自分が語った言葉で相手の怒りを買うことはある。
そして怒った相手が自分に対して怒りをぶつけてくることもよくある話。
とはいえ「人として、社会人として言ってはいけない言葉」はあるものだ。
しかも同じ会社の社員だとしたら、これからずっと気まずいまま。
もし自分が脅し文句を言われたとき、どんな対処をすればいいのだろう。
これは賛否両論あると思う。
今回わたしは、脅し文句の様な言葉を言ってきた相手に、一言物申してきた。
何かの参考になったら幸いです。
脅し文句は「罪」と自覚させる
まず、ことの発端を語りだすと話が長くなるので、それは後に話すとして、結論から説明しよう。
今回、怒りをむき出しにしてきたその相手がわたしに対して放った言葉とは、
『おめー、いつまでも、つけ上がってんじゃねーぞ!調子に乗りやがってこの野郎!!』
と、しかめっ面の表情で、いまにも殴りかかって来そうな勢いで言ってきた。
そして言うだけいったら、そのままスタスタと立ち去って行った。
このとき当然わたしも頭にきた。このまま舐められたままで腹の虫が治まらない。
相手としては、「君が悪い」と怒ることで、「自分は被害者だ」と主張している。
このままでは相手にとって、ずっと「わたしが悪者」のまま。
もし謝れば、そのままずっと、服従関係が続く可能性もある。
そして、売り言葉に買い言葉では、相手と同じレベルになってしまうし平行線のまま。
かといってスルーでは、ほとぼりが冷めた後、また同じ様なシチュエーションになったとき、牙を向いてくることだろう。
その相手が用事を済ませて戻って帰って来るまで、どうの様な対処をすることがベターなのか?を、怒りに震えながら待つことにした。
そして思いついた対処は、暴言を吐いた本人に罪の意識を自覚させること。
その言葉とは、
『さっき◯◯さんがわたしに使った言葉、あれ、立派な暴力ですよ。脅しと同じですよ。脅迫罪ですよ。』
『もし心が弱い人に言ったとしたら、どうなるんですかね。相当傷つきますよ』
一字一句覚えてないが、そんな的なニュアンスで諭した。
この様に言うことで、
『そうか・・これは暴力と同じなのか。悪いことしなかも。公にされたら不味い』そんな風に思わせることが出来る。
- 威圧的な態度で人を「この野郎」の暴言=脅迫(犯罪)の可能性
- 恐怖で心に傷を追わせたら=精神科に通院される可能性
もしかすると暴言を吐いた本人は、この2つの状況によって、社会的責任を取らされる可能性もある。
そう思わせることで、立場を逆転させることが出来る可能性がある。
ちょっと大げさかも知れないが、被害にあった相手によっては、あり得ない話じゃない。
怒りに身を任せている渦中は無敵状態だ。けど時間が経って冷静になったとき、この言葉がジワジワ効いてくる。
犯罪者心理が働いて、「あれ・・もしかして大変なこと言ったのかも・・」と、あることないこと、ネガティブな妄想で不安になってくるものだ。
なのでまずは、売り言葉に買い言葉で言い返えさない方が自分のためだ。
そして相手に自分の言動を考えさせる機会を与えよう。
相手に罪悪感を植えつける言葉も追加
さらにわたしはこの様な言葉も追加した。
『さっき言った言葉、それ他では絶対に使っちゃダメだからね!その件で大変になった人、何人か見て知ってるよ!』
つまり、「ここでは何事もなく済むかも知れないが、相手によっては、話を大きく問題にされて、自滅するから気をつけてね」という意味合いもある。
逆脅しの術!
暴言を吐いた相手に対して、思いやる(心配する)言葉を付け加えることで、相手に罪悪感を与えられる可能性がある。
『こいつ、暴言を吐いた人間に対して怒らずに、心配している・・』と。
さらに、脅し文句を使った人は、「それまで築いていた物を失ってしまったよ」の意味合いも付け加えている。それは仕事だったり社会的信用だったり。
この様な言葉を伝えることで、
- 相手に罪の意識を持たせ
- これ以上、暴言を吐けない様に出来
- 自分が正当だと思う主張を他の誰かに同意を求めることもできなくなる
そして、怒る相手は自分は被害者だと思っているので、
「自分に不利益なことをする相手には、暴力を使ってもいい」という観念は間違ってますよ」を伝えることもなる。
たとえ笑い者にされたからといっても、相手を威嚇(いかく)しながら脅し文句を吐いていい理由にはならない。
結局その相手は、
『分かった分かった!悪かったよ!』と、顔も合わせずに捨て台詞を吐く様に謝った。
人の性は治らない。折り合いをつけよう
なぜこの相手は暴言を吐いたのか?というと、この出来事があった5時間くらい前のことだ。
職場の休憩所で、同僚と二人でバカ話をしていて、面白おかしい展開を想像して笑いをとっていた。
その話の内容が、今回、暴言魔の怒りを買ってしまったというわけだ。
そもそも、わたし達は、暴言魔を意識して、当てつけで嫌味ったらしくバカにしたつもりはない。
結局は、他人の会話を聴いた本人が「自分ごと」としてうけ受け取ってしまっただけ。
「ああ、またバカな事いってんなこいつら、付き合ってられない」ってスルーしていれば今回の展開はなかったはず。
今回だけじゃなく、いままでも何度か同じことがあった。
つまり、暴言魔は短気が治らない。そして私達は相手が嫌な思いをするのに、冗談をいうのが辞められない。
本当なら、「人の気持ちを察して、言葉遣いに気をましょう」って記事の落ちにすることが無難なのだろう。
しかしながら、人の性とは、よほどの事情がない限り、そうそう治るものじゃない。
だったら、「そういう人はいる」って、受け流す。もしくは、その人の悪い面を受け入れて、いい面を見て付き合っていく。
これが、現実的な生き方じゃないかな・・そうわたしは思う。
なのでわたしは今のところ、今回の件を公にするつもりはない。
そしてわたしの心はまだ怒りは治まってない様だ。きっと相手も同じ心境なのだろう。
おわりに
そうは言っても、暴言のきっかけを作ったのは自分たちでもある。
今後、冗談やウケ狙いを言うときは、言葉を選ぶ様に意識してみよう。
今回の件でお互い、色々と学びはあったと思う。
さあ明日、どうなることやら・・
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