挿し木用の土は栄養のない土が理想。
でも植物が成長するためには栄養が必要。
なので成長に合わせて土を入れ替えてみよう。
今回は、「葉付き・茎だけ」の挿し木ユッカの話。
根が張ってきたので土を仕様変更
当ユッカの挿し木は当初、根を生やすことを意識した土として、赤玉土をメインに作った。
挿し木全般に通じる概念として、芽出し(根出し)に栄養は要らないといわれている。
有機物(動物のうんち・腐葉土など)を使うと、雑菌にやられてしまうこともあるそうだ。
当ユッカを挿し木してから約8ヶ月(254日)経過した。もう根はいい感じに生えたはず。
ユッカの成長のために栄養のある土にして、排水性の高い土に入れ替えようと考えた。
挿し木ユッカの土を入れ替え
当ユッカの挿し木に使った土は、ほぼ赤玉土。
これを、
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 腐葉土
この3つをメインにした土を使うことに。
茎だけのものを土から抜いてみよう。
残念ながらダメになっていた。
根は数本生えているが、ギュッと握ると中はスカスカの空洞。
▼途中、抜いて土を入れ替えたとき、カビの様なものがあったから、あの時点で終る運命だったのだろう。
気を取り直して、葉付きのものを土から抜いてみよう。
やはり、赤玉土を長く使うと、鉢底の土が固形からパウダー状に変わってしまっている。
これでは土が根にまとわりついて、排水性が悪く根腐れの恐れあり。
ユッカはとにかく乾燥に強い。
▼親ユッカに何ヶ月も水を与えなくても、何年も土を入れ替えもなく、土の量より根の量が多くても枯れることはなかった。
逆にいえば、それだけ水が苦手という訳だ。
根はバスケットの様に鉢全体を囲む状態。中に赤玉土が詰まっている。これを軽く取り除く。
▼土は以前、何でも使えるような配合の土を作り置きしていた物を。
ユッカを手に持ち、鉢の中へ入れて、宙に浮かせた状態で土を入れる。
土の中の隙間を無くすため、棒で土を突っついたり、地面に軽くトントンと叩いたりした。
土が減ったら少し土を足す。
ウォータースペースを残して土の高さが決まったら、鉢底から茶色くにごった泥水が透明になるまでホースで水をかけた。
水をしっかり切ってから部屋にいれた。
ユッカは直射日光を避けた明るい場所が好みらしいので、早々に切り上げた。
おわりに
実は、もし挿し木が失敗したときに、また赤玉土を再利用しやすい様にと、赤玉土、一種類だけ使うことにした。
さっきも少し触れたけど、挿し木の最初の段階は根を出すことが目的になっている。
実際わたしは他にも、シルバープリペット・ボックスウッドの挿し木を成功させているので間違えない。
面倒だが、この手順でやった方が無難なのだろう。
今回、腐葉土が多い配合だった分、水持ちがいいので少し不安。
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