手元にお金が無いとき、子供へのプレゼントを渡すのってキツイですよね。
でも何もしないのは、ちょっと寂しいです。
相手はもう学生じゃない半社会人。でも20歳までは未成年。
何か渡したいと想うけど、何がいいのか分からない。
子供が幼いころは、何が欲しいのか分かるけど、年頃になるとハッキリしなかったりします。
「喜んでくれるかも」そう思って買ったプレゼント。要らなかったらお互い辛いです。
ちょっとさみしいけれど、そんな時は現金がイイんじゃないでしょうか。
金欠パパは今こそお金の価値を最大化するべきです。
年齢が上がるとお金の価値は下がる
わたしは娘が高校生になってから、誕生日プレゼントにお金を渡すようになりました。
なぜかと言うと、娘本人が好きな物や事につかって欲しいと考えたから。
娘が本当に欲しいものもは値段は高く、お年玉などを貯金してると聞いたから、その足しになればと思ったんです。
そして娘は高校を卒業し、無事進学。
もう半分大人。選挙権もある。その気になれば結婚もできるお年頃。
そもそも『プレゼントを贈るのって、どうなんだろう・・』ふと思ったんです。
お金じゃなく、美味しいものを食べに行くとか、ちょっと豪華な家飯とかでもイイ感じもする。
そして今年娘は人生初のアルバイトを始めました。
もう少ない金額で娘の気持ちを満足させるのは難しいとも思えるし、
実際働いてみて、1万円の価値が身にしみたはずだし、
わたしが渡したその1万は、バイト代の何時間分、何日分をワープ出来たはず。
コツコツ積み上げた中での1万はボーナス感覚になるかも知れません。
それとは逆に、1万もらうことでバイトがバカバカしくなって、
バイト代をもたった時にガッカリさせてしまうことも考えました。
そうなると、簡単に稼げる何か、悪知恵、人を頼る癖、無駄遣いを覚えるキッカケを与えたえることいも成りかねない。
とはいえ、ただ1つ言えるのは、
娘が働き出せば、この「1万円!」と言う驚きの価値は下がるのは間違いない。
だったらこれは父として、「まだギリギリ子供である娘に親だからできる機会になるのでは?」そう考えました。
言う人が言えばバカ親なのかも知れないが、メリットはあったのです。
経験は『先送り』でなく『前送り』に
娘とては、欲しい物、やりたいこと、行きたい場所はあるはずで、
- いま欲しい物を持つことに価値がある
- いまやるから価値がある
- いま行くからこそ価値がある
それなのに、欲しい物、やりたいこと、行きたい場所は後にして、
就職したら・・、結婚したら・・、子供が大きくなったら・・、老後になってから・・、
それはただ幸せを先送りにして、いまを生きてな状態ともいえます。
バイト代を待つんじゃなく、その1万で、少しでも未来を先取りすれば、やりたいことをたくさん出来るとも考えました。
今を先送りにするよりもイイ。
たかが1万円されど一万円。娘は何に使うのか、それとも使わないのかは分かりません。
学校では教えてはくれない大切なお勉強。少しでも早いことに越したことはないですよね。
お金だけでは寂しい。あるだけ使ってみた
わたしのこのときのへそくり事情は、
どうしても必要になる資金と、当てもなく貯めていたお金がありました。
1万円渡そう!でも当てもなく貯めていた封筒の中に8000円しかありません。
5年前は常に10万くらいはあったのに、あれよあれよと酒代に消えました。
なので、必要資金から二千円取り出し、八千円と足して1万円に、
「これでイイ」とはどうしても思えずに、小さめのデコレーションケーキも追加。
しかも「どうせなら潔く全部使っちゃおう!」と、いつもより豪華バージョンをチョイス。
これで本当に使えるお金は、次のお小遣いまでおあずけです。
それでもメリットはありました。
1万円を手放したメリット
自分のためにお金を使うより家族に使うと、何より『いいことした』感が半端なかったです。
しかも「背水の陣(もう後が無い状態)」的な、へそくりからの出費はかなりの痛手。
実際1万を渡す前、1万が入った封筒とにらめっこ。
どうしようか正直迷ったけど、渡して本当によかったです。
もし渡すのをためらって、我欲のはけ口に使ってたとしたらどんな気持ちになったのか。
自分が惨めな気持ちにならないですみましたよ。
ちなみに、お金を無くすことによって、断酒せざるを得ない状況になったので、お酒を買わずにすんでいます。
おわりに
子供の誕生日にお金を渡すのは賛否両論ありますが、
お金の価値は、もらう相手の背景で変わってしまう。
少ない金額で喜んでくれるうちが華。
お金をプレゼント代わりにするのも悪くないと思いましたよ。(T_T)
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