
ドキドキしても大丈夫
「初めてのこと」や「一度失敗した経験」があると、どうしても避けたくなるものです。本当は「それやってみたい」のに逃げてしまうことがありますよね。
「怖い思いをしなくてすんだ。恥をかかずにすんだ」そのときは安心です。けどそれは一時的なもの。
「やりたいこと」や「なりたい自分」から逃げてしまう自分が更に劣等感を強め、よけい新しいことにチャレンジ出来なくなる負のスパイラルになるのが落ちです。
どうしたらいいのでしょう。もうそんな自分はイヤですよね?だったらヤルしかないんです。
なので今回は、会社にやって来た献血バスで血吸われてきましたよ。
私は前回の献血で「白衣高血圧」が条件付けされた
その前に「なぜハラハラ、ドキドキしてしまったのか」結論から言いますと、
前回の献血は、そうとう久しぶりだったので、献血カードとか暗証番号とかを、もう一度作り直したことがキッカケです。
会社での献血はお昼休みがメイン。なので結構行列が出来ていて、「後の人に迷惑をかけてしまっている。早くしないと」という想いがあせってしまったのです。
やっぱり今回は遠慮しようとしましたが、献血職員はとにかくしつこく足止めをするのです。それと、「時間無いからまた今度にするわ・・」という後ろからの声に過剰反応したのでしょう。
そしてわたしはこれを時期に健康診断でさえ心拍数が上がるようになりました。白衣高血圧っていうそうですよ。( ゚д゚)ハッ
そんな訳もあり、ずっと献血したかったけど、「もしまたドキドキしてしまったら辛いし、それを誰かにさとられたら嫌だし・・」と考えて諦めていたのです。
けどわたしは最近、人前に出る役に任命された事情から「どうにかして、この”あがり症”を克服しよう」と決意しました。
とにかく経験不足が不安となり他の人を敵視して過剰に自分を守ろうとしてしまう。なのでここは積極的に経験値を積むことで怖くないことを学習するしかないと考えました。
人が普通に出来ることが普通にできないってマジで辛いです。(^_^;)
会社に来た献血バスで献血した流れ
想定したジャンルの人はいない。思ったほど人は少ない
前回、会社で初めて献血をしたとき、親会社や関連企業の役職の人や、その元役職の人たちばかりでした。「意識高い系の人達の習慣なのか?」と、場違いな雰囲気に違和感しかありません。
そんな想定はハズレ、今回は若い平社員達だけ。ハードルは下がりちょっと安心です。
1. 自分が”献血できる人間か”を確認する
まず最初に、バスの外にあるイスに座り「こんな人は献血できませんよ」的なパンフレットを渡されます。
これは献血終了後に配られたパンフレット。条件が色々と書いてあります。
輸血を受ける患者さんのために「責任ある血液」をお願いします。
該当する人はご遠慮して下さいと言っています。
わたしの人生は汚れです。けど血液はクリーン。潔白なことを職員に伝え献血カードを渡し、しばし待ちました。(*´∀`)
2. タブレットを使い「本人確認」と「質問」に答える
本人確認には暗証番号と指紋認証システムがあるようです。簡易的に設置されたテーブルにはどちらにも対応できる装置がありました。
わたしは献血カードはありますが暗証番号がわかりません。なので前回つくった指紋認証で本人確認に成功です。「この中に真ん中の指を入れて下さい」と職員に言われました。
続いて、最初に渡されたパンフレットと同じ様な質問をタブレットにて「はい、いいえ」で答えていきます。
内容をよく読んで確認して次へ進みましょう。
わたしはぼ~っとしていて「どうせ内容は”はい”だろう」と思っていた中、よく読んでみると、「いいえ」も結構ありました。危なかった。(・∀・)
印象的だったのは、「この献血はエイズ検査が目的ですか?」でした。もしそんな人が紛れ込んでいたとしたら輸血される人はたまったものではありませんよね。
受付が終わると、バスに入る順番を待つことになります。
3. 献血する前に「問診」と「血液検査」を受ける
バスに乗り込むと、バスの助手席側の先頭付近に先生らしき人がいます。その前に座って問診と血圧測定をします。
「イソジンにアレルギー反応はありますか?」と質問されました。針を刺すとき消毒として肌に塗るからです。
血圧測定は二の腕(上腕二頭筋・ヒジの上の筋肉)で測ります。なので上着を脱いだほうがいいですよ。気になる人は「観られてもいい下着」を着ていきましょう。
やはり今回わたしの血圧は普段よりも高めでした。これは危機的状況を知らせる脳からの信号。本当に厄介なシステムです。(^_^;)
前回の先生は”医者を引退した、かなり年配の人”。話す言葉や雰囲気はとても落ち着いていて、悩みを打ち明けたくなるオーラ全開の人でした。
でも今回は真逆で若い先生。やり取りから「やっつけ仕事」的な印象です。言葉遣いや態度で分かります。なんせわたしは感受性が豊かな者ですから。
4.採血で血を鑑定
続いて、バスの運転席の直ぐ後ろの席(先生の隣)にいる看護師さんに採血されます。
両腕のそでをまくり上げて、右腕に”紙で作られた個体識別番号”をかけられて、左腕で採血しました。
なんでも血中のヘモグロビン濃度なども調べるそうです。ヘモグロビンとは鉄分のこと。「立ち上がって目まいがする人は鉄分不足」なんて言いうあれです。
ヘモグロビン(hb値)は糖尿病の目明日として聴いたことがあります。
そして再度、「不安・緊張・気持ち悪くないか」などを聞かれました。もちろん「バリバリ緊張状態です!!」とは言えずスルーです。
5. いよいよ献血の本番
バスでの献血は3名。席は3つありました。靴を脱いで、車の座席を倒したかのシートに横になります。
看護師さんは、とにかく「水分補給をしてください」を連呼。いただいた紙パック製のドリンクをこまめに飲むよう話かけてきます。
「失った血液は水分補給で結構取り戻せる」といっていましたよ。
そんなこんなで400ml、実質10分で献血終了です。献血が終わると、大きなバンソウコウを貼ってその上から包帯を巻かれました。
会話から得た情報
気まずい空気が苦手だし、せっかくなのでブログネタも兼ね、気になったことを聴きました。その話を箇条書きにしています。
- この採取した血液は、このエリアだと埼玉にある場所へ行き、そこで血液検査をする
- 消費期限は21日。冷蔵保存
- 人間の血液量は5リットルある
- もし何らかの異常があったら届いたハガキでわかる
覚えているのは以上の内容です。
パンフレットによる情報も追加
血液の一部は少なくとも11年間冷凍保存し、輸血による副作用や感染症などの調査のために使用します。「お願い!」から引用
もし輸血された側に何らかの症状が現れたときの原因を調べるのに使われるのでしょうか?
いただいた血液は、個人を特定できる情報と切り離し、厳密な審査のもと・・・以下省略
「献血の同意説明書」より引用
完全に切り離せるのでしょうか?これはちょっと疑問です。事件性があればわかる様な気もします。(p_-)
わたしは潔白なので関係ありませんがね。でも感染したばかりだと鑑定されないケースもあるそうです。輸血される側としては怖い話ですよね。
6. 献血後の過ごし方
献血後は安静にしていることを推奨しています。もちろん激し運動は厳禁です。
看護師さんも「直ぐに職場に戻らずに、バスの外で座ってジュースでも飲んでから帰ってください」的なことをいってました。
実際、外には終わった人が座るイスはありません。立っているのも何なので休憩所まで移動することにします。それに通行人の目が気になりますしね。(*^_^*)
口に入るいただき物は、ジュース2本、カロリーメイト1つでした。
バンソウコウと包帯を外すタイミング
- 包帯は20分後に取る
- バンソウコウは2時間後にはがす
ちなみに、医療器具の進化に驚きです。巻かれたこの包帯は簡単にちぎれて、何も使わずにペタッと貼れちゃいます。
いままではテープや金具がついたゴムとかで包帯の最後の部分を止めていたけど、こんな便利な包帯があったのですね。看護師さんも絶賛でした。
献血とは”健康診断”も兼ねていた
前回、献血した後にハガキが届きました。もし何らかの異常が見つかれば、そこに記されていたのでしょう。
わたしは数年前に見た目が変わってしまい「老けた。痩せた」などいわれオヤジの仲間入りです。その当時わたしに対して「肝炎保持者じゃねぇ?」とか「ガンだ」と小馬鹿にする人がいました。
そこでわたしは”献血した後に届いたハガキの件”を伝えると「ふうん・・」と渋々納得して、つまらなそうな顔をされたことがあります。(^_^)
そうです。献血した血液が使えたということは、その時点では正常な血なのです。タブレットで質問された内容(C 肝炎など)には該当してないことの証明です。
「本当は不安や恐れや緊張によって、必要以上に心拍数を上げているためエネルギーを消耗しているからなのさ」とは言えませんしね。
おわりに
今回わたしが献血した目的は、「恥ずかしがり屋」の克服の一環でした。
簡単にいうと、自意識過剰になるのは自己中だから。心理学者アドラーが言うように、共同体感覚を持てれば悩みはなくなると思える様になったからです。
他者貢献することで、精神のバランスをとっていこうと考えています。
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