹程度だし、きっと去年まいた殺虫剤が効いたから、減ったのだろう・・」と気に留めることはなかった。
ところが8月7日の朝、いつもの様に庭をパトロールしたときだ。
昨日まで見かけなかったコガネムシの大群が、びっしりとシルバープリペットに群がっているではなか!
マジですか・・
この樹の下に潜んでいたのか。それとも別の場所からやってきたのか。それは分からない。
ただ言えのは、このままでは、また来年も同じ轍を踏むということだ。
そうならないためには、一匹でも多く駆除する必要がある。
そんな訳で、やれることをやってみることにしよう。
一匹ずつ捕殺するには多すぎる
実は当初、捕殺するつもりだった。
昼のコガネムシは基本、飛ばない。
棒で突くと、簡単に下に落ちる。なので、水を張った入れ物を下に持っていれば、その中に捕まえることができてしまう。
ところが今年は例年と少し状況が違う。
毎年わたしは生け垣シルバープリペットを春辺りに剪定し、小さくしていた。
でも今年は伸ばし放題にしている。それはコガネムシを捕まえづらい状態。
虫の数も多い。木もデカくなり過ぎて手が届かない。木の数も多い。
なので別の手段をつかってみることにした。
▼コガネムシを捕殺。
殺虫剤(水和剤)をまいてみた。2023/08/07
除草剤をまくときに使う、噴霧器をつかって水和剤を散布してみよう。
コガネムシは木にびっしり、たかっている。
葉も食害にあっている。
さっきも言ったけど、木は剪定してないので、葉の数は多い。
なのでこのまま放って置いても、樹が駄目になることはないはず。
オルトラン水和剤をつかってみよう。
2リットルの水に対して3袋を使用。薬液は濃いめに作った。
コガネムシではなくドウガネブイブイかも
試しに一匹捕まえて、薬液を噴霧してみると、直ぐに茶色い液体を出した。
この液体を調べたところ、驚いたりすると茶色い液体を出すらしい。「ドウガネブイブイ」か「アオドウガネ」がそれに当たるそうだ。
そして数時間後に確認するとすでに逝っていた。
この日は気温が高かったので、薬の効果なのか、高温にやられたのかは不明。
身の丈以上の樹への薬剤散布には保護メガネを
実は最初、薬をまく最中、風のせいで、顔に薬液がかかってしまった。
木が大きいので上から散布したせいだ。地面に向かって散布する雑草とはちがう。
メガネをしていたので、直接、目にかからなかったのは不幸中の幸い。
なので作業を中断して保護メガネを用意。
といっても、さほど強い薬ではないと思う。でも念のため、顔と目を洗ってから作業再開をした。
薬剤をまいた直後の状況
水和剤をまいていくと、コガネムシはポロポロと、面白いように落下。
ところがしばらくしてから確認すると、5割くらい元通り。
このときの個人的な推測は、噴霧器の水圧に驚いて落下しただけに思えた。
夏の強い日差しを避ける様に、樹の西側に移動した気もする。
それでも数匹、息絶えたものも目視できたので、全く効果がなかった分けじゃないのかな。
地中の虫と葉を食べた虫を退治する
その他のアイテムを使って、土の中と葉につく害虫を退治することに。
今回もオルトランDX顆粒タイプを樹の下へまくことにした。
水に溶けたオルトランDX顆粒タイプを根が吸収すると、薬効成分が樹、全体に行き渡り、葉を食べた害虫を退治する仕組み。
生け垣は10本近くあるので、量は一気に減った。また買わないと。
各オルトランを使った翌日の様子。2023/08/08
各オルトランをつかった翌日、確認してみると、ドウガネブイブイの死骸がポツポツ転がっていた。
上の画像中の赤い矢印がそれ。
そして、生け垣にたかるドウガネブイブイは、当初ほどでなはいが、まだ健在。
それでも薬剤散布前よりは減っていた。
殺虫剤をつかってから2日後。2023/08/09
オルトランの水和剤と顆粒タイプをつかってから2日後の朝、例のごとく、わたしはシルバープリペットをパトロールした。
すると嬉しいことに、ドウガネブイブイは激減!
生け垣の葉の部分を、ざっと見ただけだが、ほんの数匹程度しか見当たらない。
そうはいっても、この日の夜に雨が降った様なので、もしかしたら隠れている可能性もある。なのでまた明日、確認してみよう。
▲上の画像は、死んだカナブンとのツーショット。なぜか芝生の上でじっとしているドウガネブイブイ。いじったら飛んでいった。
各オルトランを使ってから3日後。2023/08/10
各オルトランを使ってから、また同じ様に生け垣の早朝パトロール。
樹全体に薬液を散布できた8割の生け垣において、ドウガネブイブイを見かけた数は、なんと一匹だけ。
ところが、薬液を上から散布できなかった、高さが2mmを超えた2割の生け垣の最長部に、ドウガネブイブイを多数見かけた。
ちなみに前日は、激しい雨が降ったので、葉に散布した薬液は落ちてしまった気もする。
それでも木の根元にオルトラン顆粒をまいたので、薬効成分が地中に染み込んだことだろう。
オルトランの効果あり。4日後。2023/08/11
同じ様に四日目の朝も生け垣をパトロール。
水和剤を散布したエリアの生け垣では2匹だけ。とりあえず1匹はつかまえた。
なので薬は効く思われる。なぜならドウガネブイブイの寿命は、30〜50日らしいので。
それと、水和剤をかけなかったエリアには、まだ多数生存中。
なのでもう一度、薬を散布した方がいい。それには生け垣の剪定が必須。頂上部に薬が届かないので。
そして殺虫剤をまく前に、後尾をしているところをよく見かけた。
ドウガネブイブイは同じ場所で発生するので、来年のためにも見かけ次第、捕殺することにしよう。
おわりに
ドウガネブイブイは8月になると大発生する。
なのでその前にオルトランDXをつかって予防することが大事だった。
物忘れが酷いわたしにとっての問題は、来年の7月に、その件を思い出せるかどうかだ。
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