真面目なヤツは情が無い?悪癖を許す人間があなたを不幸にする

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著書あるがままに生きる

可愛そうだから手を貸さない

愛と愛情は違います。愛は本当にその人の為になることを言い、愛情とはその人の為にならないこと。

愛情・友情など、下に情がつくと関係がドロドロしてしまい。情にほだされ、ついやってあげると相手をダメにしてしまう。

これの考えは、この本の中で書いてありました。わたしも「そうだなぁ」と同感です。

”情けは人の為ならず”(人に情けをかけておけば、巡りめぐって自分に返ってくる)は必ずしも「そうだ!」とは言えないし、”人の為にはならない”と思えてなりません。

久しぶりに著書『あるがままに生きる』と言う本を読んで、気になった部分を自分なりに書いてみます。

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『情』を捨て『愛』で接すると相手や周囲も幸せになる

『愛情』で接すると人はダメになっていく?

たとえば、毎日の深酒がやめられずなA君がいるとします。そんな時「通勤で通る道だから、車にのせてあげる上司Bさん」がいるとします。

でも会社の決まりの中に「車通勤で社員をのせてはダメ」だったとします。理由は事故になったら色々と面倒になるから。

そんな上司Bさんの”リスクをかえりみずな送り迎え”とは、酒飲みのA君にとっては神的な行為だと思うところ。

一見、上司Bさんはいい人。けどその送迎とは本当に情にあつい行為なのでしょうか。これがこの記事の議題。これを続けるとその先どうなってしまうのか考えてみましょう。

通勤の心配が無くなった酒好きのB君は、当然車を運転しなくても済む。なのでお巡りさんの心配も無く、毎日安心して晩酌ができちゃいます。

ついでにガソリン代も浮く。浮いたお金で更にお酒が飲める様になる。”毎日ただ”とはいかないので、たまに上司Bさんに何かおごったりしますが、それを差し引いても安いもの。

それを恩義と思い、無理な仕事(ルール規約違反)をも引き受けて仕事をクリアーし、お互い利害関係にもなっています。

「因果応報」によって自分が苦しむ結果になる

そして「毎日お酒を飲み続ける」とは肝臓が休む暇がない状態。当然体調が悪くなってしまうでしょう。

会社員なら健康診断はかかせません。毎日好きなだけお酒を飲み続ければ健診で引っかかる。すると再検査とになり、血圧や血糖値を下げる薬など医療費がかかる様になる。

さすがに本人としても”健康でありたい”し、医療費にお金を払うのはもったいない。暴飲暴食によってスタイルも崩れ、更にコンプレックスに感じてしまう。

そうなると、医師から食事制限や運動などをする様な指導を受ける様になる。

いままで美味しく食べていた炭水化物や塩っぱく油っこい高カロリーな物をひかえたり、汗かく運動もやらなくてはならなくなってしまったのです。

けど、人は自分に都合のいい理由を考えて甘える傾向にあるものです。「歳を取れば代謝も落ちるし、みんなそうに違いない」と考えて一向に心を入れ替えようとしません。

そう言って自分を甘やかすタイプとは”効率を考えた行動をする人”なので、体を動かすのは運動の時と考えて普段は歩こうとしない。そんな思考によって健康な体にはなれないでいます。

そうやって欲を我慢できずに自滅する道をたどってしまう傾向にある人は少なくは無いと思います。

はたして酒好きなA君の送迎をする上司Bさんとは、本当にいい人なのでしょうか?

『愛』とは試練。その結果、将来自分の為になる

一方、同じ通勤ルートなのに”情に流されない上司Cさん”がいるとします。なぜなら、会社全体や自分や「酒好きなA君の将来のためにはならない」と上司Cさんには分かるからです。

理由は、もし通勤途中で事故になったり、酔った状態のA君が仕事のミスが続けば、理由を調べられ、飲酒が発覚し、本人は会社を首になることもあるからです。

更に会社が大惨事になれば、世の制裁を受け会社は倒産。社員は路頭に迷うことにも成りかねない。大げさですが、いまの時代、不真面目な行為はすぐにバレ、許されなくなっています。

そう考えると、本当にいい人とは、A君を送迎する上司Bさんなのか?それとも一見冷たく見える上司Cさんなのでしょうか?

そして自分のいたらない部分を理解して会社に送迎までしてくれる上司Bさんとは違って、正論で接してくる上司Cさんは仕事でもA君を甘やかすことはありませんでした。

と同時に、A君の上司がBさんの時には免れていた仕事をC上司の時にはヤルことにもなりました。A君にとっては面白くは無いことでしょう。

「課題のクリアー」とは独り立ちにつながりハッピーに

けどその結果、いままで出来ないと逃げていた課題をクリアーすることが出来る様になったのです。独り歩き出来る様になったA君は仕事が面白くなり、会社に行くのが楽しくもなりました。

当時、口では真面目な上司Cさんの文句を言ってはいたけれど、歳も重ねると、やがて考え方も変わります。

「あの時、厳しく接してくれた上司Cさんのお陰で、いま健康で働くことが出来ている」と感謝する様にもなったのです。

もしそのまま酒を飲み続けてたいたどうなったのでしょうね。体調を崩し医者通い。働くのもままならない状態で、辛い人生を歩んでいたと思います。

さらに楽する思考が捨てられず、働かなくてもイイ仕組み(生活保護)を調べ上げ、我欲を捨てられず、益々、下の世界へと落ちて行ったことでしょう。

そして自分は被害者だと思うようになり、常に責任を他人に押し付けて、誰も近づかない人になったかも知れません。

こんな人生が本当に幸せなのでしょうか。

酒好きなA君にとってイイ人とは”情を捨てた付き合いをする上司Cさん”ではないでしょうか。

これが著者の言う『愛情』から情を差し引いた『愛』で接することが本人の為になることだと思ってしまうところです。

おわりに

人気を得るためや、人を操作するために、他人のいたらない部分をカバーして人気を得て、自分の目的を果たそうとする人間には気をつけましょう。

結局、その甘やかしとは自分の為にはならないからです。

誰かがあなたにしてくれた施し(ほどこし)で、自分の未来はどうなるのか?を想像すれば、答えは見えてくものです。

結局、損してる気がするのは相手の作戦にハマっているからという話

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