自分が思った通りにならないとき「誰か助けてくれないかな?」とつい考えてしまうものです。
自動的にやって来て解決してくれたらすごく助かります。安心して暮らせることでしょう。
でも世の中はそう甘くはありません。本人が動かなくてはイケない事態もあるはずです。
世の中をうまく生きていくためには、自分で道を選ぶ行動が必要です。
当たり前すぎますが、もう一度再確認してみましょうよ。
イヤな出来事が起きるのは改善すべきものを示している?
なぜイヤな出来事って起きるのでしょうね。その前にイヤなことってどんなことなのでしょう。たくさんありますが、
「自分で解決できないこと」もその中の1つですよね?
いままでイヤだったけど、イヤでなくなったことってどんなことなのでしょう。
イヤなこととは「苦手なこと」「難しいこと」ではないでしょうか。
ここに2つのはなしを書いてみました。
誰かに頼る1
たとえば、あなたはシャイな性格だとします。好きな異性が出来ました。当然「付き合いたい」と思うことでしょう。でも「何て話しかけたらいいのか」わかりません。
そんなとき社交的な親友がいたとします。あなたは好きになった異性に対する悩みを打ち明けました。きっとその友人に話せば「あなたの力になる」と思ったからです。
ところが「あなたが好きになった異性と、その友人は付き合ってしまう」という悲惨な結果になりました。
誰が悪いのでしょう。極論だれも悪くはありません。でもあえて言えば、このカップルの恋のキューピット役はあなたです。あなたをきっかけに2人の距離は近づきました。それが出会いであって縁でもあるからです。
でもあえてイヤな出来事に変えてしまったのは、他ならぬあなた自身になるでしょう。なぜなら、問題解決の手順を相手に委ねたからです。
このように、自分で動くことを躊躇(ちゅうちょ)してしまい、問題解決を誰かにまかせてしまうと、運命は変わってしまうのです。
誰かに頼る2
あなたは会社で同じような失敗を繰り返しているとします。失敗したことによって誰かに迷惑をかけることもあるでしょう。
あなたは毎回、会社の同僚に「失敗の穴埋め」を頼みます。仲間の助けによってあなたは救われました。でも、迷惑をかけた先方はあなたが解決していない事実を知っています。
ところが、また同じような事態に遭遇するものです。なぜなら、自分で問題解決できない仕事をやっているからです。
こりずにまた同じように頼みやすい同僚を探します。しかし同僚たちも仕事を抱えているから直ぐに対処、出来ません。
先方はどんな気持ちで失敗している事態を待っているのでしょう。
「君の仕事だろ?お前が来いよ!」って思い、こころ穏やかではないはずです。もしかしたら呆れているかも知れません。
迷惑をかけている部署の人は「あなたが来る」のを待っています。あなたが成長するためにはどんな行動をとればいいのでしょう。
- いつものように、同僚が解決してくれるのをじっと待つ
- そのまま誰かが何とかしてくれるのを待つ
- 最悪の事態になるまで放って置く
- よくわからないけど、とりあえず自分が出向いて、何とかもがこうと必死になる
自分が生長するためにには、こたえが「4番」なのは誰でも分かるはずです。最初は上手く出来なくても、出来るようになるからです。
自分で行動したほうがいい結果になるのは知っています。でもできないのは「責任を取る立場になる」という勇気がないからです。
そして、他の分野でも似たような事態を引き起こすことになります。
「そのイヤなことを解決できるのはあなたしかいないのですよ?」というお知らせかの様に、またイヤのことはやって来るのです。
同じことを繰り返しているのは成長してない証拠
ある程度、人生を経験していくと自分のダメな点は本人が一番よく分かっているものです。でも目を背けてしまうのは「面倒」だからでもあります。
「自分は何もしないで誰かにやってもらおう」という甘えです。
いままでの自分でいた方が楽です。結局、その場しのぎの方法で解決できると学習しているからでもあります。
でも自分で動かなくてはいけない事態はいつかはやってくるものです。面白いもので、後になれば後になるほど難しくなったりします。
いまの世の中は便利になりました。助けを求めれば大抵のことは助けてもらえることでしょう。誰かにすがりつけば助けの手を差し伸べてもらえます。
「このままではイケない、そのうち面倒なことになるだろう」と分かっているのに何の手も打たないことがダメな部分です。
そのダメな部分を直すことで、イヤなことが起きるのを減らすことができると予測できているのに行動に移せない、
「助かった・・今度こそちゃんとしなちゃなぁ・・」きっと、困ったことを解決した(してもらった)ときは、いたらなかった自分を反省して安心していませんか?
でも、それは一時的な応急処置であって、根本的に解決していません。なぜなら結局、自分で行動していないからです。
問題が起きたその出来事に対して自分の力で解決できるようになるまで、イヤなことはやって来ます。
その問題を解決したとしてもイヤなことはまたやって来ます。が、自分で簡単に問題をクリアーできるようになれば、そのレベルはもはやイヤなことではなくなります。
「いつものこと」という具合に、自分の中でマニュアル化出来るようになったからです。
ついでに、自分の選択によって問題になることもある?
事態がややこしくなる人は、問題を先送りにするタイプの人ではないでしょうか。問題解決は、最初の段階ほど解決しやすいものです。
「まだ先のことなのに気が早くない?」って安心するのもよくわかります。取り越し苦労になる場合もあるからです。未来のことは誰にもわかりません。
でも、物理的な問題に対しては予測可能です。なぜならこの世では、形あるものはいつかは壊れる運命にあるからです。
そうなると、目先の得よりも長い目で物を見抜く能力を持つ知識は不可欠になります。
普通でない道を選ぶなら普通でない出来事が待っている?
「今安いから買ってしまおう」
型遅れの電化製品をセールで売られているときのことです。
たしかに新品の現行品は値段は高いです。でも高いことには理由があります。
「保証期間」「部品の保管期間」があるということです。
もし、何らかの事情で型遅れ商品が壊れてしまったとしたら、直すために自分が動く範囲が広がるということになるでしょう。
新品なら直ぐにお店で助けてもらえます。自宅に取りに来たり、それなりの対応をしてもらえます。
でも「新古品の型遅れ」や「中古」だとしたらどうでしょう。お店を通り越して自分で修理する先を探さなくてはならない場合もあります。
「どこがいい修理先なのかを探す」こと、
型遅れによって部品がなくなっていることも考えられます。
「直すのか、交換するのか」を待っている間も応急処置をする場合だって想定できます。応急処置も修理の値段にふくまれるのです。
「だったら最初っからふつうに買っておけばよかった」ともなりえるのです。
知らない素人相手にぼったくられる不安もあります。安さと引き換えに、大きな損を手にしているとも考えられるのです。
判断基準を持って行動するかどうかを見極める
でも、損しないためにも方法はあるものです。
「普通でない買い方」をしたのなら、それなりの行動をしなくてはいけないということです。
商品は使っていればいずれ壊れます。でもダメになりやすい部品の予測はつくものです。説明書にも書かれている場合もあります。
- 「そのこわれやすい部品が在庫としてあるのか?」を確認する
- あったら先に「取り寄せてもらう」
もし、型遅れの商品を買うとき部品の在庫が無かったり、壊れるまでは売ってもらいえなかったり、業者でしか扱えない、のだとしたら、よく考えてからその商品を買うことも必要な判断基準です。
手が届く値段の商品ならまた買い直せばすむこと、でも銀行から融資してもらえないと買えない価格だとしたら大変です。
結局、新しく買い替えることには間違えはないのですが、なるべく長く持って欲しいと思うなら考えて置く必要はあるでしょう。
おわりに
嫌な出来事が起きるのは行動する前に決まっています。
- 本当にイヤな結果にならないためには、イヤになるであろう行動を選ばないこと、
- イヤな出来事が起きたら自分で解決出来るようになるしかない、
でも自分だけの判断で行動できないことも往々にしてあります。そのためには、自分が想定した不安材料を相手に伝えることも必要です。
当たり前ですが、世の中は動いています。止まってくれればいいのですが、そう上手くはいかないものです。
最悪の事態が来るのを予測できるのなら面倒でも、前もって手を打った方がいいのです。
問題は、逃げても追いかけてきます。でも問題を解決できるようになれば、イヤなことではなくなっているものですからね。
■自分の決意が行動できるカギです。
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