高圧洗浄機を使いたい場所から水道が遠い場合、自吸ホースが使えるらしい。
そう聞いたので、安い「ケルヒャー・K2・クラシック」と、「ケルヒャー用自吸ホース」も同時に買ってみた。
- 自吸ホース
- 15年経過した石張りとケルヒャーK2の洗浄具合
2つの内容をお伝え。
※ちなみに、遠い場所での使用は、電源コードを延長しないと使えない。
自吸用ホースとは
自吸用ホースとは、水道からホースを繋がない手段。水を入れた容器を水源として使うためのホースをいう。
- 水→容器→自吸用ホース→高圧洗浄機
オーソドックスな例だと、バケツに水を入れる。そこに自吸用ホースを入れる。自吸用ホースを高圧洗浄機に繋いで使う方法。
これなら水道から遠い場所でもホースの長さを気にせずに作業できることになる。
果たして思惑通りになったのだろか。
バケツの中の水が無くなる時間は?
いきなりだけど結論から。
とにかく、あっという間にバケツの中の水は減ってしまう。
試しに時間を測ってみよう。
バケツのふちまでたっぷり水を入れて。
ケルヒャー本体が水を吸い上げなくなるまで使用。
スマホの時計アプリでタイムを計測した結果。
3:17秒で水は無くなった。雑用でロスタイムがあったので実際は3分ほどだと思う。
3分って本当にあっという間。はっきり言って使えない。
「買って失敗した」と思ったのが正直な感想だ。でも対処法はあった。
自吸用ホースと散水ホースでバケツリレー
自吸用ホースを買ってしまったので、意地でも今回は使い倒すことにした。
その方法は、水道から散水ホース(庭に水をまいたり洗車するときに使う)でバケツに水を入れながら、バケツから自吸ホースを使ってケルヒャーを使う方法。
画像を見れば一目瞭然。
つまりバケツを中継として使う。
ところがこれが結構シビア。
というのも、散水ホースから出る水の量と、自吸ホースから水を汲み上げる水量のバランス調整が難しい。
散水ホース(水道)から水の量が多いと、バケツの水は溢れてしまい、少ないとケルヒャーは止まってしまう。
でも使う内にちょうどいい頃合いが分かってくる。
ちなみに水道から出す水量を若干多めにした方が効率がいい。
というのも、水が無くなったことに気づかずにケルヒャーを使っていると止まってしまう。
そしてここからが厄介。
この状態で止まっていまうと本体に空気が入ってしまう。するとエア抜きをする必要になり作業が一時中断。これは凄くストレス。
ちなみにエア抜きの方法は、ジェットノズルを外して、トリガーを引き、水が一定量でるまで水を出し続ける。
わたしは当初、何度もこの作業をやった。本当に面倒だ。
全く持って自吸ホースは使えない。
ケルヒャーは市販の散水ホースも使用可能
ケルヒャーは市販の散水ホースを繋いで使うことが可能だった。これは後で知ったこと。こんなバケツリレーをする必要はなかった。
もちろん、わたしは散水ホースを持っているので、ケルヒャー本体と散水ホースとを連結すれば使用可。
もうホースは古く買い時なので、ケルヒャー本体と水道からのホースとを脱着しやすくできる接続アダプターも合わせて買うつもりだ。
石張り15年の汚れとケルヒャーK2の洗浄力について
今回わたしがケルヒャーを購入した理由は、家の周りの犬走りや駐車場の石張りやコンクリートの床や塀を綺麗にするため。
実際に使ってみた感想は、綺麗にするためには、かなりの時間と労力がかかることだ。
さっと流しただけでは綺麗にはならない。
でも、一点を集中的に水を当て続ければ汚れは落ちやすくはなる。
最終的に編み出した方法は、とにかくゆっくりとイモムシがはう様に時間をかけながら、一直線に対象物をなぞること。
水が出るノズルは地面から近い位置(10cmほど)をキープして、ノズルが垂直になる様に持ち、斜めにしないこと。
そして石の汚れの落ち方も様々。
石の種類・よく通過する場所・日照条件・などによって、時間をかけずに汚れが落ちる場所もあれば、超ゆっくりの速度でノズルを至近距離にして放水が必要な場所と様々だった。
この方法でやってみた結果、畳4枚の面積を綺麗にできた所要時間は3時間ほど。
場所によっては車1台半の範囲を半日ほどかけて洗浄したことも。
ずっと下を向いての作業なので、とにかく首が痛い。
それでも新品には戻らない。
そうはいっても、15年分の汚れが落ちた石は、当時を取り戻し見事復活を遂げた。
新築当時のあの光景を思い出してしまい本当に感動した。
個人的には超満足なほどに石は蘇ってくれた。
今回購入したK2はケルヒャーでは最下位のモデルなので、水圧も低く汚れは落ちにくいのだろう。
もしわたしの様な苦労をしたくなく、時短で作業を済ませたい人にK2はおすすめしない。
そして高いグレードなら圧力も上がるので、汚れは落ちやすいから、同じ水量でも、広範囲を洗浄できると期待が膨らんだ。
おわりに
庭が新築当時の様な綺麗さを取り戻すと同時に、家について関心がフォーカスされ心機一転する。
高圧洗浄機で試したい場所も色々と浮かんできたので、これから楽しみが増えた。
せっかく人生をかけて手に入れたマイホーム。大事にしていこうと思う。
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