高くなり過ぎた庭木をノコギリで切り倒すポイントと後処理が時短できた話

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ヒメシャラ

人の身長ほどだったヒメシャラの樹が二階の窓から見える様になりました。ただ高いだけなら、後でどうとでもなります。でも太くなり過ぎては人の力で切り倒すのは至難の業。

基本的に大きく選定するのは休眠期の冬が望ましいそうです。いま3月です。ちょっと遅いけど、思い切って大胆に樹の高さをつめることにしました。

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植えてから10年たったヒメシャラの高さを詰めてみた

最終的な仕上がりを想定して幹をカットする

切った部分ら枝が伸びてきます。「ほうき」を逆さまにした姿になるでしょう。なので、ここはあなたのセンスが問われます。

「もう太い幹を切るのはゴメンだ・・」という人は思い切って根本の方から切ってしまう選択肢もあります。でも、日よけとして重宝しているケースなら、ある程度の高さは残して置きたいところでしょう。

なるべくノコギリ作業を「疲れない」様にしたい

重力の力を借りましょう。絵の様な幹を切り落とすときは、内側から刃を入れると切りやすいですよ。

そして、枝や幹が太くなれば当然切りにくくなります。幹が太い分、ノコギリの刃に摩擦がかかるからです。

もう1つは、切った状態によって、ノコギリの刃を入れた切り口に、樹の圧力がかかる場合です。

例えば、垂直にそびえ立つ樹の根本切り倒すとき、刃を水平に入れると、重力によって樹の重みがダイレクトにのしかかります。当然、ノコギリの刃はスムーズに動かなくなります。

でも、今回、あなたは樹の高さをつめるのが目的ですよね?重みも少ないはず。そして樹は、どちらかに傾いているんじゃないでしょうか?

つまり、傾いた方向とは逆の方から刃を入れれば、幹の重力(圧力)を回避できる理屈です。もし傾いている方から刃を入れれば、傾いた樹の荷重をもろに刃で受け止める状態になるでしょう。

切り倒す方向を意識してカットする

我が家の場合、樹の直ぐそばに家が建っています。切り落としたヒメシャラの枝は余裕で建物に届く距離です。

実際もし家の方向へ倒れてしまっても、多少キズはつくかも知れないけど、まぁしょーがないくらいで済みそうです。

けど絵を見ての通り、2階と1階を区切る部分に屋根+雨樋(あまどい)があるじゃないですか!もしコッチに倒れたら、雨樋が壊れる(外れる)可能性がりました。Σ(゚Д゚)

しかも切り落とした枝が倒れる方角にです。なので、最後の「幹の皮一枚残す方角」を、家とは別の方向にした切り方をしました。

しかも、切り落とす(自然に割れ落ちる)瞬間に、手で枝が落ちる方向をアシスト。一か八かでしたが何とか回避できましたよ。

切り落とした枝を次の工程に相応しいサイズにカットする

街中のお宅の人は、決められた長さのサイズにしないとゴミ出しできない場合もあることでしょう。

我が家の場合、結構な広さの空き地(畑)がありまして、切り取った枝や雑草などをそこに埋めています。

刈り取った芝は再利用。じょうずに使えばみんな幸せ

別に燃やしてもいいけど、何かとよろしくないので、堆肥(肥やし)代わりに土に栄養を与えています。そして炭は土に還りません。

「近所の人が外でゴミを燃やした煙が臭って困ってます」やっていいこと悪いこととは?

ノコギリで切る労力を最小限にしたい

今回わたしが切り落とした枝(幹)は計4本。長さは推定5メートル。その幹は更に枝分かれしています。

そのまま土に埋めるにはがさばるので、なるべくコンパクトにしたいのです。そうすれば、掘った穴を最大限に活かせるからです。

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結論からいうと、幹に少し切れ込みを入れて、枝を折る!場合によっては、切れ込みを入れたら、幹をひっくり返して折る。

画を見ての通り、幹を折ることによって切るサイズを小さくできます。

折れた枝を折り曲げて切ると、引張りによって更に切れやすくなります。刃にかかる圧力も回避です。ノコギリを使う時間の短縮です。よって「切り疲れ」も減ります。

もちろん、幹を反り返して、折るという労力は必要です。ですが、からだ全体で体重をかけたり、腕や胸や背筋をつかって幹を折るわけです。力は分散されるので、ノコギリ切のとき(前腕筋や握力)の消耗よりは楽なんじゃないでしょうか。

窮鼠猫を噛む

切り落とした樹を観た印象は、「これ整理するのに、いったい何日かかるのか・・」というのが正直な感想でした。

最初、ただ闇雲にノコギリで切り落とした幹の解体作業をしてました。真横になった幹を上から切るわけです。当然、幹の圧力や摩擦力によって、全然、切れません。

工具を持ってきて、少し切った切り口にマイナスドライバーを差し込んで、ハンマーでたたいたりもしましたが、まったく意味なかったです。(^_^;)

「チェーンソーやベビーサンダーとか、買った方がいいのか。誰かから借りられないか」など、”切る”という発想で頭は一杯でした。

でも「何とかならないものか・・」と本気で考えると、「これって折れないのかな?」ふと思ったのです。「幹は太いから折れない」思い込みからの開放でした。

「チョットだけ切って折る」作業によって思った以上に楽で早く片付いた

これは切り落とした幹や枝の半分の量です。もし”折る”という発想を思いつかなかったら、ここまで整理することはしなかったことでしょう。なぜなら、疲れるからです。

細目の枝は切らずにバキッと折って、折れると外側の皮一枚くらいくっついています。なので、そろえた割り箸の片方を上に押し上げるかの様にすると皮がむけて切り離せました。

あと、ヒメシャラの枝にびっしり付いている種が地面一杯にこぼれ落ちました。掃除する手間が増えちゃいましたよ。(~_~;)

おわりに

作業時間はトータルで2時間半くらいでした。もし、”折る”という概念に気づかなったとしたら、解体作業は次回に繰り越していたことでしょう。

なぜそんな簡単なことが思いつかなかったのか、本当に思い込みとは恐ろしいです。解体しないでそのまま埋めてもいいけれど、また穴を掘ることになります。実際穴掘りは疲れます。

太い幹でも「ノコギリの刃を入れる場所や切り方」によっては折れてくれました。ノコギリをつかう時間を短縮する工夫として”折る”も頭に入れて置くといいですよ?

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