境界線がハッキリしない土地に生えた雑木は誰が管理するべきか

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青地に生えた樹を切る

自分の敷地のすぐ隣の土地から生えた雑木がじゃま。

でもその場所は誰の土地なのか?よく分からないことがある。

そんな場合、そこに生えた木を、どうすればいいのだろう。

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隣接する土地が「青地」の場合「あなたの土地」だと思われていることも

自分の敷地と隣との境界の証明として、地面に「境界杭」が打ち込んであれば、どこまでが自分の土地なのか?がはっきりしている。

とくに住宅分譲地のように、自分の敷地がコンクリートの基礎で囲まれていると分かりやすい。ところが曖昧になっているケースもまだ存在する。

そして土地にはそれぞれ「地目」と呼ばれ、田・畑・宅地など、全部で23種類もあるらしい。

その中で国が所有する地目の1つが「青地」だ。青地とは、農業振興地域内農用地区域内農地のこと。

簡単にいうと、「農業をする人たちのための共有エリア」になる。自分の畑まで行くために青地を通ったり、農作業の合間に、道具を青地に置いたりなどの共有物。

そして「青地の地下に水道を通したりできる様に確保してある」「青地は真っ直ぐなもの」そんな言葉をわたしは測量士の人から直接聞いたことがあった。

実はわたしが所有する土地の一部が青地と隣接している。今現在「わたしの敷地」と「青地」と「お隣さん」3つの境界が曖昧な状態の中、丁度その辺りに雑木が生い茂っていた。

この事情を知らない第三者から見れば、わたしの敷地だと思われている可能性がある。でも境界線を区切る杭が打たれてないので何ともいえない状況だ。

もし青地なら行政が管理下なので行政にお願いするのだろう。しかしながら、わたしが何らかの行動をしないかぎり、この雑木は毎年成長し、枝は生い茂りボサボサで見苦しい。

この雑木に財産的価値や伐採の許可を取る必要もなさそうなので、今回、思い切って処分することにした。

よく切れるノコギリと除草剤で根絶やしにする

今回も前回同様、よく切れるノコギリと根まで枯らせる除草剤をつかって樹を元から絶つことにしょう。

今回処分するのは画像手前に生えている木。奥の木は、昔の農地で境界の目印として植えられていた「ウツギ」。これもボサボサに伸びて始末にならない。こちらはまだ手をつけないでおこう。

このツルギカーブというノコギリはよく切れる。時間を計ってないけど数秒。あっという間。強い力も必要ないので重宝している。

前回は電動ドリルで切り口に穴を開けてから、穴の中にランドアップを流し込む方法で樹を枯らした。

ところがドリルは古くバッテリーを充電する必要があることにプラスして、すぐにバッテリー切れを起こしてしまう。

なので今回は、切った樹の断面に十字の切り込みを入れ。ハンマーでマイナスドライバーを打ち付け、グリグリと穴を開け。そこにランウドアップを流し込んだ。

ちなみに、もし刺したドライバーが手で抜けなくなったときはハンマーの釘抜きが使える。

このまま放置するだけで樹は枯れるはず。

成長した生垣を地面から楽に掘り出すための準備

樹の伐採(ばっさい)根絶やしは冬がいい

この青地に生えている雑木。名前は知らないが、以前、この木が活動する暖かい時期に一度、伐採しようと挑戦したことがあった。

いざ樹の幹に切り込みを入れると断面はネバネバしてノコギリにこびりつく始末。しかも成長期なので枝葉はボサボサで、木に近づくのも困難な状態でもあった。

それより何より、安価なノコギリを使ったので、労力と時間をかけた割りに全く歯が立たなく諦めた経緯がある。

この記事を書く今現在は1月上旬の冬真っ只中。あれほど生い茂っていた木も、枝がどこにあるのか分かりやすく、枝の水分も減っているので、とても切りやすかった。なので樹を切るのなら、よく切れるノコギリと冬がお勧めです。

おわりに

木は大きくなる前に手を打とう。

▼二階の屋根まで育った庭木をノコギリ1本で伐採した話。

大きく成り過ぎた庭木を『のこぎり1本』で切り倒した〜チェーンソーは不要

▼生垣剪定と隣との関わりについて。

境界線ギリ生垣の剪定にあいさつは必要?隣は民家じゃないケース
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