前年の秋と翌年の春のこと、コガネムシの駆除用の薬剤をまいた。
幼虫を消すことで、成虫を発生させないため。
残念ながら翌年の夏に、またコガネムシは出現。
今回わたしは人力で何とかすることにした。
コガネムシが発生した植栽の地面に薬剤散布しても安心しない
コガネムシの成虫は春と秋。幼虫は4月〜5月・9月〜10月に活動する。
そしてこの記事を書くいまは8月上旬。
コガネムシ対策として、薬剤を散布する場合もあると思う。
薬剤は、使う場所・使う量・種類にもよるけど、駆除率は100%ではない。
▼前年の秋。この記事の前々回の記事
▼翌年(今年)の春。この記事の前の記事
わたしは去年の秋と今年の春にオルトランDXという地面にまく顆粒の薬剤を散布した。
けど残念なことにコガネムシは現れた。
もし成虫が見当たらなくても、葉に虫食いや、フンがあればコガネムシいる可能性がある。
成虫と成ったコガネムシをそのまま野放しにすると卵を生み、コガネムシが発生してしまうので、駆除する意外方法はない。
ちなみに鉢植えにオルトランDXまくと、ほぼ間違えなく、害虫駆除に効果があると、わたしは実感しているので、使い方次第だ。
コガネムシは人力で捕獲する
何にでもいえることだけど、成虫と成った害虫を駆除する方法として、エアゾールタイプの殺虫剤が手っ取り早く効果もある。
でも我が家の生垣のように、スプレーする範囲が広いと、殺虫剤は何本も必要になってしまう。
もしまだ土の中に幼虫が潜んでいるとしたら尚更だ。
そしてわたしは殺虫剤の薬害が体に出てしまう体質なので、なるべく使いたくない人。
コガネムシの成虫は動きが遅く毒性もない。しかも死んだふりをする特性があるので捕獲しやすい昆虫でもある。
なので薬剤を使わずに捕獲してみよう。
コガネムシの駆除は棒と水で捕まえる
まず用意する道具は、コガネムシを入れる容器と棒の2つ。
わたしは「虫かご(アクリル)」と、その辺に落ちていた「小枝」を用意した。
捕まえ方はシンプル。
- コガネムシがとまる葉の真下に容器をセット(手で持つ)
- コガネムシを棒で突っつく(もう一方の手で)
- コガネムシは下に落ちる
- その下にある容器の中に入る
なので容器は広ければ広いほど、落下したコガネムシをキャッチできる。
今回わたしは水を入れた虫かごを使った。
けどよくよく考えると、コガネムシを攻撃しても飛ぶことはない。死んだふりをするか、地面に落ちれば土の中に逃げようとする。
それでも絶対に逃さないためには、水を入れた方が確実だ。
ただ、この道具をつかった方法にはすこし問題がある。
容器が大きいので、枝が邪魔になり、コガネムシの真下に容器が入りにくいこと。
なので、葉を揺らしてコガネムシが落下しないよう、慎重な対応を。
一度、水の中に落ちれば飛び立つことはなかった。
コガネムシの大量発生を防ぐ方法は毎日のパトロールにあり
コガネムシの捕獲を始めてから、わたしは毎日コガネムシが発生する生垣のパトロールをするようになった。
6日間、毎日のパトロールする間、1日に2〜3匹を捕まえた。
6日経つとコガネムシ汁で水の色は更に茶色く濁ってしまう。
そして六日目の朝の時点において、コガネムシは一匹も見当たらない様になった。
でもまだ安心するのは早いと思う。まだサナギがいるかも知れない。
そして当生垣から少し離れた場所の同じ樹木の生垣があやしい。
というのも、葉が食害されているのに、未だ一匹も確認できないからだ。
もしかしたら別の虫の可能性も捨てがたいが、コガネムシが夜にだけ活動していることも考えられる。
薬剤は適期につかう
わたしは7月に入ってから、コガネムシが生息する生垣の根本付近に残ったオルトランDXを追加した。
雨もあまり降らなかったので、薬剤成分が土の中に染み込んでないのか?
それとも成虫やサナギには効かないのか?
それとも分量が少なかったのか?分からないが、コガネムシは発生した。
見ての通り、木の根本には芝生が生え広がっているので、薬剤が染み込みにくとも言えそうだ。
たくさんまいた後に水をかければ、効き目が上がるかも知れない。
そうは言っても、6日間で捕獲したのは約13匹。その程度の発生率。
去年までの大発生に比べれば、よく確認しないと見当たらない数なので、薬剤効果はあったとわたしは考えている。
おわりに
まだ土の中に潜んでいるかも知れないので警戒が必要だ。