自分がミスをした時の対処によっても、今後の生き方が変わります。
特に「真面目な人」や、「人に助けられたくない思考」の人は、他人の手助けを煙たがる傾向にあるものです。
”自分がミスをして上司が穏便に処理しそうな時、どうすべきか?”について、それぞれのメリット・デメリットを書いてみました。
そろそろ気持ちを切り替えて、楽に生きてみる
ひょっとしたらあたなは周りの人から”マジメ過ぎ”と、日頃から言われ続けてる人じゃないでしょうか?
そしてそのマジメさによって、上手くいかないことが増えて、行き詰まり、
- 自分の考えは本当に正しいのだろうか・・
- もっとラフに生きた方がよいのだろうか・・
- 時には相手のいたらない部分を受けれて、一緒にバカやズルをやるべきなのか・・
- 人の失敗に寛大になるべきなのか・・
- いや、そんなことは無い
- 正しく生きることは自分にも相手のためにもなるはずだ
- ・・・
てな具合に、自問自答してはいませんか?
このテーマは本当に深いです。正解は無いとわたしは思っています。
ただ、冒頭にも書きましたが、自分から「助けて!」と頼んだのではなく、上司が”かって出た件”だとしたら、ちょっと考えてみる意味はありそうです。
そして、いままでそのマジメ思考で上手くいかないとしたら、
- その考え方自体が間違っている
- そのマジメ思考があなたのいるべき環境では無い
- その環境に適してない(そこを去る後押し)
- その件があなたを変えるために起きている
- そのマジメさが本物かを試されている
と考えられそうです。
で、いままでのやり方で上手くいかなかったなら今度は、その自分のマジメさを手放してみるのはどうでしょう。
え?いままでの真面目イメージを捨てろってことですか?ブランディングし続けて来た自分を変えろってこと?と思うことでしょう。
ちょっとスピリチュアルではありますが、上手く行かないのは、”何かのお知らせ”と考えて、相手の行為を素直に受け入れてみるのも自分を変える1つの手です。
ちなみに心理学では、
- 人は助けた相手を好きになる
- 自分の弱い部分を見せる人に好感をもつ
ことが、被験者をつかった実験で確認済みです。
もしかしたら、その真面目さゆえに、チョットした失敗ですら、かばってもらえなかったりしませんでしたか?
そうなると、余計に強がってしまうものです。意固地になり、「自分は正しくあろう!」と頭でっかちになりがちです。そんなあなたを知って助けてくれたのかも知れませんよ?
少し前フリが長かったですが、わたしなりにメリット・デメリットを書いてみました。
自体を穏便(おんびん)にしてもらうメリット
やらかした失敗をおんびんに対処してもらうのを言い換えると、”無かったことにしてもらう”のと同じです。それは、会社からのペナルティが無いということ。
- 体裁(停職・解雇・人事異動・昇進に影響)
- 金銭的制裁(給料・ボーナスなど一部カット・昇給無し・賠償金)
大きく分けると、自分の会社での立場とお金の2点が関わってくるかと思います。
もし、あなたが失敗つづきの中に、また”やらかした”のなら、ごめんなさいでは済まされない可能性もあったりします。
けど、あなたを助ける行動に出るのは、”あなたに助けるだけの価値があり、その助ける側の人にも何らかのメリットがあるから”なのが一般的。
本来まじめな自分としては、他人に貸しを作りたがらないことでしょう。だって、後でデカイ面されたくないし、肩身のせまい生き方をするのが嫌だからですよね?
実はわたしも同じタイプ。いつも自から失敗を開示して堂々としています。けど最近は「本当にこんな生き方をして幸せなのだろうか。これが正解なの?」と迷える子羊中・・
自体を穏便(おんびん)にしてもらうデメリット
穏便と書きました。けど言い換えれば不祥事隠し。
さっきも書きましたけど、あなたとしては上司に借りができたと同時に、上司としてはあなたに貸しを作った状況になっています。
人は他人に何かしてもらうと、「その何倍かを返さなくてはならない」と思う様に出来ています。特に日本人はお返し文化が根付いているので、何も返さずには居られません。
「ありがとう」の気持ちもありますが、「対等な関係にもどりたい」や「早く楽になりたい」や「負けた」気になる心理もあるのではないでしょうか?
そうなると、助けてくれたその相手に頭が上がらない思考になってしまう。逆に言えば、”相手の言いなりになる状況でもある”のです。
もちろん、「自分から助けてくれ」とお願いした訳では無いのなら、相手の勝手です。けど、中々そうはいきませんよね?マジメなだけに、余計にチャンとしたいと思うはず。
そうなると、自分の意志よりも、助けてくれた相手を優先しなくてはならなくなる。利用される可能性もある。つまり「断りづらい関係になる」ってこと。
ただ、これは自分の妄想なケースもるし、そもそも相手としても「助けてあげたかっただけ」かも知れません。
そして、自分と上司以外の人が居て、「ここだけの話しだよ。ハイこの件は終わり!」と釘を刺すこもあることでしょう。
例え内密に処理してもらったとしてもそれは事実。”人の口に戸は立てられない”の言葉がある様に、その件はいつかバレます。
そして、もしかしたら第三者も助けてくれた上司と同じく、あなたを利用するかも知れません。
その件が後で表沙汰(おもてざた)になった時、「自分の首をしめることになるのか?」をよーく考えてみましょうよ。
もし、それが犯罪の隠ぺいだとしたら、それこそ最大のデメリット。そんなことを考えながらビクビクしていては生きた心地はしないはですよね。
正当な対処のメリット
正当な対処とは、やらかしてしまった自分がその責任をきちっと果たすことです。
たとえば、会社の車で事故を起こしてしまい、警察とか呼ばすに当事者同士で示談。その仲介を上司がやってくれた場合。
会社が相手の損害を負担して、事故を起こした社員本人も会社から何らかのペナルティを受けることです。
普通は自動車保険とかつかうと思いますが、再発防止も兼ねて「先日こんなことがありました」などの報告や社内通達などの制裁はあるもの。
そうなると、「あれは○○部署の○○さんなんだって!」と、うわさになり、さらし者になるのも受け入れると言うこと。
けど、長い目で見るとどうなのでしょうね。実は正当な対処とはメリットとデメリットが表裏一体でもあるのです。
何らかの処分やペナルティを受け、しかも公(おおやけ)にさらされるのは確かに嫌な出来事です。
とは言え、弱い立場でいることは間違えないでしょう。本人次第ではありますが、マジメ君ならきっとそう思うのでは?
しかも仮に、他の誰かが故意に不正をしていたとしても、何も言えなくなってしまうこともありそうです。「お前はどうだったの?」と言い返されることもありそうです。
そして正当な対処の最大のメリットは、人が一番大事にすべき”信頼・信用”を維持・勝ち取ることが出来ること。
つまり、やらかしたその時期は辛いかも知れませんが、正々堂々と生きることが出来るのです。
こう書いてしまうと、やっぱり正直がイイと思ってしまいそうですが、いままで真面目を貫いて来た人です。たまに折れるのも人情味があってイイ。
コレを期に、なぜミスが続くのか?今後どうしたらミスをしない様になるのか?をしっかりと考えて、それを実践して行くことで、恩返してみる生き方も有りではないでしょうか。
これはわたし自信にも言えることなので、こうして文字にすることで、しっかりとインプットして置きましたよ。
おわりに
「一度言ってしまったから」とか「今までの自分を変えたくない」などはある意味執着の1つです。
もし”自分にも反省点があって、どうにかしたい”と悩んでいるのなら自分を変えるチャンスです。イイ機会ではないでしょうか?
「人生はいつからでもやり直せる」とポジティブに考えてみてはどうでしょう。
It’s never too late to start(始めるのに遅すぎることなんかない)です。
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