アイビー(ヘデラ)の挿し木の成功率を上げる方法はツルの選び方です。
この記事は、
- 挿し木用のツルの選び方
- 植えるポイント
- ツル系の特徴
などの内容です。
▼前回の記事
節は多めに。節を横に植える
結論からいいますと、
- 出来るだけ節を多くつけたツルを選ぶ
- ツルを横にして植える
これが根が生えやすい植え方のコツです。
「挿し木」というと、枝を土に挿すイメージですよね。
けどアイビーの様なツタ系植物は、
ツルを縦に植えない方が無難です。
その辺りおもふくめ、後の章に書きました。
土から根が抜けない様に止める
ツルを横に植えれば土からツルが抜けやすい状態です。
なので針金などをつかってツルを止めてあげましょう。
わたしは園芸用のハリガネをクリップ状にネジ曲げて使いました。
土に水を染み込ませてから挿すとギュッとしまります。
仕上げに土をかけて完成。
なぜルツをしっかり止めたほうがいいのいかと言うと、
部屋から外に出したとき、強風にあおられアイビーが飛ばされたからです。
ツルを土に埋めた部分は1cm程度だったので当たり前した。
ハリガネが無い人はツルの上に何か重しをすればいいかも知れません。
では「なぜ節が多い方がいい」のか説明します。
ツタ系植物は「節の下」から根が生える
ツタ系であるアイビーの根は節の下から生えてきます。
画像はアイビーを「水差し」した様子。
分かりづらいので拡大すると、
ツタの一番したの先端から根は生えず、根は節の下から出ました。
根は2ヶ所生えてますが、最初に生えたのは、水に使ってない上の方。
なので節の無いツルから根は生えにくいと言えるでしょう。
ツルが倒れたり中に入ってしまわない様にツルを長くしましたが、
一応ツルから水を吸い上げていたんですね。
▼水差し開始から46日経ちました。
節の多いツルを選ぶ
先程も言ったように、根は節の下辺りから先ず生えてきます。
なので出来るだけ節が多いツルを選んで植えましょう。
上の画像は節以外から根が生えましたが枯れました。
真夏の日中部屋で栽培したせいもあるのかな。
「ツル横植え」の成功率は100%だった
▼ビフォー
▼アフター
横に植えたの3つだけですが、枯れたのは1つもありません。
3つそれぞれ、茎や葉の量が増えました。
縦に突き刺して生き残ったアイビーはたった1つ。(画像左側)
▼突き刺したアイビーを5本挿し木しました。
挿し木当初の水やりが成長をうながす
もちろん栽培条件にもよりますが、根が生えやすい要因は大きいとわたし的には見ています。
ちなみに、この3つを挿し木した当初、夏の長雨だったので部屋からベランダに移動。
常に水を供給してた状態でもありました。
わたしはアイビーのツルを大量に切って水鉢に入れましたが、生存率は高かった。
それは根が無くても、とりあえず水があるからです。
地植えして増えてから挿し木にチャレンジしてみてはどうでしょう。
おわりに
アイビーの挿し木がうまくいかない人は、2つのコツを意識して試してください。
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