投資とは”お金を増やす”だけではありません。健康活動も立派な将来への投資です。
- 将来の収入は現役時代と同じなのでしょうか
- 老後までにたくさん貯えを残せるのでしょうか
- 将来、国は満足なバックアップをしてくれるのでしょか
いまからでも遅くはありません。
今回は、「人の身体には2つのエンジンが搭載されている」について書いてみます。
著者:済陽 高穂
40歳からは「体に必要な食べ物」が変わる?
40代になると「体を支えるエネルギー源」が切り替わる。と著者はいっています。
結果からいいますと、
- 30代までは解糖系
- 40からはミトコンドリア系
へと「体の燃料」が変わるそうですよ?
ここに「食べ方を変えた方がいい」最大の理由があるといっています。
この仕組を車に例えているので簡単にまとめてみます。
細胞は「ガソリン車」と「ハイブリット車」の機能を持ち合わせている
- 30代まではレギュラーガソリン
- 40代からはハイオクガソリン
ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを注入すれば、エンジンが異常燃焼を起こし出力も燃費も悪くなってしまいます。P24
糖質はレギュラーガソリンに当たります。40代からハイオク仕様です。
人間の体はこの様な2つの機能を持ち合わせているそうです。
ミトコンドリア系は省エネタイプ
ミトコンドリア系は糖質をおもにして脂肪、タンパク質の3大栄養素に、ビタミン、ミネラルを材料にします。P24
ミトコンドリア系は解糖系のおよそ18倍の効率でエネルギーをつくり出すから、食事は少量ですむそうですよ?
低燃費仕様車には低燃費仕様に合った燃料という食事にすれば効率もいいし、毒にもならないという理屈になるのでしょう。
何か「燃えない物を燃やして黒い煙を吐き出している絵」をわたしは想像してしまいました。
■もう1つ引用してみます。
特徴的なのは酸素も用いることです。
(中略)
酸素が十分に行きわたった温かい体、低血糖の環境下で活発化します。P24~P25
ミトコンドリア系はスタミナ系の長距離ランナー
ミトコンドリア系のエネルギーは”持続性や安定性のときに使われる”といっています。
ジョギングや動作や作業など、休むことなく働く臓器や細胞へとエネルギーは供給されていくそうです。
解糖系は「さぁ、頑張ろう」のエネルギー
一方、解糖系は大量の糖質だけを材料にするタイプです。瞬発系の短距離ランナーに例えられます。
ご飯やパンやイモ類などでんぷん質が燃料です。酸素が少ない冷えた体、高血糖の体内環境下で活発化するそうです。
「今日の仕事は気合を入れないと!」といってカツカレーの大盛りをガツガツ食べるのは実は非効率。というよりも毒だったんですね。
急激に血糖値を上げる米主体の食事は、もうやめた方がイイって反省してしまいました。
解糖系エネルギーは細胞分裂のエサになる?
解糖系は「がん細胞のエサになる」と著者はいっています。
大人よりも若い頃の方が進行が速いと聞いたことがあります。正にコレだったんですね。
解糖系エネルギー源の質炭水化物が必要な年齢は、若い成長期の子供たちです。
40代は幼年期や少年期の体ではありません。
既に安定期にある大人が糖質を過剰に取りすぎては病気の元になるだけなんですね。何か納得してしまいました。
ミトコンドリア系はいくつになっても増やせる?
タイトル通り「ミトコンドリア主体の体」は、いまこの瞬間からも増やせるそうですよ?
- 腹八分目の食生活をする
- 炭水化物がメインの食習慣をやめる
- 野菜をたくさんとる
- 食前に空腹感を持つ
- お風呂で体を温める
- 軽い運動を継続する
取りあえずわたしは「腹八分目」を開始することにしましたよ。
■最後のしめにもう1つ引用します。
ミトコンドリアの増加は、代謝を高める必要条件です。P27
ダイエット効果もあるようです。
ミトコンドリアが活発になる習慣をすれば辛いダイエットをしなくてもすみそうですね。
まとめ
- 成長期には解糖系がメイン
- 人生後半期はミトコンドリア系が役割をになう
ザックリとまとめると、
40代になると、脳と体に必要な栄養素が質・量ともに変わります。P23
なので将来が心配な人は、40代に入ったら食事を見直すことで、将来、病気になる確率が下がることになるといっています。
医療費の節約になれば、これはもう先行投資といえるでしょう。
▼健康オタクな私事を書いています。
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