挿し木から育てたシルバープリペットの苗木を地植えして3年目。
過去の気付きから早めに樹の調整です。
ビフォーアフターで成長を比較
挿し木したシルバープリペットの苗を地植えして3年経ちました。
まずはビフォーアフターを。
▼ビフォー(2018/5/)
▼アフター(2021/9/)
だいぶ大きくなりましたね。
葉は生い茂りましたが、実は枝の太さはまだ細いんです。
このまま放って置くと後が面倒。
その理由を紹介します。
枝は太くなり密集する
先ずは地植えから13年経過した親シルバープリペットを見てください。
枝が入り組んで年々太くなっています。
実はこれでも一度、大胆に幹化した枝の先端を詰めています。
メリットをいくつかあげると、
- 木の高さが低くなる=枝葉の数が減る
- 常に若い枝が生える=切るのが楽
- 鮮やかな葉を楽しめる
- 樹の幅を抑えられる=境界線問題
などがメリットです。
樹の高さを低くするため、支流となる枝を3本残し、枝先を詰めました。
あれから3年経過。詰めた枝先からまた芽吹き、太く成りつつある。
なのでまた余計な枝をカット。
樹の外側に密集した細かい枝によって葉はびっしりでした。
枝葉を切ると中身はスカスカです。
支流として残した枝の太さは10cm以上。
幹の最下部の太さは15cmにも達しています。
こうなるとノコギリ作業ではハードルが上がりそう。
チェーンソーの出番。
そんな理由です。
枝は細いうちに切れば管理が楽
替わりまして、こちらは挿し木3年目のシルバープリペット。
支流として残す枝数を減らせば将来管理が楽になる。
つまり、まだ苗木が小さなうちに支流とする枝を数本決める。それ以外はカット。
そうすれば、
- 細かい枝の密を避けられて
- 太くなった枝を数年後に切る手間を省ける
- 害虫の住処を与えない
などのメリットがあるのです。
では、挿し木苗の枝を切り落とすことにします。
もし枝の選別に失敗したと思ったら、
生えてきた枝を育て、残した枝を切れば済むことです。
まだ2cm程度だし、枝も柔らかいのでノコギリで簡単に切れました。
他の15本も同じ様にカット。
枝をばっさり切っても葉はまた生い茂るので心配無用です。
この記事を書く今現在は9月下旬。
葉はほぼなくなってしまい、目隠しとして生け垣の意味がありません。
でも10年に一度の更新剪定と割り切ってみる。
繰り返しますが、
生えてくる枝が細いうちにまた剪定すれば、ノコギリで切るのが楽になるでしょう。
樹がスカスカの期間を短くしたい人
わたしは秋に剪定しましたが、
樹がスカスカなのが嫌な人は、春になる前辺りに切るといいでしょう。
成長が止まる寒い時期とちがって、暖かくなれば成長は早いですからね。
シルバープリペットはいつ剪定しても負けない丈夫な樹です。
おわりに
はっきり言って、生け垣の管理は面倒です。
けど年に何度もある作業ではありません。
剪定した後の未来を思い描き、楽しんでやってみるといいですよ。
コメント