- もう草刈りやりたくない
- 庭管理で好きなことが出来ない
- 老後の体力が心配だ
そんな50歳のわたしは「管理が楽な庭造り」の一環として、生け垣の周辺に、高価な防草シートを貼ることにした。
この記事の内容は、
- 防草シートを貼る前に必要なこと
- 準備〜施工
- シートの長さが足りない件
などをお伝えします。
出来るだけ草が生えない仕様に庭を変えていきたい。
防草シートは貼る前の下準備が大事
プロ使用の防草シートを貼るに当たって大事なことがある。
それは、シートをピンで土にシッカリと止めること。
そして、ピンが土にしっかり刺さるためには、土が硬い状態なのが必須。
なのでシートを貼る下準備として、土をしっかりギュッと転圧することをわたしは強く推奨する。
もしピンが上手く刺さってないと、シートが浮いたり、ズレたり、めくれたり、隙間ができてしまう。
そこに雑草の種が落ちれば生えてしまったり、近くの雑草の根が伸びてきしまう。
防草シートの性能を100%引き出すには、ピンが土にしっかり止まっていることが肝心なのだ。
そんなわけで、先ずはシートを貼る場所の地盤が硬いかどうか?を調査することが最初の一歩となる。
防草シートを貼るBefore
まずは草むしりから。これが最後の草むしりになる予定。
伸びた芝生をカット
今回シートを貼るエリアに芝生が侵入してたので、カットすることに。
購入した状態で芝は全く切れなかったので、先をサンダーで削って尖らせている。
体重を乗せると、バリバリ音を出して根は切れた。あると便利だ。
シート外周になる部分の地面を転圧
次に、シートを貼った状態をイメージして、ピンを打つ場所の土を転圧しよう。
体重をのせて土を転圧
我が家に転圧機は無いので足を使うことに。
踵(かかと)に全体重を乗せて、一歩一歩、土を押して歩いた。
土はフワフワしていたので、体の重さで思った以上に地面が沈下した。
もし転圧しない状態でピンを打っても刺さることはなかった思う。
転圧して凹んだ部分に土を盛ってから再度、転圧。
次に、土を平らに均す。
プランテックスを貼る条件として、「周囲の壁や基礎などに対してシートを50~100mm立ち上げる」ことを推奨している。
今回の場合、隣との境界部分のコンクリート基礎と、浄化槽のコンクリート部分がそれに該当する。
わたしは生け垣が植わっている都合などから、砂利を敷くつもりはないので、そこまで立ち上げずに施工した。
もしシートの上に砂利を敷く人は、周囲と同じ高さ(ツライチ)になるように、逆算して土を掘った方がいい。
水をまいて「雨降って地固まる」方式
土は水を吸うことで密度が増す。雨降って地固まる方式を使えば土を転圧できる。
あとは、土がしっかり乾燥するまで待ってから、次の作業に入ることにしよう。
今回は真夏だったので、水をまいて3日後の朝に土は乾燥してくれた。
ちなみに、以前植えていたレッドロビンの切り株をノコギリで更に詰めた。
防草シートを貼ってみよう
プランテックスは店舗よりもネットが安かった
今回わたしはネットでポチった。理由は、最寄りのホームセンターにブラウン色が無いのと、値段が安かったから。
シート1m✕30m。ピン&ワッシャー50セット。
プランテックスは砂利下用という業者もいる
「プランテックスは一般家庭用で、砂利の下に敷くタイプ」と謳う業者もいる。それとは反対に「どちらも違いはない」というサイトもあった。
あとは、プランテックス(旧ザバーン)と言われていて、ザバーンとプランテックスとの差は「色が違うだけ」など。
画像を見ての通り、ザバーンと同じ「デュポン」と表記されている。
グリーンも悪くはないけど、個人宅なのでビジュアル的に茶色がいいかなぁと。
そしてブラウン色の耐久性についての情報発信も兼ねて、試験的に施工してみよう。
長さを決めてカットする
シートを半分に折り曲げて癖をつけてから開くと真っ直ぐに切れやすい。
新品のハサミを使ったら、チョキチョキしなくてもスイスイ切れた。
わたしの場合は、生け垣を挟むようにシートを貼りたい。
ところが、シートを貼る場所の幅(1m15cm)に対して、シートの幅(1m)が足りない。
シートは重ねて貼りたいので、あと30cmは必要だったかな。
足りない面積をどうするか?色々と迷ったが、ある方法を思いついたので、シートを半分に別けた2枚を使うとにした。
ゴムハンマーは百均で十分だった
ピンを打つ際に使うゴムハンマーは100円ショップ(DAISO)の物で全然OK。
ホームセンターで買うつもりがネットで知って変更。持続的な耐久性については、まだ未知数。
防草シートの端にピンを打ち込む
シートの端に折り目をつけてピンを打つ
いいか悪いかは別として、わたしが施工したこと。
- 最初にピンを打った位置はシートの中心。徐々に両外側に打って行く
- 角に折り目をつけて数センチ立ち上げる
- ピンを打つ間隔は約1m(※翌日50cmおきにピンを追加済)
接着剤も買ってきたけど、長さが足りないので使わなかった。
余談だけど壁に当たる部分について。ワッシャーは丸じゃなく、半月型の方がシートがシワになりにくいと思った。
ピン・ワッシャーについて
ワッシャーはゴム製なので柔らかい。
デフォルトでは穴は開いてない。
ピンの長さは約15cm。先端が尖っていて危険なので扱いに注意。
ワッシャーの2つある窪みにピンを刺す仕組み。
角の部分の理想的なシートの折り方は分からない。ハサミで切れ込む技もありそう。
防草シート(プランテックス)を貼り終えて
まだ完成じゃないけど、一段落。
まず重要だと思ったのは、繰り返すけど地盤が硬いこと。
事前に地面をしっかり固めて置いたお陰で、ピンをゴムハンマーで打つ際に、材木に釘を打つかの様な力が必要ほどの強度となっていた。
そしてシートの長い面の両端の一部がうまく刺さらなかった。理由は土がしっかり転圧しきれてなかったから。
それと、シートを貼る3日前に、急遽、植えてあった植栽を掘り出したものの、根がまだ残っていたせいで、地盤が弱かったことだ。
上の画像は、平らじゃない場所にシートを貼ったもの。シートは硬いので、平地じゃないとボコっと膨らんでしまう性質がある。
生け垣の隣のエリアもシートを貼る予定なので、一部、まだピンは打ってない。
画像手前に打ったピンを一度引き抜いて、もう一度、土をしっかり転圧するつもり。ゆるい所もあったので。
ピンを打つ間隔を追加
付属された取説によると、シート外周についてピンを打つ間隔は50cm。
わたしは最初約1mごとにピンを打った。でも翌日になって50cm間隔にピンを追加した。
ここはケチらずに、しっかりシートを止めていこう。
生け垣直下の防草シートの長さが足りない件
なぜ生け垣の部分の地面をむき出しにする方法を選んだのか?の理由は、
生け垣は、まだ子供の成長期だから定期的に追肥が必要なのでは?という問い。
もし地面を全部塞いでしまったら追肥できなくなってしまう。
でもこのままじゃ、雑草は生えてしまうよね。
そこで考えたのは、地面を腐葉土で覆ってしまうこと。
つまりマルチング効果によって、雑草は生えにくくり、地温を一定に保つことも可能。
生け垣が大人になったら、地面の露出部をシートと専用のテープで塞げばいいかと。
実際に腐葉土を使ってみて
思いの外、腐葉土の量を使うことになった。
今回は45リットルの腐葉土の半分を消費している。
そして隙間があるということは、完全に光を遮らない状態なので、地中をつたって根を伸ばす系の雑草には無防備。
やはりシートを貼ないと意味がないと思った。
とりあえずこのまま様子を見守っていくことにしよう。
余ったスペースに新たに苗を植えた
腐葉土をたっぷり敷き詰める前に、挿し木から育てたボックスウッドの苗を、余ったスペースに植えてみた。(画像中、手前の小さな苗)
おわりに
今回初めてプロ使用の防草シートを貼ってみたが、かなりアバウトな仕上がりになったと思う。
そして下手なりに何とかなった。
事前に頭の中でシミュレーションするよりも、実際にやってみた方が色々分かるので、まずは動いてみよう。
そうはいっても、地盤を固くしてからチャレンジした方が無難だ。
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