ホームセンターで購入した小さな観葉植物をハイドロ化に初挑戦。
観葉植物の植え替えの適期は5〜9月。15℃を下回らない方が望ましい。
今回は11月上旬。温暖化によって暖かいので植え替えてみよう。
観葉植物をシリンダーベース(ガラス瓶)に移し替え
まずは今回ハイドロカルチャーにする品種たち。
- パーセノシッサス・シュガーバイン
- プラティセリウム・ネザーランド
- コーヒー・アラビアンカ
- ピレア・ノーフォーク
▼前回の記事
ハイドロコーンを水洗い
ハイドロコーンとはレンガの様な物。発泡させてあるので、細かい空気穴が開いていて通気性がよい。
■使用する道具
- ポリバケツ
- ふるい(ザル)
- ハイドロコーン(ハイドロボール)
■作業手順
- バケツの中にザルを入れる
- ザルにハイドロコーンを入れる
- バケツに水を張る
- ザルに入ったコーンを手でかき回す
輸送の際に擦れ合ったコーンのかすで水がにごった。
観葉植物の根についた土を洗い落とす
今回は主にコーヒーの木で説明しよう。
まずは観葉植物を鉢から取り出す。
プラ鉢をギュッと握ると根鉢は抜けやすくなる。
他の3つも。
根についた土を水で優しく落とす。
水洗いする前に、適当に土を落としてから、水を張ったバケツの中で根鉢についた土を落とす。
水の中の方が根を痛めずに土が取れやすい。
その方法は、つまんだ苗を水の中で小刻みにゆさぶる。
わたしは水が汚れるたびに新しい水に交換。5・6回ほど水を取り替えたかな。
土は多少残ってもよいとのこと。
他の3つ。
他は根が細かいので、土を無理に取らずに残している。
長い根を切ってみた
シュガーバインの根が長いので短く切ることに。
つる植物は繁殖力が旺盛だし、11月でも室内なので根は伸びてくれると思う。
それに伸びた根がガラス瓶の表面に出てきたら美しくない。
根床の準備
ガラス瓶の中に入れるものを準備。
- 洗ったハイドロコーン
- ゼオライト
- イオン交換樹脂栄養剤(あれば)
当商品は、ジップロック式になっていた。
まずは水を綺麗に維持するゼオライトをシリンダーベース(ガラス瓶)の底に敷く。
ゼオライトの役目は、水を綺麗に保つこと。
袋から直入れも何なので、プロテイン用のスプーンを使用。
ゼオライトを入れたら、次はイオン交換樹脂栄養剤を半分だけ入れた。
イオン交換樹脂栄養剤の役割とは、土の代役。排泄浄化など循環させるもの。根腐れ防止+栄養補給。
まさか量がこれほど少ないとは思わなかった。3袋だけなのでケチってみた。
値段も安くないので、今後はこれ無しで育てた方がいいと思った。
なので、今回は一袋を半分ずつコーヒーの木とネザーランドにだけ使うことに。
苗の高さを確認しながらハイドロコーンを入れる。
実はこの作業が一番の難所。
シリンダーが小さいので、苗の隙間にコーンを入れるとき、苗を持つ手が邪魔でコーンを入れにくい。
なのでわたしは割り箸で苗をつまんでみた。
コーンを入れる手段をいくつか試したが、スプーンに落ち着いた。
それでもコーンは床にポロポロ落ちる始末。
このシリンダーのサイズの場合のコーンのサイズは小粒の方が適していた気がする。今回使ったサイズは中玉。
ミニサイズの土入れ器は必須だと痛感。
水を入れて完成
植え替えが終わったら水を入れて完成。
水の量は、瓶の高さの4分の1〜5分の1程度といわれている。
わたしはジョウロを使わずに、使用前のシリンダーで水を入れてみた。
すると水を入れ過ぎたので余分な水を捨てることに。コーンの表面を指で押さえながら。
コーンのサイズが中玉だったせいなのか、水を吸っていたせいで表面張力が効いたせいなのか、鉢を傾けてもコーンは落ちにくかった。
ハイドロカルチャー完了[2023/11/05]
2023年の秋も引き続き異常気象。11月に入っても夏日を更新。
「植え替えは10月まで」といわれてきたが、植え替えはいける気がする。
ハイドロ化で間引いた苗を植え替え
植え替えのとき、コーヒーの木・シュガーバインを間引いた茎を、無機質の土だけで植え替えてみた。
鉢底シートの代用に赤玉土(大粒)を
通常の鉢には鉢底に水切り用の穴が開いているものだ。
丸い穴が1つ空いていれば鉢底シートが使える。でも小さな穴がたくさん空いていたり、スリットの場合は使いにくい。
そんなときは、鉢底に大粒の赤玉土を敷き詰めると、土が下から落ちにくくなる。
大粒の赤玉土を敷いたら、その上に使用する土を使って苗を植え付ける。
今回は鹿沼土100%。
シュガーバインの根を切ったので腐葉土などの有機質を避けて、液肥で育てることにした。
鉢底から濁り水が出なくなるまで水をかけて完成。
もしハイドロカルチャー化した苗が駄目になったときの保険にもなるかな。
▼今回の作業で必要だと痛感したアイテム。多肉植物にも使えるそうだ。
おわりに
根についた土を洗い流すときに根をいじりまくったので、もしかしたら駄目になる可能性もあり得る。
この記事を書く今現在は11月上旬。
地球温暖化とはいえ、冬になればそれなりに寒くなり、植物は休眠期に入る。防寒対策も必要だ。
また、日光を浴びる量が少なかったり、風に当たらないと、茎が徒長してしまうので、その辺りが今後のテーマになるだろう。
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